血液検査前の食事制限には重要な意味あり!午後の検査の注意点
午後に血液検査がスケジュールされた場合、食事は制限されるのでしょうか?
ここでは、血液検査など健康診断と、前日や当日の食事の影響を簡単にまとめます。
病気にかかっているかどうか、正しく検査できるためには条件があるのです。
それを知ることによって、健診機関の指示に忠実に従うことが、いかに重要なことであるかわかっていただけると思います。
さらに、自分の健康状態を年度の経過で正しく把握するためにも、重要なポイントがあります。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
食事中の水分摂取は要注意!飲み過ぎで太る原因と効果的な飲み方
食事中に水分をとる人は多いでしょう。ダイエット効...
-
声を大きくするためには腹筋だけではない!必要なある部分とは
声を大きくするために腹筋を鍛えるといいと言われる...
-
正しい薬の飲み方!水ではなくお茶で飲んでも大丈夫
薬を飲む時には、一般に水かぬるま湯で飲むのがよい...
-
夜食べ過ぎないようにする方法と翌朝の対処法
夜お腹が空くと、どうしても気になって何か食べたく...
-
ウォーキングをしても体重が落ちない人のための効果的な方法
最近、健康志向の高まりを反映してか、ウォーキング...
-
寝違いが原因で首が痛い…病院での治療と自分でできる対処法
朝目が覚めると寝違いで首が痛い、というのは多くの...
-
ラーメンのスープを飲まないほうがいい?カロリーや塩分の減らし方
いまや日本人のソウルフードとなったラーメン。その...
-
アルコールを飲んだ前後は運動してもよい?カラダへの影響と吸収
汗をかいて喉が渇いた運動後に飲むお酒の味は、まさ...
-
ニンニク料理を食べても臭わない!においを抑える方法
ニンニクを使った料理はにおいで食欲がそそられるも...
-
女性が美脚を手に入れるために必要な筋肉トレーニングのポイント
女性にとって、すらっと長く引き締まった脚は憧れで...
-
肩こりに磁気ネックレスが効果あり?その仕組みとそれ以外の緩和法
パソコンを使って長時間のデスクワークや、家事や子...
-
卵はダイエットに不向き?低カロリーな白身が実はおすすめな理由
栄養価が高いことで知られている卵。
<...
-
男性にもある更年期……怒りっぽくなったら要注意!
更年期というのは女性だけのものと思わ...
-
義母と同居している妻にとって悩ましい介護のコツ
女性は結婚すると、当然ですが、義父や義母との関わ...
-
大豆は万能!?豆腐と納豆の健康の効果とは
大豆が体にいいということは聞いたことがあるでしょ...
-
気になる女性必見!筋肉トレーニングとストレッチによるO脚改善法
女性のなかには、脚のことで悩んでいる人が多いのではないでしょ...
-
シャンプー・リンス選びのポイント!ノンシリコンの良いとこ悪いとこ
長年のカラーリングやパーマの繰り返しで髪のダメージが気になる...
-
爪が短い女性に対する男性の印象とは?短い爪におすすめのカラー
女性は長い爪に憧れる傾向がありますが、男性は爪が...
-
白髪が治ると話題!黒ゴマの効果・摂り方のコツ
中年期に差し掛かると、ちらほらと現れ始める白髪に...
-
顔のできものは脂肪?ブツブツは稗粒腫の可能性も…原因・対処法
顔の周りに白いブツブツができるとニキビだと思うか...
スポンサーリンク
目次
血液検査前の食事の制限は午後に限らず重要!なぜ?
まず、病院や健診期間の指示に従うことが先決です。
もし指示どおりに食事を制限しないで、健診を受けてしまった場合には、さまざまな検査値に影響が及びます。
食事をすることで影響を受ける血液検査の項目は、主に血糖値と中性脂肪です。血液検査の結果は、この2つに関しては空腹時で採血したか食後に採血したかによって、基準値が異なってきます。
ここで大事なのは、どのような目的で血液検査を受けるかということです。
年に1度(業種によっては2度)の会社からの指示による健康診断(胃の検査がないタイプ)なのか、何か定期的に診てもらっている病気があっての検査なのか、それによっても異なってきます。
胃カメラや胃バリウム検査などがある健康診断の場合には、もちろん前日の夜からの絶食が必要となってきますが、特に指示がない場合には、午後であれば食事を摂ってもかまわないでしょう。
毎年同じ健診機関で受診している場合には、健診結果の年度推移も載っていますので、経年変化を見るためには、ある程度条件を同じにして受診することも1つです。
同じ条件でこの推移を見ることで、自分の健康状態を正しく判断することができるからです。
検査において、健診機関の指示には忠実に従いましょう。
血液検査の前の食事制限、午後の検査の場合は?
