インフルエンザ潜伏期間中の検査はまだ早い!陰性となり再検査が必要
毎年、冬になると流行するインフルエンザ。あの高熱と猛烈なだるさ、1度経験した者には、2度と経験したくないと思います。
特に、流行期には、近くで誰かがインフルエンザに罹っていると、自分は大丈夫なのだろうかと心配になったりもしますね。
激しい症状が出る前に感染がわかれば、早く処置して症状も軽くて済むのではないでしょうか。
果たして、症状が出る前に検査できるものでしょうか。
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目次
潜伏期間中にも感染するインフルエンザの脅威
●潜伏期間中からあるインフルエンザの感染力
インフルエンザの感染力が最も強くなるのは、熱が出てから3日目位です。けれども、インフルエンザは、まだ症状が出ていない潜伏期間であっても感染する可能性があります。
インフルエンザウイルスは、ウイルスを持つ人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染で広がっていきます。インフルエンザウイルスは、鼻・のど・気管・肺などの呼吸器官の粘膜につくと、1日で100万個にも増えてしまうとのことです。ですから、たとえ潜伏期間とはいえ、ウイルスを持つひとの体内から吐き出された息の中には、多少なりともウイルスが混じっている可能性があります。
そのため、家族の中にインフルエンザに罹った人がいる場合、たとえ自分は元気でも、それはまだ自分に症状が出ていないだけで、本当は体内にウイルスが入っている可能性があるのです。
では、どうしたら自分の感染に気づき、他の人への感染を防ぐことができるのでしょうか。実は、ウイルスの潜伏期間中感染の自覚がないため、未然に他への感染を防ぐために人との接触を避けるなどの行動は取れないというのが一般的です。
インフルエンザの潜伏期間は何日位か
意外に短いインフルエンザの潜伏期間
昨日楽しく話をした友人がインフルエンザに罹って今日欠席したと聞くと、昨日一緒にいた自分は大丈夫だろうかなどと心配になりますよね。
インフルエンザウイルスがひとたび体内に入ったら、症状が出るまでの潜伏期間というのは、何日くらいでしょうか。
実は、思っているより短く、早ければ16時間位、遅くても5日間位です。
潜伏期間中でも感染する可能性があるのですから、この数日間のうちに感染に気づいていない不特定多数の人から知らぬ間にウイルスをもらってしまうということもあるわけです。
特にインフルエンザの流行中、飛沫感染するウイルスは、病院、会社、デパート、学校、電車・バスといった交通機関など、とにかく多くの人が出入りする場所のどこにでもあると考えた方が良いでしょう。
通常、ウイルスが体内に入ると、免疫細胞が戦って健康な状態を維持しています。
それでも、ウイルスは体内にあるのですから、例外なく体内のウイルスが飛沫で他に感染していく可能性は十分にあるのです。
潜伏期間中の検査はインフルエンザが陰性に出ることが多い!
潜伏期間中の検査は意味があるのか
現在、インフルエンザに感染しているかどうかを検査するために病院や診療所などで使われているのは「迅速診断キット」というものです。
これは、体内のインフルエンザウイルスの量を15分程で測定し、感染が判定できる優れものですが、ウイルスの量がある程度多くないと正確な判定ができないというシステム上の限界があります。
すなわち、ウイルスの量が少ない潜伏期間中や急な高熱・頭痛・悪寒などの初期症状が出ている間は、たとえ感染の可能性が予想されたとしても「陰性」と判定されてしまうことがあるのです。
そのような時、病院などでは、翌日症状が変わらなければ、もう一度検査しましょうと言われるはずです。
このように、潜伏期間中に検査をしてもあまり意味はありません。
正しい検査結果を得たいのなら、少なくとも体内のウイルス量がある程度まで増えた発症後12〜24時間たってから検査を受けましょう。
潜伏期間後に急な発熱!インフルエンザ検査のタイミング
家族や職場の同僚など周りの人がインフルエンザに罹っているからといって、自分に症状が出ていなければ検査をしても意味がありません。
一般的に行われる「迅速診断キット」を使った検査は、体内のウイルス量がある程度多くないと正しい検査結果が得られないからです。
では、正しい結果を得るための検査は、どのようなタイミングで受ければ良いのでしょうか。
急に高熱が出るのがインフルエンザの特徴です。検査を受けるタイミングとしては、この発熱があってから12〜24時間後、つまり体内のウイルスがある程度増えた頃がベストです。
感染がはっきりすれば、抗ウイルス薬を服用できますが、この薬は、発症後48時間以内に服用を始めないと効果を発揮しないとのことです。
このことから、検査は、遅くとも発熱後48時間以内に受けなければならないことになります。
潜伏期間後のインフルエンザの検査方法は?
インフルエンザの検査方法は4つあります。
迅速診断法
「迅速診断キット」というA・B型共に検査でき、15分程で結果が分かるキットを使う方法で、多くの病院で行われています。
これは、鼻やのどの粘膜から検体となる液体を採り、ウイルスの有無を調べるものです。
気をつけなければならないのは、ウイルスの量が少なかったり、その時の流行の程度や検査方法など、諸々の条件に左右されたりして正しい結果が得られない場合があるため、最終的には、患者の実際の症状などを診ながら、総合的に判断をします。
血清抗体検査
ウイルスの抗体が体内にできているかを調べる方法です。発症後、7日以内と回復後の2回血液を採って調べ、約2週間で結果が分かります。
ウイルス分離検査
迅速診断法より高い技術が必要とされるけんさのため、一般の病院などでは行っていません。
発症後3日以内に、喉などから検体を採り、そこから採り出したウイルスについて細かく調べるため、結果が出るまでに5〜10日かかります。
PCR検査
この検査も高い技術を要するため、公的機関などでしか行われません。のど、鼻から採取した検体からインフルエンザウイルス遺伝子を検出し、A・B型の他、その亜型(A香港型、新型インフルエンザなど)までも正確に調べることができます。
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