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胃バリウム検査後の白い便が出ない…何日までなら安心か

   

胃バリウム検査後の白い便が出ない…何日までなら安心か

胃の検査で飲むバリウム。いつまでも排泄せずに放っておくとそのうちに苦しむことになるものです。

普通は下剤と多めの水を飲めば、2〜3日排泄されてしまいます。

ところが、ひとによっては、他の人と同じようにしていてもなかなか排泄されず、便秘状態になってしまうことがあるのです。

そのような状態が数日続くと、深刻な症状に発展する場合があります。ですから、バリウム便は、完全に排泄しきらなければなりません。

そこで今回は、胃のバリウム検査を受けた後のバリウム便について、体験談などを含めまとめてみました。

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胃バリウム検査後の便の状態(体験談)

バリウム便の完全排泄までの様子(体験談)

胃の検査で飲むバリウムは、普通は数日で便として排泄されますが、完全に排泄されるまでの便の色やお腹の様子はどのような感じなのでしょうか。

ここでは、バリウム便を排泄しきるまでの体験談をご紹介します。

【検査当日】
午前9時過ぎ、検査終了後、下剤を飲む。

12:00 腹痛があり、トイレへ。水状の下痢便とおならが出る。バリウム特有の白色と臭いあり。3時間後には早くも排便があり安心した。
14:00 15:00までの1時間に3回の排泄。おなら、白色、臭いは同じ。

20:00 バリウム便はすでに排泄されているが、お腹が張った状態が続いているため、2回目の下剤服用。この後、検査から就寝までに摂った水分は1.2mlほど。

【2日目】
11:00 カチカチの硬い排便。色は白と薄茶色のまだら。この日の排便は、この1回だけ。腹部のハリが続いている。

【3日目】
昼前に2回、下痢気味の白い便が少し出た。

前日は、硬い便が出ていたのに、今日は一昨日のような水っぽい便が出たので、少々心配。

【4日目】
14:00 今度は、2日目と同じような硬い便。色は薄茶色。腹部のハリは依然として感じる。

【5日目】
15:30 少量の硬い便。色は昨日より濃いめの黄土色。普段でも、食事の中身によっては、このような色の便が出るので、まだバリウムが残っているかは分からないが、バリウムの臭いはする。検査後、まだ十分な量の排便がなく便秘状態になっている。

【6日目】
 排便無し。腹部のハリが増し、中でガスがゴロゴロ動いているのを感じる。

【7日目】
8:00 排便有り。通常に近い色、硬さ。

【8日目】
10:00 昨日に続き、通常の便。

バリウム便が完全に排泄されたという目安は、「いつもの便の色に戻った」ということで判断できるのではないだろうか。

腹部のハリもこの数日後に治まり、便の色もいつもの色に戻ったということで一安心だった。

胃バリウム検査後の便は、何日で元の色に戻るのか

どれくらい便が出れば、バリウムは出きるのでしょうか?

バリウム検査が終わると、「いつもの便の色に戻れば大丈夫ですよ」と看護師さんに言われましたが、便の色が元に戻るまで、果たして何回排便すれば良いのでしょうか。

私の場合は、次のような流れでした。

【検査当日】
15:00 検査終了。下剤服用。
18:00 1回目の排便あり。(白い水状態)
18:15 2回目の排便あり。(白い水状態)
22:00 バリウムが残っているか心配で、再び下剤服用。
【翌日】
6:00 3回目の排便。(白っぽい軟便)
18:00 4回目の排便。(普通の便)

このような状態で、4回目に通常の色の便に戻りました。2回目までは、ほとんど白い水だったので、バリウムが排出されているか心配でしたが、通常の便に戻り、安心しました。

今回、2回でバリウムがほぼ排出されましたが、バリウムが排出される期間は個人差があり、人によっては2〜3日かかるそうです。

すこしずつでも、白っぽい便が出ていれば、多少時間がかかっても、心配することはありません。数日たち、通常の色の便に戻れば、バリウムが出きったと判断できます。

胃検査後、バリウム便は、何日排泄されないと危険か

胃の検査時に飲むバリウムは、前より改良されて飲みやすくなったとは言え、あまりうまいとは言えません。

胃の検査を嫌がる人の中には、このバリウムのまずさが関係あるようです。バリウムは、生ぬるいマックシェイクのようにドロッとした飲み物になっています。粘着力があり、飲む時に口の周りに付くと白く固まり、簡単に拭き取れなくなります。

