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風邪の直接の原因は寒さは関係ない!?冬を乗り切る秘訣

      2017/12/19

風邪の直接の原因は寒さは関係ない!?冬を乗り切る秘訣

寒い冬が来ると風邪の季節!

寒いと風邪をひきやすくなると漠然と信じている人が多いのではないでしょうか?

しかし、科学的には細菌やウイルスが風邪の直接の原因なのです。寒さも関係があるのでしょうか。

ここでは、風邪の直接の原因、それと寒さの関係について調べてみました。免疫力をアップさせて風邪をひかないよ秘訣をお伝えします。

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風邪の直接の原因は細菌やウイルス…寒さではなく乾燥が要因

風邪の直接の原因は、細菌やウイルスです。

しかし、なぜ冬に風邪が多いのでしょうか?それは冬の低い気温と乾燥した空気が関係しているようです。

乾燥した空気中ではウイルスは軽くなり、広範囲に飛散しやすくなります。

また、乾燥した空気により喉の潤いが少なくなるため喉が炎症を起こし細菌やウイルスに感染しやすくなります。

また、寒くなると身体の免疫力が低下したり、自律神経の乱れが生じたりすることにより、風邪に罹りやすくなるという研究報告もあります。

これらの科学的な理由以外に、冬は室温を下げないように締め切った(喚起の悪い)室内で人と過ごす時間が長くなるということも関係しているようです。

それと風邪やインフルエンザに効く薬はありません。

すべて対症療法(熱を下げたり、喉の痛みをとったり、鼻水の分泌量を減らしたりなど)です。

結局は体力(身体の自然免疫力)が鍵となるのです。

風邪の原因は寒さによる鼻の中の温度の低下にあった!

海外でも寒くなると風邪をひきやすくなるといわれているようですが、アメリカのイェール大学の研究(2015年 Nathional Academy of Sciences誌に発表)によると、一般的な風邪の原因となるライノウイルスの増殖に適した温度を調べた結果、33℃というのが最も適しているということがわかりました。

この33℃というのは鼻の中(鼻腔内)の一般的な温度なのです。そしてもう一つ重要なことは、この33℃という温度は人間の初期免疫反応という観点から見ると低過ぎてうまく機能しないそうです。

これらのことから、風邪のウイルスを防ぐためには、鼻の中の温度を33℃より上げてやることに効果がありそうです。

それでは、鼻の中の温度を上げるにはどうすればよいのでしょうか?

そうです。マスクを付けることです。マスクを付けることで、呼気をマスク内に蓄えることができ、外気を吸う時に少し温めることができるのです。

また、マフラーを少し鼻にかけるだけでも効果がありそうです。ぜひ、実践してみてください。

風邪の直接の原因はウイルス。寒さも関係

風邪(普通感冒)の原因としてはウイルスや細菌ですが、そのうちの大半がウイルス(特にライノウイルスやコロナウイルス)によるものです。

ウイルスによる風邪の場合、有効な薬はありませんので、対処療法(解熱や喉の炎症を抑えたり鼻水の分泌を抑制)で症状を抑え、安静にして水分や栄養分の補給に努め、身体の自然治癒力による回復を待ちます。

なお、抗菌剤(抗生物質)はウイルスが原因の場合は効きませんが、細菌性の場合には有効です。

風邪(普通感冒)は急性上気道炎とも呼ばれ自覚症状としては、鼻水、鼻づまり、喉の痛みが主体となります。また頭痛や発熱、全身の倦怠感を伴う場合もあるようです。

通常は回復まで7日〜10日程度かかる場合が多いようです。

それとほとんどの風邪の場合、ライノウイルスによる場合が多いようですが、ライノウイルスは33℃位の温度が最も繁殖しやすいそうです。

ですので、外気温が下がった場合など、喉の温度が下がるような時はライノウイルスの繁殖に適した温度になっているかもしれません。

マスクを付けることにより、喉に潤いを与えまた温度も外気温に影響されない働きも期待できますので、風邪の時期には予防に有効な方法かと思われます。

風邪の原因にはウイルス以外に寒さや湿度が関係!

近頃の一般の家庭の状況を考えてみますと、年中エアコンで快適な温度に保たれた部屋で生活されておられる方が多いのではないでしょうか。

これは快適性という面では素晴らしいことですが、身体の自律神経や自然免疫力という面から見れば、いくつかの問題があると考えられます。

まず、夏は気温が高く、冬は気温が低いということは自然の摂理で、身体の自律神経や免疫態勢もそれに応じている部分もあります。

また、快適な温度に保たれた室内から夏は高温、冬は低温となっている屋外に出入りすることが身体にとってはストレスとなります。

温度差があまりにも大きければ自立神経系が乱れたり、それが免疫力に悪影響を及ぼしたりすることも考えられ、風邪をひきやすくなるということにもつながります。

風邪の対策としては、身体のウイルスに対する防衛反応を助ける意味でも、適切な湿度を保つようにしましょう。

これにより、喉や鼻粘膜の繊毛運動などによる細菌やウイルスの排除機能の維持やウイルスの飛散も抑えられるようです。

風邪で身体の寒さを感じる場合の原因と対処法

風邪のひきはじめには「身体がゾクゾクする」とか「喉がイガラッポイ」とかの自覚症状が出る場合があります。

もし身体に寒気を感じた際などには風邪のひきはじめのサインですので、できるだけ体力の消耗を防いで体温が奪われないような工夫が必要です。

風邪に対する身体の防御反応としては、まず体温を上げようとします。

これはウイルスの繁殖を抑えたり、身体の防御機能を高めるように作用します。

体温を上げる仕組みとしては3段階あり、第1段階は、身体の表面に近い血液の循環量を減らすことにより体温が下がるのを防ぎます。

第2段階は体内の脂肪を燃焼させて熱を生み出そうとします。

第3段階は骨格筋を使った震えによる熱をつくり出そうとします。

このような身体の熱をつくり出す働きにより、体温が上昇してきた場合、室温や衣類による体温の調整が必要になってきます。

体温が上がり過ぎても身体にはマイナスですので、汗がたくさん出てきたら適度な体温を保つように注意が必要です。

それと風邪で発熱した場合、安易に解熱剤を使う方がおられたり、熱はウイルスをやっつけるのに必要なものだから…と子供さんが苦しそうにしているのに解熱剤を飲ませない方がおられたりといろいろなようです。

基本的には本人が苦しい様子を見せていなければ少々熱があっても解熱剤は必要ないのですが、高熱で食べ物が喉を通らないとか苦しくて寝付けないのような場合には解熱剤で熱を少し下げて(平熱にまで下げる必要はありません)、苦しくないようにしてあげてください。

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