毎朝の腹痛と軟便の原因とは…生活習慣で解消される朝の症状
毎朝のトイレタイム、腹痛が起きて軟便になっている人はいませんか?
今の時代、ストレスが原因で腹痛や軟便を繰り返している人は多いのです。
軟便にはいろいろと原因がありますが、多いのがストレスからくる自律神経の乱れ、食生活の乱れなどで日常生活に影響が出ている場合なのです。
毎朝の苦しみは生活の改善で症状が軽減するかもしれませんよ。
腹痛や軟便の原因や改善方法について調べてみました。
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目次
軟便の種類で見極める危険度!毎朝の腹痛は病気かも
病気かも?!軟便の危険度
1cm程度の太さの軟便
軟便はストレスが原因のものが多いですが、直腸がんの可能性もあります。
運動不足や肉が中心の生活、アルコールの大量摂取をしていてポリープになった経験があり、家系に大腸がんの人がいた方は注意が必要です。
細い軟便を繰り返している人は生活を改善して、病院で検査してもらいましょう。
軟便がとても臭い
腸内環境が整っていればそこまでの臭いにはなりません。野菜不足や肉や揚げ物を好む、スナック菓子を多く摂っている食生活の乱れで便は臭いを発します。
乳酸菌や乳酸菌のえさになるオリゴ糖、食物繊維を多く摂ることで解消できます。
ですが、胃腸の4機能の低下やなにかの異常がある場合もありますので、食生活を改善しても臭いが強い場合は病院に相談しましょう。
軟便のときに未消化のものが浮いている
食物繊維のように消化しにくいものが残っているのなら問題はありませんが、アクのような脂分や消化しやすいものが浮いていたときは、膵炎や腸炎の病気の可能性があります。
軟便が続くと、腸内環境の悪化が見られることがあります。高純度のオリゴ糖や整腸剤は副作用もなく、より効果的に腸内環境を整えてくれます。
毎朝腹痛と軟便が続く人は生活環境を見直してみよう
軟便の人はまず原因を知るために、自分の生活を振り返ってみましょう。
- 暴飲暴食が多い
- アルコールやカフェインの摂取過多
- 冷たい飲食物の摂取過多
- 体自体を冷やすような生活や服装をしている
- 牛乳を飲むと下痢をする乳糖不耐症の可能性
- 睡眠不足や昼夜逆転など生活リズムが崩れている
- 軟便以外の症状がないか
など、あてはまるものはありますか?
さらに、上記以外にも意外なことが原因になっていることがあります。
- 野菜やフルーツ、ダイエット食品からの食物繊維の摂取過多
- 低カロリー甘味料の摂取過多
- サプリメントや薬の副作用
- 運動不足による筋力や基礎代謝の低下
- 栄養失調、消化不良
- 生活環境の変化
- 飲料水の変化
できることなら一日の基本的な自分の行動を紙に書き出してみましょう。より客観的に自分の生活を見ることができますよ。
改めて自分の生活を振り返ると新しい発見があるかもしれません。そこから改善点を探していきましょう。
毎朝の軟便や腹痛の原因で考えられる3つのこと
過敏性腸症候群
朝に腹痛が起こることが多く、内視鏡検査で異常がない場合は、過敏性腸症候群かもしれません。
原因はストレスであることが多く、精神面を治療しないと治らない場合が多い病気です。
多くの人がストレスを感じている今、過敏性腸症候群を患う人は増えてきています。消化器科で原因が分からないときは、心療内科を受診しましょう。
睡眠中の冷えからくるもの
睡眠中に体が冷えたり、冷たい食べ物の摂りすぎで内臓が冷えてしまうと、朝に腹痛が起こることが多いです。体が冷えると腸のぜん動運動がにぶり、下痢を引き起こします。
特に夏は暑いからとエアコンのきいた部屋にいると、気がつかないうちに体が冷えてしまうのです。
現代人はお風呂に入らずにシャワーですませてしまうことが多いので、冷えが改善されないままになってしまうのです。お腹を直接温めたり、温かい飲み物などをとって改善しましょう。
睡眠中はさらに体温が下がるので、朝に腹痛を起こしてしまいます。
ストレスからくる自律神経の乱れ
ストレスで自律神経がうまく働かないことも腹痛の原因になります。ストレスをうまく解消できないと、脳や体が休まらないのです。
仕事でのストレスがある人は、帰ってからも仕事のことを考えてしまいがちです。
自律神経はストレスの影響を受けやすく、腸の働きにもかかわってきます。腸がうまく働かずに便秘や下痢を起こし腹痛を感じるのです。
トイレがないという不安からうつに進行してしまう人もいます。
腹痛がないのに毎朝軟便の人に考えられる原因
消化器官の働きの低下の可能性
まず、最初に考えられる原因としては消化器官の働きの低下の可能性があります。
消化器官とは口から肛門まで1つにつながっているとても長い器官で、なにかを食べたり飲んだりしたものが流れていきながら消化吸収や分解をして排泄までの働きをしています。
消化器官になにかの異常が出ると食べ物から栄養を吸収することができず、本来は体内に吸収される栄養素をうまく取り込むことができません。
そうすると、取り込めなかった栄養素が腸内に溜まっていき腐敗してきます。そして悪玉菌が増殖して善玉菌の働きの邪魔をしてしまいます。
この悪玉菌の働きで普段と同じように便の形を形成することができずに、無駄に水分が含まれている軟便になってしまうのです。
消化器官の働きを元に戻すこと、それは悪玉菌を減らしていくことです。これが軟便を治すためのポイントになります。
軟便を治す効果のある食事の仕方
急性の下痢になったときは、半日から1日絶食して、胃腸を少し休ませましょう。症状が治まってきたら、おかゆなどの消化の良い食事で様子を見て徐々に胃腸を慣らしていきます。
急性の下痢は2日ほどで治まることが多いのですが、いつまでも続くようであれば病院を受診しましょう。
また、急性の場合の症状は激しいことが多いので、脱水症状には注意してください。
水分補給も胃腸を休ませるために、ぬるめの白湯や常温にしたスポーツドリンクなどを少しずつ飲むようにしてください。冷たいものやカフェインの含まれているものは飲まないようにしましょう。
慢性の下痢の場合は腸への刺激の少ない、栄養価の高い食べ物を摂るように心がけてください。
やわらかいご飯やうどん、バナナやヨーグルト、白身の魚、豆腐などは栄養価が高く、胃腸への負担が少ないです。
反対に肉類や揚げ物など脂質の多いもの、お菓子のような糖分が多いもの、繊維質の多いものは負担になります。
また乳製品は下痢を起こしやすかったり、食品によってはアレルギー反応で腸の状態が悪くなる場合もあります。自分の体質と相性の悪いものは食べないようにしましょう。