顔が炎症で腫れるのはなぜ?原因となる病気・対処法
2017/12/07
顔が赤く腫れるのは炎症を起こしている可能性があります。
痛みやかゆみを伴う場合、一時的なものであれば蚊やダニなどの虫刺されで心配することはないでしょう。
しかし、症状が続き、悪化するのであれば、受診が必要なケースもあります。
今回は、顔が炎症で腫れる場合、原因として考えられる病気や要因、対処法についてご紹介します。
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目次
顔が腫れてかゆみを伴う炎症は「じんましん」?特徴と症状
「じんましん」とは?
顔が炎症を起こして赤く腫れ、かゆみも伴う場合はじんましんの可能性があります。
腫れ方は様々で、地図のように不規則な形や、米粒くらいの円形になることもあり、腫れる部位も一定ではありません。
通常であれば、24時間以内に症状はおさまりますが、4週以上続く場合は「慢性じんましん」と言われます。
かゆみの原因は、肥満細胞のヒスタミンという物質で、腫れはこの物質の働きにより毛細血管が広がることで起こります。
5人に1人は経験するというありふれた症状であると言えます。
じんましんの症状
じんましんの主な症状は、みみずばれのような発疹が、強いかゆみを伴って突然現れることです。
かゆみを我慢できずかいてしまうと、引っかいた所が腫れ、症状が悪化して痛みを覚えることもあります。
じんましんは、かゆみの感じ方に波があるため、自覚するのは難しいでしょう。
症状は24時間以内でおさまることがほとんどですが、数日間続いてそのまま慢性化するケースもあり、注意が必要です。
顔が炎症で腫れるのはクインケ浮腫?…じんましんとの違い
クインケ浮腫とは?
まぶたや唇など顔が突然腫れる血管性浮腫のことで、じんましんの一種とされています。
まれに喉にも現れ、呼吸困難になるケースも見られます。
症状が現れるのは、数時間から長くても数日で、かゆみや痛みを伴うことはありません。
詳しい原因の解明はまだですが、ストレスや疲労、食べ物や薬などが要因だという説が有力です。
症状の特徴・症状が出る期間
クインケ浮腫の症状は、皮膚のどこにでも現れますが、特にまぶたや唇、頬などの顔や首によく出ます。
また、皮膚だけでなく口内や喉、消化管に現れることもあります。
腹痛や下痢などの症状がある場合は消化管、喉のつまりや息苦しさを感じる場合は、喉に浮腫があると考えられます。
これらの症状は突然現れ、1〜3日ほどで消失します。
いわゆる「じんましん」と違い、かゆみや痛みを伴ったり赤くなったりすることはありません。
これらの症状が出た場合は、じんましんではなくクインケ浮腫の可能性があります。
炎症で顔が腫れる…「丹毒」とは?原因と症状
炎症により顔が赤く腫れるのは、丹毒(たんどく)の可能性があります。
丹毒とは?
皮膚の皮下組織よりも浅い部分にある真皮に細菌が感染することによって起こる感染症で、化膿性炎症と呼ばれています。
皮膚の深部で起こる蜂窩織炎と似ていますが、区別は容易ではありません。
高齢者や免疫力が低下している人に多く見られます。
原因は?
丹毒の原因となるのは、レンサ球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌です。
これらの細菌が、外傷や手術の跡から真皮に入り込み炎症を起こします。
症状
皮膚に赤い腫れが突然現れます。高熱や悪寒、全身の倦怠感を伴うのが特徴です。
顔や下肢に現れることが多く、光沢があり境目がはっきりしている赤い腫れが急速に大きくなるのが特徴です。
水疱になると、皮膚が焼けつくようにヒリヒリして、触ると痛みを感じ、付近のリンパが腫れることもあります。
顔がかゆくて腫れる…アレルギーによる炎症の可能性も
顔が腫れるのはアレルギーによる炎症?そもそもアレルギーとは
アレルギーとは、外部から入ってきた異物に対する体の免疫反応です。
顔が腫れるのは、I型アレルギーの反応を引き起こす免疫細胞である肥満細胞が関与していると考えられます。
この肥満細胞の表面にはIgE抗体があり、アレルゲンである抗原が体内に入ってくると、防御反応としてヒスタミンなどの伝達物質を放出します。
抗原には、花粉やハウスダストの他、卵やそば、エビやカニ、金属や洗剤の成分など様々なものがあります。
これらに触れたり、吸い込んだり、食べたりすることで肥満細胞が刺激され、アレルギー反応が起こります。
ですから、アクセサリーなどの金属を長時間身につけていたり、アレルゲンが含まれている洗顔料の使用や、食品の摂取などによって顔がかゆくなったり腫れたりするのは、アレルギーの症状であると考えられます。
顔が腫れてかゆい!虫刺されの対処法
顔が腫れてかゆい場合、虫刺されの可能性も考えられます。虫の種類によって、腫れ方やかゆみの程度は異なります。
蚊
蚊に刺された場合、すぐに激しいかゆみを感じ、腫れてきます。
水ぶくれができることもあります。
イエダニ
イエダニに刺されると、その部位に強いかゆみと赤いブツブツが生じます。
かゆみと赤い発疹が、短ければ数日、長ければ10日ほど続くことがあります。
しょっちゅう刺されるのであれば、寝具やじゅうたんにまめに掃除機をかけたり干したりして、ダニが増えないように対策をしましょう。
ブヨ・アブ
これらの虫は、蚊と違って皮膚をかじって出てきた血液を吸うため、刺された時はわずかな痛みを感じた後、出血します。
その数時間後、強いかゆみを伴って赤く腫れるのが特徴です。
虫に刺されると、とてもかゆくなるので、つい引っかいてしまいがちですが、悪化したり、そこから二次感染を起こしたりする恐れもあります。
かゆくてもかくのは我慢して、抗ヒスタミン剤やステロイドが配合された外用薬を塗って対処することをおすすめします。