肝機能の血液検査前の食事の注意点と肝機能改善方法
肝機能を検査する方法の1つとして血液検査を実施します。
健康診断などで経験があるかもしれませんが、検査内容によっては前日から食事を抜いて行う場合もありますよね。
肝機能の検査の時にはm食事に関しての注意点があるのでしょうか。
また、血液検査で肝機能の数値がよくなかった場合には、改善策はあるのでしょうか。
今回は、血液検査で肝機能検査を行う時の食事に関する注意点と肝機能改善方法についてお伝えします。
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目次
血液検査で肝機能を検査する前の食事の注意点
肝機能の血液検査を先日行ったのですが、まさかの即入院レベルの数値結果になってしまいました。
でも、その時の検査は突然行うことになったので、直前のお昼に焼肉バイキングを食べていたのです。
血液検査を行う時には前夜から絶食する、といったことをよく聞くので、悪い結果が出たのは、この焼肉バイキングの影響ではないかと気になりました。
そのことを医師に伝えたところ、2週間後に再検査することになりました。
次回は正しい検査結果を確認したいと思っていますが、前日の夜から飲食はやめた方が良いでしょうか?
医師からは特に指示がなかったので、どうしたものか迷っています。
逆に、医師から指示は無かったのに飲食をしなかった事で、一時的に正常な結果がでてしまい、実は異常があったのに見落としてしまうのも困ります。
再検査のお話が出た時に医師に確認すればよかったのですが・・・。
今回も普段通りの食事をしても良いのでしょうか?
血液検査で肝機能を検査する場合、食事はOK!飲酒はNG!
肝機能検査の場合、検査前の飲酒は確実に影響がでるので、控えてください。
飲酒することにより、検査結果が悪くなることがあります。
その他の食事に関しては大きく変化はしませんので、普段通りの食事で問題ありません。
前回の検査前に焼肉バイキングを召し上がったとの事ですが、それだけで肝機能の数値が悪くなることはまずありません。
焼肉と同時にお酒も召し上がりましたか?もし、飲酒はなくお食事だけとの事でしたら、前回の検査結果も正確な結果の可能性が高いということになります。
検査前に飲食をしない場合、中性脂肪などは良い数値結果がでることもありますが、肝機能に関しては変化ありません。
医師の指示がなかったのも、普段通りの食事で問題ないからだと考えられます。
前回は予想外の検査結果でご心配されたかと思いますが、再検査で、肝機能が一時的に悪くなったのか、慢性化しているのかがわかると思います。
医師の注意を聞き、適切な治療を行ってください。
リパーゼは大事な消化酵素!血液検査で調べる方法と食事の制限
リパーゼにはいくつかの種類があり、タンパクリパーゼ、肝リパーゼ、血清リパーゼなどがあります。
この中の血清リパーゼは膵リパーゼとも呼ばれ、膵臓から分泌される中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する消化酵素の事をいいます。
多くは膵臓に含まれていますが、肝臓、胃、腸にも含まれています。
膵臓の細胞が異常をおこしたり壊されたりすると、血液中のリパーゼの量が増加します。
アミラーゼも同じように増加しますが、リパーゼの方がより強く膵臓に変動を示します。
リパーゼを調べる事は、膵臓の病気を発見するための重要な方法の一つとなっています。
急性膵炎の場合、強い腹痛が起こりリパーゼの値が基準値より大きく上昇します。
慢性膵炎やすい臓がん、膵嚢胞でも上昇しますが、2〜3倍程度となります。
リパーゼの検査方法は、血液を遠心分離機にかけ、血清部分を自動分析器で測定します。
検査に際して特に制限などはなく、飲食も普段通りで問題ありません。
肝機能は食事で影響!血液検査で良い結果を残すなら食生活改善が必要
偏った食事は体に悪影響を与えます。
特に肝臓にとっては大きな負担になります。
体を動かすエネルギー源であるブドウ糖は食事から摂取されますが、規則正しくこれが摂取されない場合、肝臓のグリコーゲンがブドウ糖となりエネルギーとして使用されます。
肝臓が弱っている場合、さらに悪化させる原因となります。
早食いも負担をかける行動のひとつです。
急いで食事をとることにより急速に栄養が取りこまれると、血糖値が急上昇し、すい臓や肝臓も急激に動かなければならなくなります。
肝臓に良い食生活とは、規則正しく栄養バランスのとれた食事をよく噛んで食べることです。
食後は内臓が忙しく働いているので、急な運動もやめましょう。
また、ストレスや睡眠不足も肝機能の低下に直結します。
ストレスを強く感じた時に分泌されるホルモンが血管を収縮させるため、血圧が上昇します。
それにより肝機能にも負担がかかってきます。
ストレスもなるべくため込まないようにし、良質な睡眠をとることが大切です。
血液検査で肝機能の低下が見られた人のための食事・生活改善方法
禁酒・禁煙
可能な限り、お酒はやめた方が良いです。
もし禁酒によってストレスが溜まるのであれば、せめて量を減らしましょう。
また、週に最低二日は肝休日を設けましょう。
ただし、肝機能検査でγ‐GTPが高い場合には、正常値に戻るまで禁酒です。
また、お酒を飲みながらの喫煙は、悪酔いのもととなる酵素(アセトアルデヒド)をつくる原因となり肝臓に負担をかけることになります。
たばこも一緒にやめましょう。
肥満をなくす
肥満の人や、検査結果で中性脂肪が多い人は、肝臓にも脂肪が蓄積し脂肪肝になっている可能性があります。
肥満でない人も肝臓に負担をかけないよう、食事の量は控えめにしましょう。
よけいな薬、食品添加物を避ける
薬を飲むことで、肝臓は薬を分解するために働かなくてはならず、その結果肝臓に負担をかけることになります。
食品添加物を多く含んだ加工食品も同様です。
できるだけ外食を減らし、自然のものを用いて自炊をこころがけましょう。