腰痛と筋肉痛の違いとは?その原因と対処法の比較
同じように腰のあたりが痛いといっても、腰痛の場合と筋肉痛の場合があります。
これらは同じように見えて、その原因や対処法はまったく異なります。
違った対処法により、逆効果だったということにもなりかねません。
ということで、ここでは対処法を誤らないためにも、腰痛と筋肉痛の違い、そしてそれぞれの対処法について紹介していきます。
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目次
腰痛の原因には関節痛と筋肉痛の違いがある!
「腰痛」という言葉は病名ではなく症状を表します。一概に腰痛といってもその症状や原因は様々です。
ギックリ腰のように突然起こるものもあれば慢性のものもあります。また、内臓疾患が原因で起こる腰痛もあります。
こうした腰痛には大きく2つの種類があります。一つは疲労によって筋肉が痛む筋肉系のもの、そしてもう一つが腰の関節がいろんな要因によって痛みを起こす椎間関節痛系です。それぞれ原因が異なるため治療法も異なります。
しかし、実際に慢性の腰痛を抱える人は、痛みがひどくなるたびに病院に行き、消炎鎮痛剤を処方されるだけということがよくあります。
また、このような人の中には、痛みが引かないからと病院を変えまでしても鎮痛剤をもらい続ける人もいます。
このように、鎮痛剤を使ってもなかなか改善されない人は、もしかしたら筋筋膜性腰痛の可能性があります。筋肉疲労によって起こる腰痛です。
鎮痛剤の効果があるのは関節痛の場合で、筋肉系の痛みによる腰痛にはあまり効果がありません。だから、鎮痛剤を使っても症状が改善されないのです。
このように、ひとえに腰痛といっても、関節痛によるものと筋肉痛によるものは原因も違い、治療法も異なりますので注意が必要です。
腰痛と筋肉痛の症状や治療にはこのような違いがある!
同じように腰のあたりが痛む症状でも、腰痛と筋肉痛は全くの別物です。
腰痛と筋肉痛では症状と治療法が異なります。
その違いを紹介します。
症状の違い
神経痛による腰痛の場合、基本的に痺れるような痛みが広がることが特徴です。
放置すると動くことが出来ない程の痛みに襲われます。
筋肉痛の場合は、鈍い痛みが腰全体に広がり、倦怠感を伴います。放置しても症状が悪化することが少なく、時間の経過と共に痛みが無くなるでしょう。
治療法の違い
神経痛による腰痛の場合は、関節痛となる要因が原因であることが多いため、まずは痛みの要因となっている異常や病気を治す必要があります。
異常や病気が完治するまでは腰痛が悪化してしまう可能性もあります。治療が終わるまでは激しい運動は避けたほうがいいでしょう。
筋肉痛の場合は、できる限り体を動かすことで筋肉の硬くなっている部分をほぐし、痛みを緩和させるといいでしょう。
このように、一概に腰のあたりの痛みといっても神経痛によるものと筋肉痛によるものは症状も治療法も異なりますので、しっかりと病院で検査してもらい、それにあった治療法を受けるようにしましょう。
間違った治療法で対処すると悪化する可能性もあります。特に自分だけの判断で対処しないようにしましょう。
腰痛や筋肉痛を緩和する湿布にもこのような違いがある
腰痛や筋肉痛になった時に、よくお世話になるのが湿布ではないでしょうか。
でも、湿布には冷湿布と温湿布の2つの種類があり、それぞれ症状によって使い分ける必要があります。
ここでは、その2つの湿布のそれぞれの使い方について紹介します。
冷湿布
冷湿布は急性の痛みの場合に使用します。ギックリ腰やねんざなど、炎症を起こして痛みがある場合、腫れがある場合に使用します。
患部を冷やすことで血流を抑制し、痛みを伝える神経を麻痺させることで、痛みを緩和させるのです。また、血管を収縮することで炎症をおさえる効果もあります。
ギックリ腰など急性の腰痛になった場合には、我慢せず冷湿布を使うようにしましょう。
ただし、痛みをしばらく我慢して、結局、湿布を使うことになった段階にはすでに炎症が治まっていたら、その時は冷湿布は避けた方がいいので注意しましょう。
温湿布
肩こりや神経痛、腰痛などの慢性的な痛みには温湿布を使います。
温湿布は主に血流を良くすることを目的としています。血流を良くすることにより、疲労物質を体外に排出しやすくするのです。
種類としては、湿布自体が高温になるものから、カプサイシンを含み、その成分が浸透することによって血管拡張を促すものまであります。
日頃から腰痛があり、湯船に浸かると楽になるという場合には温湿布が効果的でしょう。
ただし、慢性的な腰痛で温めても楽にならない、症状が悪化するような場合には、自己判断せず病院を受診するようにしましょう。
また、カプサイシンを含んでいる温湿布には注意が必要です。この温湿布をはがしてすぐに湯船に浸かると肌がピリピリと痛んでしまうことがあります。
カプサイシンは唐辛子に含まれている成分でピリピリ感を引き起こすことがあるのです。特に皮膚が敏感な人は注意するようにしましょう。
このように湿布といっても2つの種類があり、それぞれ使い方が異なりますので、自分の症状に合わせて使い分けるようにしましょう。
腰痛が出てしまった時の対処方法とは?
