健康診断前に体重を減らす意味と直前ダイエットの方法

健康診断が近づくと、突然ダイエットを始める人が少なくありません。

食事の量や回数を減らしたり、お酒を控えたり、はたまた運動を始めたり…健康診断の結果を良くするために、皆その場しのぎの努力をする訳です。

一時的なダイエットは、結局長い目で見ると、自分の健康にとってプラスにならないようにも思えます。

この健康診断を一つのきっかけとして、いつまでも健康維持のための取り組みができると良いですね。

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体重を減らすため？健康診断前のエステ通い

メンズエステと聞くと、美意識の高い男性が肌のケアをしたりして、若々しく格好良くいたいと思う人が利用するものと思われがちです。

確かに、多くの男性は、そのような目的で通うのかも知れません。

けれども、別の目的でメンズエステ「体験コース」を利用する人もかなりいるのです。

それは、ちょっと太り気味の人や運動不足の人が、健康診断に備え、エステで現在の自分の健康状態を確かめたり、体重を減らそうとしたりするためなのです。

メンズエステ体験の成果は？

いったい、メンズエステ体験で、どの程度の成果が得られるのでしょうか。

メンズエステでは、体験をするだけでも様々な数値をはかってくれます。高性能の測定器を備え付けている所もあるので、１度に体重や体脂肪だけでなく、筋肉量や水分量まで測ってくれ、それを標準値と比べて、現在の自分の健康状態を確かめることができると言うわけです。

これまで、体験コースで成果が多く出た例では、１回だけで体重が３kg減った人がいました。

これだけ目立った成果が出るというのは、ほとんど血流やリンパの流れが悪いため、その流れを良くし、老廃物を出した分だけ体重が減るのです。

一方、脂肪を燃やし脂肪細胞を小さくすることで痩せるというのは、１日の体験では難しいです。

健康診断当日の体重を減らす涙ぐましい努力

日頃の暴飲暴食を棚に上げ、こと体重測定にあっては１ｇでも数値を少なくしたいと思うのが人情です。

減らせる物なら何でも減らす

会社や健診センターなど公共の場における健診の場合、できるだけ軽い服を着て、さらに計測時にはポケットまで空にする。

また、服やアクセサリーなど、身につけている物には重さがあると言わんばかりに、これらをすべてはずす人も多いです。

自宅なら一糸まとわずに測るという人もかなりいるのではありませんか。

出せるものは汗でも出し尽くす

汗をかき、少しでも体の水分を出して軽くしたいと思う人も、結構多いと思います。

サウナに行ったり、いつもより熱いお風呂に長く入ったり。努力は認めますが、一時的に汗をかいて体重を減らしたとしても、その後で水を飲めば、また体重は戻ってしまうのです。

ただ、これを習慣的に行うようになれば、汗をかきやすくなり、代謝も上がりやすくなるので、良いと思います。

少しでも減らしたい思いの極めつけ

計測前、体外に排出できるものはすべて出し切りたい。

直前にトイレに駆け込む人、また体重計に乗る瞬間に思い切り息を吐き出して計測する人も。確かに、二酸化炭素や水分が含まれる人の呼気は、１日に約32ｍg位になると言われますが・・・。

健康診断直前、とりあえず体重を減らすコツはこれだ！

ひたすら汗を流せ！

プロボクサーは、体重測定前日にサウナに行ったり、サウナスーツを着て運動したりします。なぜなら、この方法は、できるだけ早く汗を流し、体重を減らすのに有効だからです。

運動で汗を流すのが一番良いのですが、それが苦手なら、熱めの風呂に入るのはいかがでしょうか。

熱めのお湯に浸かる→湯船から出て休憩する

というのを３〜４分のサイクルで繰り返します。
※心臓に疾患がある方や高血圧などの方は決して行わないようにしまよう。

このようにして汗を出すことができれば、２kg程体重が減る人もかなりいるようです。

断食する

直前に痩せる手っ取り早い方法として、健康診断前日から何も食べない「断食」があります。

とにかく、体重は物を食べれば増える、食べなければ増えないという原理だけでなく、摂取するものがないため、ためていた脂肪を分解し、エネルギーを算出します。

脱水症状を防ぐため、経口補水液や水だけは飲みますが、確かに体重減には効果があります。

体重を減らしてもメタボ判定される健康診断

標準体重より少なくてもなぜかメタボと判定されることも

30代男性で身長175cm、体重65kg、標準体重が68kgなのに、人間ドックでメタボと診断された人がいます。

定期的に運動もしていて、標準体重より体重が少ないのに、どうしてメタボとなるのか。

今回のメタボの原因と改善にはどのような方法があるでしょうか。

メタボの定義とは

男性の場合、腹囲が85cm以上あり、それに高血圧、高血糖、脂質異常のうち２つ以上数値に異常があった場合、メタボと判定されます。

これを改善するには、体重ではなく内臓脂肪を減らさなければなりません。

内臓脂肪は痩せている人にもあります。皮下脂肪と違い、簡単につきやすい反面、簡単に燃焼されます。

この他に、お酒を飲むひと（最近はお酒を飲まない人でも）は、脂肪肝となっている可能性もあるので、中性脂肪値が高くなった場合は、肝脂肪を疑った方が良いでしょう。

健康診断の前に一時的に体重を減らすのは意味がない！

健康診断は、病気の早期発見を目的とするだけでなく、日頃の生活が、自分の健康にどのような影響を与えているかを知るために行うものです。

ですから、健康診断は、できるだけ毎年同じ頃に、普段と同じ状態で受けた方が良いのです。

直前ダイエットは、健診後も取り組みを続けて良い体調を維持していくことで１年後の健診結果が良好になるならば、これも「意味のあるきっかけ」になるかもしれません。

けれども、とりあえず良い結果が欲しいから、健康診断まで、一時的に体重を減らしたり、直前だけ断酒して肝機能の数値を良くしたりしても、診断を受ける意味がなくなってしまうのです。

ましてや、健診後、健康を害するような生活に戻ってしまうのなら、直前ダイエットはおすすめしません。

やはり、普段から健康を意識し、無理のないダイエットを日々の生活に取り入れることが大事です。