食事中の水分摂取は要注意！飲み過ぎで太る原因と効果的な飲み方

食事中に水分をとる人は多いでしょう。ダイエット効果があるからと、食事中に水を大量に飲む人もいるのではないでしょうか。

ただ、食事中に水分を大量にとることは、逆に太る原因にもなるようです。水自体にはカロリーがないのになぜ太るのでしょうか。

ここでは、食事中に水分を大量にとることで太る理由を紹介するとともに、水を活用してダイエットする方法などを紹介していきます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

食事中に水分を大量にとることは太る原因にも？！

食事中に水分、特に水を大量にとるとお腹が膨らんで食べ過ぎを防止でき、太らないような気がしますが、むしろ逆です。

食事中に水を大量に飲むことは太る原因となってしまうのです。

それは、水を大量に飲むことで食べ物をよく噛む必要がなくなり、満腹感が得にくくなるためです。

人は噛むことによって満腹感を得ているため、噛む回数が減ってしまうと満腹感が得にくくなってしまうのです。結果、必要以上に食べてしまうことになり太ってしまいます。

また、水を食事中に大量に飲むと、消化に必要な胃酸が薄まってしまい、胃で消化できないまま食べ物が小腸に行き、小腸でも多くの消化酵素を使ってしまうことになります。

その結果、体の酵素不足となり、それが原因で痩せにくい体となっでしまうのです。

このように、食事中に大量に水を飲むことは、太る原因ともなってしまうので避けた方がいいのです。

食事中の水分摂取は太る原因ともなる血糖値と関係あるのか？

最近、「糖質ダイエット」が流行っています。このダイエットは、食事中に摂取する糖質を抑えることで血液中の血糖値を上げないようにするものです。

では、なぜ血糖値を上げないようにすると、ダイエットに効果があるのでしょうか。

基本的に食事（炭水化物などの糖質）を摂ると血液中の血糖値が上昇します。そして、その糖をエネルギーとするためにインスリンが分泌されます。この際、エネルギーとして使われなった糖は脂肪として蓄積されます。

これが体に脂肪がつく仕組みです。

ここで血糖値が上昇しすぎると、インスリンの分泌量も多くなります。ただ、エネルギーとされる糖は限られていますから、結果的に脂肪としてたくさん蓄積されることになります。

このように、血糖値が上昇しすぎると、脂肪がつきやすくなってしまうのです。

ですから、逆に血糖値を緩やかに上昇させればインスリンの分泌量を抑えることになり、脂肪にもなりにくくなるということです。

この効果を利用したのが「糖質ダイエット」なのです。

では、食事中に水分を大量にとることは、この血糖値に関係があるのでしょうか。それは、直接は関係ないようです。

ただ、先ほど紹介したように、水分を大量に摂ることは満腹感を得にくくなり、必要以上に食べてしまうことにもなりかねないので、そういった意味では水分を大量に摂ることは血糖値にも関係するといってもいいでしょう。

食事での水分摂取で太ることを防ぐために気をつけたいこと

食事中に大量に水を飲むことは太る原因になることを紹介しました。では太りにくくするために、食事での水分摂取において、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

まず、水を飲むのであれば、先ほども紹介したように食事中はあまりおすすめできません。それよりも食事前のほうがよいです。

それも食事の30分前に飲むことをおすすめします。食事の30分前までに水を飲むと満腹感が得られるため、食事の量を抑えることができるので、太りにくくすることができます。

また、食事中に大量に水を飲むのは控えたほうがいいですが、胃酸や消化酵素を薄めないためにも食後1時間もなるべく飲まないようにしましょう。

さらに、和食は特に塩分量が多く水分を取りたくなりますが、お米や煮物などにも水分が含まれているため、なるべく他の水分は取らないほうがいいでしょう。

ダイエット効果のある水分摂取方法

食事中に水を飲むことは太る原因となることがありますが、空腹時に水を飲むことはダイエットに効果があります。

それは、水を代謝する際にかなりのエネルギーを使うためです。そのことがダイエットに効果があるのです。

水自体はノンカロリーですが、その水を吸収して排泄するという流れのなかで、腎臓がかなりのエネルギーを消費します。

ですから、空腹時に大量の水を飲むと、新陳代謝が高まり、エネルギーをたくさん消費できることになります。

また、水を飲むことでエネルギーを消費するだけではなく、体にとって余分なものや老廃物などを排出することもできます。

ただ、水を飲む際、先ほども紹介したように食事の30分前までに飲むようにし、食事中や食後1時間は飲まないようにしましょう。

このように、空腹時に水をたくさん飲むことはダイエットや新陳代謝を高めることに効果があるため、活用してみるのもいいでしょう。

水分だけを摂取することで太るということはない！

先ほど、空腹時に水を飲むことにはダイエット効果があることを紹介しました。

ただ、なかには水を大量に摂取すると、水太りになってしまうのではないかと心配する人もいるのではないでしょうか。

しかし、実は水だけを飲んだだけで太るということはないのです。いわゆる肥満という状態は、食べたものがエネルギーとして使われず、脂肪として蓄積されるためです。

ですから、エネルギーが0kcalの水からは脂肪がつくられることはないのです。

ただ、水を飲んだ後、一時的に水分が体内に蓄積されるため、水を飲みすぎると余分な水分が細胞と細胞の間にたくさんたまり、いわゆる「むくみ」という状態になることはあります。

通常は、6時間後にはその余分な水分のほとんどが腎臓で尿となって排出されるので、このむくみもなくなってきます。

しかし、この働きがうまく機能しないと水分がなかなか排出されず、むくみが長く続いてしまうことはあります。

さらに、細胞に水分がたまると血管やリンパ管が圧迫されてしまうため、むくみやすくなるという状態にもなります。

このように、水だけを飲むことで太ることはありません。ただ、水分をうまく排出できない結果、むくみを引き起こすことはあるということです。