病院での初診料はいくら?診察費についてわかりやすく解説します!
皆さんは「初診料」について、きちんと理解できていますか。
・初診料はどの病院でも同じなのでしょうか。
・その金額はどのように定められて、いくらなのでしょうか。
・また同じ病院に通うのに、初診料を再び払うのはなぜなのでしょうか。
・初診料を節約したいけど、なにかいい方法はあるのでしょうか。
・病院で受け取る明細書には診療点数が記載されていますが、どのように見ればいいのかわからない。
など、初診料に関する疑問はさまざまあります。
以下にこれらについて分かりやすく述べてまいります。
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目次
病院の初診料っていくらかかるもの?
初診料は、疾病などによって患者さんが病院で初めて受診した際に支払う診察料をいいます。
ここでいう病院とは、厚生労働大臣の指定を受けた保健医療機関で、薬局や診療所なども含まれていて、保険証を持参すれば医療費に保険が適用されます。
会計が終わったあとに渡される明細書には、診療報酬点数表も記載されているはずです。
診療報酬は医療行為ごとに細かく点数がつけられていて、1点=10円で計算されます。
そして初診料は282点=2820円と定められています。
つまり通常はどの病院に行っても、初診料は同じなのです。
保険が適用されると自己負担額はこの3割ですから、2820円×0.3=846円が実際に支払う初診料となります。
また病院によって異なる場合もありますが、患者本人の都合で通院を停止し1か月が経つと、たとえ同じ症状で病院を受診しても初診料が必要となります。
大きな病院では初診料はいくらになるの?通常の病院とは違うの?
大きな病院では初診料が異なってくるのをご存じでしょうか。
「大きな病院」とは、入院ベッド数500床以上を有する大学病院や総合病院などを指します。
紹介状なしで大病院を受診に来た場合、通常の初診料として保険適用外の5,000円がかかるのです。
初診だけではなく再診の場合も2,500円、また歯科では初診3,000円、再診で1,500円が必要とされています。
大病院では診察する患者さんが非常に多いのですが、中には時間をかけて精密で複雑な検査や治療を要する患者さんもいます。
このような患者さんにしっかりと対応し、また外来患者の数そのものを減らして医師の負担も減らすことを目的として、あえて初診料を高く設定し、逆に再診料を低くしているのです。
ですから、初診料を安くするためには、まずは小さな病院や診療所などで診察を受けることが必要です。
診療時間外に病院で受診すると、初診料はいくらかかるの?
病院で定められている診察時間以外の時間帯に受診すると、通常の診察代に加えて時間外加算というものが必要となります。
この時間外加算とは保険が適用されますが、時間外、休日、深夜の3種類があり、初診や再診でも費用が違ってきます。
ここでいう時間外の定義ですが、具体的な時間帯として何時から何時までを指すのか、また受診する人が6歳未満の場合なども病院によって異なりますので注意が必要です。
受診者が6歳以上の場合、診療所における初診料は医科で2,820円、歯科で2,340円です。
診療所の場合は診療時間内であっても、平日の夜間や土曜日の午後などはの時間帯は「夜間・早朝等加算」がプラスされます。
診療所の夜間・早朝等加算額は500円となっていますから、この時間帯における初診料は医科で3,320円、歯科で2,840円となります。
時間外は多くの診療所の場合で朝6時〜8時、夜18時〜22時となっていますが、一般で850円、救急病院などの特例で2,300円が加算されます。
また休日での受診は2,500円、深夜の22時から早朝6時にかけての間の受診は4,800円が、それぞれ加算されます。
時間外加算は保険は適用されるものの、やはりどうしても初診料が高額になってきます。
そのため急を要する場合は別ですが、できれば診療時間内に診察を受けるようにしたいものですね。
同じ病院での受診なのに、初診料が再び発生することってあるの?