午後、血液検査がある場合、食事は摂っても良いのでしょうか。
空腹の状態で採血が必要な場合は、あらかじめ食事を摂らないように、健診機関から指示があるはずです。
しかし、午後の場合となると、朝食と昼食を2食も抜かなければならないので、ちょっと普通のケースではありません。
食後には普通、血糖値や中性脂肪の値が高くなりますので、食事を抜いた状態で採血する必要があり、採血は午前中にスケジュールされるからです。
健診機関の指示を聞き逃したという不安がない場合は、朝食も昼食も、ふつうに摂って良いでしょう。
特に、空腹時の血糖値を測定する場合には、午後にスケジュールされることはないため、午後に血液検査があるということは、空腹時の血糖値測定ではなく、食後の血糖値を測定することになります。
上に書いたように食事を摂った後は、検査値が変わってはきますが、その場合には基準値も食後のものを参考にするとよいでしょう。
ちなみに、通常の状態で血糖値を測定する場合は、食後何時間かを確認されます。
血液検査前の食事は午後に限らず病院の指示に従おう
血液検査の測定値は、病気が原因になって変わってくるだけではなく、健診日の前、最近の食事の内容や運動状態、採血するときの時間帯によっても変わってきます。
もちろん、服用している薬は言うに及ばず、体の姿勢など、多くの原因によって変わってきます。
健康診断の目的は、疾病の早期発見ですから、検査の結果から、これらの病気以外の原因による変動を、なるべく受けないようにする必要があります。
そこで、血液や尿などは、朝起きて食事をまだ摂っていない状態で採取するのが良いと考えられているのです。
実際、食事を摂るとどんな検査値に影響があるでしょうか。
食物が消化され吸収されますので、これによって検査値が高くなる項目があります。
例えば、血糖値や中性脂肪が該当します。血糖値は、食後2時間くらいで元に戻ると言われていますが、中性脂肪は10時間以上かかると言われています。
特別な検査のための採血があるために、健診機関から当日や前日の食事制限が指示された場合には、それを忠実に守ることが大切です。そうでないと、病気の正しい検査ができないのです。ご注意ください。
食事を摂ってしまったら、血液検査はどうなる?
もし、健診機関の指示に従わない場合、最悪、当日の検査を受けられない場合があります。
また、血液検査に限らず、胃カメラやバリウム検査も、食べてしまっては受けられません。
実は、食事だけには限りません。例として、胃バリウム検査であれば、タバコも制限されます。
ちょっと、胃なのにタバコが何の関係があるのだろうなどと、素人は考えがちですが、注意が必要です。
ご存知かもしれませんが、胃のバリウム検査では、胃の粘膜にバリウムを付着させて、レントゲンを撮り、その画像から粘膜の微妙な凹凸を観察し、病変がないかどうかを判断します。
この際、タバコを吸っていると、胃がタバコの成分を食物と勘違いして活動を始め、胃液の分泌を始めてしまうのだそうです。
血液検査の値には、中期的な食生活の影響が出るものと、直前の食事で影響が出るものがあります。先の繰り返しにはなりますが、ご自分の年度ごとの経過を正しく知るには、きちんとした測定が必要です。検査結果をみて、自分で「補正」して考えるのは、至難の業でしょう。
以上のように、素人判断でこれくらいは良いだろうというのは危険です。健診機関の指示には、忠実に従いましょう。
血液検査への食事の影響、水はだいじょうぶなのか?
検査前の水の制限についてはどうでしょうか。
水も検査によっては、当日は制限されます。健診機関の指示に従いましょう。例えば、胃バリウム検査では水が制限されます。最悪の場合、検査がが中止となってしまうこともありえます。
また、一般に食事の場合は、前日の21時以降は制限される場合が多いようです。また当然、朝食は制限されます。
21時以降は制限されると言って、明日の朝も食べられないのだから、今日は目いっぱい食べようと言うのはどうでしょうか。
以上の話から、もう常識的な範囲で判断できるでしょう。NGです。検査結果が変わってきます。
逆に、ふだん暴飲暴食している人が、検査前だからと言って、健康的な食事をした場合は、どうなのでしょうか。これも、判断できるでしょう。
この場合は、本来の検査値が出るでしょう。しかし、ふだんの暴飲暴食の結果が、如実に反映されているはずですね。