声を大きくするためには腹筋だけではない！必要なある部分とは

声を大きくするために腹筋を鍛えるといいと言われることがあります。

しかし、単に腹筋を鍛えるだけでは声を大きくするのには不十分なようです。

では、声を大きくするために腹筋以外にどういったところを鍛えるといいのでしょうか。

ここでは、声を大きくするために腹筋以外に鍛えるべき部分を紹介し、その部分と腹筋との関係などを紹介していきます。

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声を大きくするために腹筋を鍛える以上に大事なこと

声量をアップさせるには、腹筋を鍛えてお腹から声を出すようにするとよいとよく言われます。

腹筋の収縮により横隔膜を上下に収縮させ肺の容積を拡大させること（腹式呼吸）により、吐く息の量や勢いを増すことができるからです。

ただ、声を大きくするためにまず大事なことは、声帯の筋肉を鍛えることです。なぜなら、声を直接つくっているところは声帯だからです。

声帯をコントロールする筋肉を鍛えることにより、息を吐いた時の圧力にも耐えられる声帯となり、ボリュームのある声が出るようになります。

このように、声を大きくするには、まず声帯の筋肉を鍛えることを第一に考えましょう。

吐く息の量や勢いを増すために腹筋を鍛えることも大事ですが、その息の量や勢いに耐えうるためにも声帯の筋肉をまず鍛えましょう。

その上で声帯、空気量のバランスが重要になってきます。

声を大きくするために声帯の筋肉を鍛えるべきもう一つの理由

声を大きくするためには、まず声帯の筋肉を鍛えることが大事であることを紹介しましたが、それは吐く息の圧力に耐える必要があるからでした。

実は声を大きくするのは、息の量ではなく、圧力が重要なのです。

声は、声帯の2枚のひだの間を息が通ることによって振動し発せられます。ですから、そこに流れる息の「勢い」が強ければ強いほど、声帯は強く振動し声が大きくなるのです。

息の勢いを増すためには、息の量を増やせばいいのですが、それは呼吸に関わる体の筋肉を総動員しなければいけないため、かなり大変です。

それよりも比較的楽に増す方法が、声帯の筋肉を鍛えることなのです。同じ息の量であっても、声帯の2枚のひだの間隔が狭ければ狭いほど、そこを通る息の圧力が高まり、息の勢いを増すことができます。

そのひだの間隔を狭めるために必要なのが声帯の筋肉を鍛えることなのです。

このように、声を大きくするためには、息の量ではなく圧力を高めることが大事なのです。先ほど紹介した「腹式呼吸」も、圧力を高めるための方法の一つです。

声を大きくするために重要な腹筋を使った呼吸法

声を大きくするためには、息の圧力が大事なことを紹介しましたが、そのためには腹式呼吸も大切です。腹式呼吸は腹筋を使うため、ある程度腹筋を鍛えておくといいでしょう。

また、呼吸法には「腹式呼吸」以外に肋骨を広げたり閉じたりして呼吸する「胸式呼吸」があります。

日頃、胸式呼吸をしいている人のなかには、腹式呼吸のやり方がわからない人もいるでしょう。また、特に女性は腹式呼吸よりも胸式呼吸になりがちです。

そこで、そのやり方を紹介します。

1. まず、軽く息を吸って、ため息のように深く息を吐きます。深く息を吐いていると、お腹がへこんできます。
2. 息をすべて吐ききったら、息を吸います。自然に空気が入ってくるでしょう。息を吸っている時に、お腹が膨らんでくるのが実感できると思います。

このように、呼吸している間にお腹がへこんだり、膨らんだりするのが腹式呼吸です。お腹の状態を意識しながら呼吸するといいでしょう。

声を大きくするために有効な腹筋の鍛え方

腹式呼吸をするのに腹筋を使うため、腹筋をある程度鍛えておくことは有効です。

ただ、腹筋を鍛える上で気をつけたいのが、腹筋を鍛えすぎてはいけないということです。

腹筋が割れているのはカッコいいものですが、あまり鍛えてしまうと声に力が入りすぎてしまう原因ともなってしまうので、適度に鍛えるようにしましょう。

鍛えるのは日常生活の中でもできます。椅子に座る時に背筋を伸ばして腹筋に力を入れるようにする、椅子から立つ時に背筋を正して上半身を少しそらす、などをすることにより、腹筋を鍛えることができます。

日常生活のちょっとした工夫で、スキマ時間にも鍛えることができるのです。

このように、声を大きくするのに腹筋を鍛えるためには、特別なトレーニングをしなくてもいいのです。日常生活のなかで取り入れられる方法で鍛えていきましょう。

声を大きくするために鍛えるといいもう一つの筋肉

声を大きくするためには、まず声帯の筋肉を鍛えること、そして腹式呼吸をするために腹筋をある程度鍛えておくことが大事であることを紹介してきました。

しかし、これ以外にもある部分を鍛えることで、声を大きく聞き取りやすくすることができるのです。

そこで最後に、そのある部分の鍛え方を紹介します。

そのある部分とは舌です。発生する時に舌が上がっていると、こもったような声となり、聞き取りづらくなってしまうのです。

そうしないためには、舌を下げる必要があります。そして、そのためには舌の筋肉を鍛えるトレーニングが必要です。

舌を下げるトレーニングとしては、巻き舌がいいでしょう。舌先を丸めて、奥の方に強く引っ張るようにするのです。

そうすると下あごの筋肉が盛り上がってくるのがわかるでしょう。この方法により舌の筋肉が鍛えられます。これを1日に5回程度やると効果があります。ただ、喉が痛くなったら中断してください。

このように、舌の筋肉を鍛えることにより、声が大きくなり、聞き取りやすくなってくるでしょう。