腰痛が出てしまった時、その原因の一つとして考えられるのが「いつも同じような動きをしている」ことです。ある特定の動きを繰り返すうちに、一ヶ所にストレスが過剰にかかり痛みを誘発してしまうのです。
そのため、腰痛がでてしまった時の痛みへの基本的な対処法は「痛みがでるいつもの動きと違う動きをする」ということです。痛みがでる動きの方向を変えるなどです。
実際には次のような運動をするといいでしょう。
- 背中を反った時に痛みがでる場合 → 腰を曲げるような運動をする
- 座っていると痛みがでる場合 → 腰を反るような運動をする
例:仰向けで寝た状態で、両ひざを抱え込み背中を丸める運動など
例:うつ伏せで寝た状態から、手をついて体を反らす運動など
座っていると痛みがでる場合は、次のような対処法も有効です。
- 15分に一回は体を動かす。
- 座っている時に腰と背もたれの間にタオルなどを入れる。
- いつも机にほおづえをついてしまう場合は、それをやめるようにする。もしくは、定期的にほおづえをつく手を変える。
- イスに浅く座っている場合は深く座るようにする。また、背筋を伸ばしてできるだけ上半身が90度になるように座る。
毎日の長時間の同じ動きは腰にも負担をかけるものです。定期的に違う動きを入れるようにし、1か所にストレスがかからないように気をつけましょう。
筋肉痛になった場合の対処方法はこれ!
筋肉痛の場合は、一時的に疲労物質がたまって血行が悪くなっています。そのため、対処方法としては、基本的に血行を良くすることが大事です。
実際には次のような対処方法があります。
患部を温める
筋肉痛をほぐすために、患部を温めて筋肉の血行を良くします。温める時には長時間同じ温度で温め続けると低温やけどを起こすこともあるため、蒸しタオルや電子レンジで温めるカイロなど自然に熱が冷めていくものを使いましょう。
また、温めすぎるとかえって血行が悪くなってしまうこともあるため、10〜20分を目安にしてください。
熱感を伴っている場合のみ冷やす
筋肉の使いすぎによる筋肉痛の場合には熱をもつこともあります。この場合は患部を15分〜20分ほど冷やしましょう。
ただ、一般の人はスポ-ツ選手のように筋肉を酷使することはあまりないので患部が熱をもつことはあまりないでしょう。激しい運動をしたあと筋肉が熱をもってしまった時だけ冷やすようにしましょう。
冷やすことは血行を促すという意味では良くないので、熱が引いたら逆に体を温めて血行を促しましょう。
ストレッチや軽い運動を行う
痛いからといってじっとしていると血行がよくならず、筋肉痛も良くなりません。無理をしない程度にストレッチや軽い運動をすれば、次第に血行が良くなり腰痛も解消されていくでしょう。
筋肉痛の症状は肩こりに似ています。”筋肉がこわばった状態”ですので、ストレッチなどをして筋肉をほぐすことも大事です。
ビタミンB1を摂取する
ビタミンB1は疲労回復に効果があると言われています。ビタミンB1を多く含む食品には、豚肉、鶏肉、カツオ節、大豆、インゲン豆などがあります。これらを積極的に食事に加えてみましょう。
このように、筋肉痛の場合は、血行が原因であることが多いため、血行を促すことを行えば解消されていくでしょう。