病院で初めて診察を受けた時にかかる費用が初診料です。
1つの医療機関ごとに1回の診察で1回の初診料が発生します。
同じ病院で同時に2つ以上の疾患で診察を受けた場合にも、すべてを合わせて初診料として必要なのは1回分だけです。
また、かかりつけの病院がある場合には、ちょっと注意したい点があります。
それは、現在継続して治療を受けている疾患がまったくない場合には、たとえかかりつけの病院であっても初診料が必要になります。
つまり、かかりつけといっても患者さんの自己都合で治療を止めて1か月以上経過すると、その病院で同じ治療を再び受けようとしても初診料がかかるのです。
それに加えて、新たな疾患で受診すると、それによって初診料が発生しますから、場合によっては同じ病院で診察を受けても月に2回初診料が発生することもあります。
ただし慢性疾患など例外のケースもあります。
通院中に同じ病院で別の科の診察を受けた場合、初診料はいくら?
通院している患者さんが同じ病院で別の診療科目を受けたいと思う場合には、違った日に診察を受けるよりも、同じ日に両方の科目を受診する、いわゆる同日受診とした方が、初診料が安くなってお得になります。
例えば内科に通院している患者さんが、同じ病院で新たに眼科の診察を受けたいと考えている場合を取り上げてみましょう。
内科の再診料は、720円です。
そして同日に眼科の診察を受けた場合、眼科の初診料は2,820円の半額の1,410円となりますから、合計で2,130円です。
しかし、内科の診察とは別の日に眼科を受診した場合には、眼科の初診料は2,820円のままです。
つまり、内科の再診料720円との合計で、3,540円となり、前者と比較すると1,410円も割高になります。
初診料はもちろん保険適用となりますから、実際にはその3割の420円を余計に支払うことになるのです。
一方、内科も眼科も初めて受診するという場合はどうでしょうか。
2科目を同じ日に受診すると、初診料は2科目合算すると2,820円+半額の1,410円=4,230円となります。
しかし内科とは別の日に眼科を受診した場合、2科目ともに初診料2,820円が必要となりますので、合計5,640円となり1,410円も高くなり、保険適用して3割負担としてもやはり420円多く費用がかかってきます。
徹底解説!歯科の初診料はいくら?医科の病院とは違うの?
同じ病院といっても、歯科医の場合はどうも内科や外科などの医科とは異なっているようです。
歯科を受診した場合の初診料は、いくらになるのでしょうか。
平成28年度の歯科医の初診料は、ズバリ234点です。
これはどの歯医者さんに行って受診しても同じです。
つまり、3割負担の患者さんの場合、234×10×0.3=702円となります。
この場合、1円単位は四捨五入されますので、2円は切り捨てて実際に患者さんが支払う初診料は700円ということになります。
ちなみに診療報酬には基本診療料と特掲診療料があり、基本診療料は初診料や再診料が該当します。
歯科医は収入源として患者さんから3割、国民健康保険などの保険から7割を得ることになります。
もちろん初診料に加えて別途治療に要した費用を、患者さんと保険から医師に支払われる仕組みとなっています。
仕組みを理解して上手に受診!医療費を節約!】
病院に支払う初診料はズバリいくら?医療費を節約するコツとは!
例えば自己都合で1か月以上治療を止めていた病院に再び受診に訪れた場合、厳格にいえば初診料が必要となってくるのですが、実際には再診扱いにしてくれる良心的な病院もあります。
つまり病院によって患者さんの扱いが異なってくるようですので、あらかじめ病院に問い合わせてみるといいでしょう。
また逆に1か月以内の場合でも、先に診てもらっていた病気が完治してから1か月以内に別の疾患によって受診すると、やはり初診料が必要となってきます。
同じ病院で別の疾患を診てもらう場合には、先の症状が完治しないうちに受診した方が、支払う初診料を考えるとお得といえます。
初診料はなかなか理解が難しいものですが、以下の3つのポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 同じ病気で通院する場合、勝手に1か月以上通院をしない日を作らない
- 今の病気とは別の病気になったら、先の症状と同じ病院で診てもらう
- 複数の診療科目の病気は、同じ日に受診する