血液検査でコレステロールが低い時にすべきこと
2017/10/10
ほとんどの方は血液検査というものを受けたことがあると思います。
血液検査をするとコレステロール値というものがわかりますね。
一般に、コレステロール値が高いと、不健康な人という扱いを受け、医師にあれこれ指導されることがあります。
一方で、コレステロール値が低いと、健康な人という扱いを受けます。本当にこれでよいのでしょうか?
実はコレステロール値が低い人であっても、病気になっている場合や病気になるリスクを抱えている場合があるのです。
ここでは、コレステロール値が低い時に考えるべきことについてご説明していきます。
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目次
血液検査でLDLコレステロール値が低い時に注意したいこと
LDLコレステロール値が低い場合
LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)値が低すぎる時に注意したいのは何よりも栄養不足です。
LDLコレステロール値が低いということは、動物性たんぱく質の摂取が極端に少ないということになります。
LDLコレステロール値が低すぎると、がんや心筋梗塞に罹患してしまう可能性が高くなります。バランスよく栄養が摂取できているかを確認してみましょう。
LDLコレステロール値が極端に低い場合
LDLコレステロール値が極端に低い場合、肝臓と甲状腺の精密検査をした方がよいでしょう。
LDLコレステロール値が低すぎると、甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで体全体の新陳代謝が異常に高まる病気)に罹患していることが考えられます。
脂肪代謝が異常に高まれば低コレステロールになるので注意してください。
また、LDLコレステロールが極端に低いということは、肝臓で作られたコレステロールを体内に運ぶ運搬役が少ないということになります。
せっかく作られたコレステロールが体に行き届かず、健康被害が出てきてしまいますので、これにも注意してください。
血液検査でHDLコレステロールが低い時に注意したいこと
HDLコレステロールの役割
肝臓では体内で作られるコレステロールの60〜70%が作られています。
LDLコレステロールは、このコレステロールを肝臓から体全体に運搬する働きがあり、一方で、HDLコレステロールはその余剰分を回収し肝臓に戻してくれる働きがあります。
HDLコレステロール値が低い場合
HDLコレステロール値が低いと、コレステロールの余剰分の回収が間に合わず、体内のコレステロールが増えていくことになります。
そして、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす可能性が高まっていきます。
また、HDLコレステロール値が低いと、当然ながら、総コレステロール値も低くなります。
そうなれば、コレステロールが本来の役割(細胞膜の構成、副腎皮質ホルモンや胆汁酸の原料)を果たしにくくなり、神経系の機能が低下する、血管がもろくなる、記憶力が低下する、といったことにもつながってきます。
HDLコレステロール値が低くなる原因
善玉コレステロール値が低くなる原因としては、バランスの悪い食生活、喫煙、運動不足などが考えられます。
気になる方は注意してください。
女性の方がコレステロール値が低くなりやすい?
過剰なダイエットはNG
「スリムになりたい」「綺麗になりたい」とダイエットに励む女性は多いですね。
もちろんそれ自体は悪いことではないですが、無理な食事制限によるダイエットや、偏った食生活によるダイエットは、コレステロールの極端な減少につながるので注意が必要です。
良かれと思って、ほとんど何も食べないで過ごす方や、野菜だけを食べる方がいますが、これは知らず知らずにコレステロールを減少させ、健康リスクを増大させている場合があります。
コレステロール値を安定させるためにはやはりバランスの良い食生活
コレステロール値を安定させるためには、バランスの良い食生活が欠かせません。
おすすめは、ミネラルがたくさん含まれている海藻類、ビタミンがたくさん含まれている緑黄色野菜、効果的にカルシウムをとることができる乳製品、良質なタンパク質が含まれている卵などです。
血液検査でコレステロール値が低いのに指摘されないのは何故?
日本の病院では、血圧の高い人に対して厳しい指導をしますが、血圧の低い人への指導はありません。
同様に、コレステロール値が高い人に対しては力を入れて指導しますが、コレステロール値の低い人への指導はありません。
日本の多くの医師の間には、「コレステロール値が低くても大した健康上の問題は起こらない」という認識があるようです。
確かに、体内のコレステロールが減少してきたからといって、すぐに命の危機につながるようなことはありません。
しかし、その状態が続けば、ホルモンバランスが乱れてくる、細胞膜の働きが悪くなってくる、血管が硬くなってくるなど、健康に関わる様々な問題が引き起こされていきます。
このようなことを踏まえ、コレステロール値が高い場合だけでなく、低い場合においても、十分な注意と対策を行うようにしましょう。
総コレステロールが低い場合は精密検査を受けよう
血液検査で、総コレステロール値が低かった場合はどうすれば良いのでしょうか?
総コレステロール値が低いこと以外に、何か気になる不調があるのであれば、病院に出向いて精密検査を受けるようにしましょう。
異常が見つかればそのまま対応してもらえばよいですし、何も異常がなくてもそれで安心して生活できるようになるでしょう。
ただ、総コレステロール値が低い場合、普段の食生活を見直すだけで正常値に戻せることもあるようです。
コンビニ食・ファーストフード・加工食品など偏った食生活をしている方や食べ過ぎてしまう傾向のある方は食生活を見直すようにしてください。
これに加えて、生活のリズムを整えたり、ランニングやサイクリングといった有酸素運動を生活に取り入れてみるもよいと思います。