このような性質から、バリウムが長時間腸内にあることは大変危険です。

腸内で消化吸収もできないため、飲んだら必ず排泄するようにしなければなりません。

場合によっては、バリウムが固まり腸に穴を開けてしまうなどして、深刻な事態になるのです。

そこで、場合によっては、排泄を容易にするためバリウムを飲む前に下剤を飲んでしまうこともあります。

とにかく、バリウムの検査で必ず守らなければならないことは、検査後すぐに水分をたくさん取ることです。たくさん水を飲んでバリウムが固まらないようにし、便を排泄しやすくするのです。

このようにすれば、普通で4時間、遅くても夜には最初のバリウム便が排泄されます。

しかし、翌日も排泄されずにいると、便が硬くなって痔になる場合があり、ひどくなると、自分の力で排泄ができなくなってしまいます。

2日たってもバリウム便の排泄がない場合は、早めに検診した施設に行き、相談することです。

ですから、検診時に教えてもらった連絡先は、バリウム便が完全に排泄されるまで忘れないようにしておきましょう。

胃検査後、バリウム便がうまく排泄されなかった人の病院受診談

普段から便秘気味で便が詰まりやすい私は、いつもいちじく浣腸を用意してバリウム検査を受けるようにしています。

今回も、バリウム検査後に、多めの水を下剤と一緒に飲みました。下剤が効いたのか、その日のうちに白い色の排便があり、安心していました。

ところが、翌日、下腹に妙なハリを感じたのです。そこで、事前に用意していた浣腸をしてみました。

すると、いつもの色の便が出てきたのです。普通の色の便なら大丈夫。バリウム便は排泄しきったのだと思いました。

バリウム検査から2日目、下腹のハリがまだ残っており、ガスが溜まったような感じですっきりしません。しかも、普通の便さえ出ないままなのです。

この状態が3日、4日と続いたため、いよいよおかしいと感じて病院で受診することになりました。病院ではすぐに腸のX線検査を受けました。

その結果、肛門付近にまだバリウム便が残っていることが分かりました。

バリウムを飲んで数日たっても完全に排泄できないことはよくあるそうです。けれども、便秘がちで便が硬くなりがちな私の場合は、直腸にとどまったバリウムのために、自力で便を押し出すことが困難になってしまっていたのです。

そこで、大腸の中に水分を引き寄せる作用のあるマグラックス錠という下剤を飲み、ようやくバリウム便を出しきることができました。

このような大変な思いをしないように、普段から便秘がちな人は、バリウム検査後のお腹の状態に気をつけていた方が良いでしょう。

胃検査後のバリウム便の流し方

不快なお腹の鈍痛を我慢し、下剤まで飲んでようやくバリウム便を排泄。

ほっとするのもつかの間、何とよく見ると、便器の底に白く固まったバリウム便が残っているではありませんか。

これは大変と、繰り返し水を流しても流れません。よく考えてみれば、あのバリウムとは金属なのですよね。

だから、当然重くて流れにくいわけです。こんな困った事態を避けるための方法を提案します。

その1 トイレットペーパーを敷く方法

便器の中の前もって便が落ちそうな場所に見当をつけ、何回か巻き取って厚めにしたトイレットペーパーをそっと敷いておきます。そして、すぐに排泄。

この方法の注意点は、トイレットペーパーをセットしたら、出来るだけ早く排泄してしまうことです。

なぜなら、時間が経つうちに水に浮かせたトイレットペーパー自体が溶けてしまい、便を受け止めることができなくなるからです。

だからといって、あまりにもたくさんトイレットペーパーを使うと、かえってそれが詰まり便が逆流するという悲惨な状況に陥るかも知れません。

その2 排泄と同時に水を流す方法

ずばり、排泄とほぼ同時に排水する方法です。タイミングが大事ですが、バリウム便が底につく寸前に水を流すと、水の勢いにのって便が流されるというわけです。

ただ、第2波がおそってくる場合は、タンクの水が溜まりきらず、2度目の水流が弱くなる可能性があるため、2回目の便意を催しても、水が溜まるまで我慢しなければなりません。

やはり、成功の秘訣は「残さず一気に排泄すること」「水も一気に流すこと」。中途半端はいけません。

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