ウォーキングをしても体重が落ちない人のための効果的な方法

最近、健康志向の高まりを反映してか、ウォーキングをする人が増えているようです。

特に費用もかからず、ケガなどの心配もほとんどなく、誰でも手軽に始めることができます。

そして、運動不足の解消だけでなくダイエットのために大変効果があるのもウォーキングの魅力です。

しかし、中にはウォーキングをしていてもなかなか体重が落ちないという人もいます。

ここでは、効果的なウォーキングの方法を中心にお伝えします。

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ウォーキングで上手に痩せる方法

ダイエットの目的で毎日ウォーキングをしていても、なかなか体重が落ちない、という人がいます。

このような人は、もともとかなりやせ型で体重の少ない人の場合が多いです。

体重が多い人の場合は、ウォーキングをするとすぐに体重が落ちていきます。

特に太っていればいるほど、その効果は大きいとされています。

ウォーキングをすると、たとえ体重があまり落ちなくても、体脂肪率は確実に下がります。

体重の変化がなくても、ヒップが上がる、あるいはウエストにくびれが出てくるなど、見た目がきれいになってきます。

ウォーキングによって筋肉が増えますので、一時的に体重は増加するかもしれませんが、増加した筋肉が脂肪を燃焼して痩せやすい体質になります。

これがウォーキングの最大の効果なのです。

健康のため、そしてスリムな体形を手にするためにも、ぜひウォーキングを続けたいですね。

体重が落ちない人のための正しいウォーキングの方法

１．歩数

一般的に、ダイエット効果を得るために必要な歩数は、１万歩といわれています。

１万歩歩けば300kcalのエネルギーが消費されるとされていますが、歩数だけではなく歩行速度も重要です。

２．歩行速度

１万歩のウォーキングで300kcal消費するためには、100分以内で歩き切る必要があります。

これは、１時間に6㎞歩く速度ですから、かなりの早足で歩くことになります。

つまり、ただゆっくりと１万歩歩いても、あまり効果は得られないのです。

３．歩行時間

ウォーキングで得られるダイエット効果は、有酸素運動であることから得られるものです。

従って、ウォーキングに限らず、痩せるためには少なくとも20分以上は続ける必要があります。

４．歩き方

歩幅は、身長×0.45が理想です。

例えば身長が170㎝の人は、170㎝×0.45＝72㎝となります。

つまり、普通に歩くよりも、すこし大きな歩幅で歩く必要があります。

そして、あごを引いて胸を張って正しい姿勢を意識して歩くことが大切です。

ウォーキングをしても体重が落ちない５つの理由

１．食事の量が増えた

ウォーキングをすることで食欲が増えて、食べる量が多くなってしまっては意味がありません。

食事による摂取カロリーがウォーキングによる消費カロリーを上回れば、当然痩せないですし逆に太ります。

２．１日の運動量の減少

ウォーキングを始めたからといって、日常生活上の他の運動や動きが少なくなると、もちろん１日の全体の消費カロリーも減りますから、ダイエット効果も得られなくなります。

ウォーキングだけでなく、常に体を動かす習慣をつけることが大切です。

３．脂肪燃焼のために必要な栄養の不足

ウォーキングによるダイエット効果を期待するためには、体脂肪を燃焼させなければなりません。

そのために必要なビタミンやミネラルを、積極的に摂取することが重要です。

４．ウォーキングによって生じるストレス

本来、ウォーキングはストレス解消に効果があります。

しかし、無理をして続けると、かえってストレスが溜まり、それによって筋肉が減りやすくなります。

筋肉が減ると体脂肪が燃焼しにくくなりますので、ダイエット効果も得られなくなるのです。

ウォーキングで体重が落ちない人が注意したいこと

ウォーキングをしていても体重がなかなか落ちないという人は、次の３点に注意してみましょう。

１．歩く姿勢

背筋を伸ばして、あごを軽く引き、常に頭を上げて10mくらい先を見るようにして、肘をほぼ直角に曲げて肩からよく振るようにします。

足の運び方は、かかとで着地して足の裏側に体重を移動させ、つま先の小指の付け根から親指の付け根への順で蹴り上げるようにして歩きます。

２．十分に酸素を取り入れながら歩く

ウォーキングは有酸素運動であり、酸素をしっかりと取り込みながら運動をすることで脂肪燃焼を行うことができるのです。

無理に早足をすると息切れして酸素が十分に取り込めなくなりますから、注意したいものです。

３．日常生活で歩く習慣をつける

ウォーキングはいつでもどこでもできるのが、最大の特長です。

早朝に歩く習慣を付ければ、規則正しい生活習慣がついて心身ともに健康的な毎日を送ることができます。

また、朝起きるのが苦手な人は、通勤や買い物など、普段自転車や車を利用している部分を歩くようにすることでも十分に効果があります。

ダイエットをしていても体重が落ちない場合の乗り切り方

ダイエットに限らず何事においても言えることですが、初めは順調に効果が得られても、しばらくすると止まってしまう、いわゆる停滞期というものがあります。

だからといって、そこで止めてしまう、あるいは無理に運動量を増やしたりすることは禁物です。

停滞期の後には必ず大きな成果が生じますから、あせらず粘り強くそのままのペースで続けることが大切です。

ダイエットの場合、食事制限によって栄養が十分に摂取できていないことによって、基礎代謝が低下して体重が落ちにくくなっていることがあります。

体重がなかなか減らないといって食事の量を減らす、あるいは運動量を増やしたりするのは、ストレスが溜まることになり、これによって血流が悪くなって一層基礎代謝が落ちることにつながるのです。

停滞期は痩せやすい体質に変化している時期だととらえて、深く考えずにそれまでの運動を続けるようにしましょう。