歯医者の予約をキャンセルせざるを得ない時のマナ－・注意点について

皆さんも一度は歯医者にお世話になったことがあるでしょう。

歯医者はほとんどの場合、予約して通院することになりますが、急な仕事や用事で予約していた日に行けなくなることもあるものです。

そんな時、予約をキャンセルすることに罪悪感を感じてしまうことがあるのではないでしょうか。

このような場合、歯科の先生はどのように思うのか、さらにキャンセルした後もスム－ズに通院するための連絡マナ－や注意点を紹介します。

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歯医者の予約をキャンセルする人は病院にとって嫌な患者なのか？

まずは歯医者に通うある患者さんの質問を見てみましょう。

（患者側から）
歯医者の予約を診療時間ギリギリにキャンセルしてしまいました。

歯医者にはきちんと電話連絡し「都合が悪く行けなくなったため、キャンセルしたい」ということを伝え、後日、予約をし直すことになったのですが、歯医者側としては「嫌な患者」として見られてしまうのでしょうか。

（歯医者側から）
これに対し、歯医者側からの回答をまとめると次の通りです。

完全予約制の歯医者の場合、電話キャンセルと無断キャンセルの扱いは大きく異なるそうです。

電話キャンセルの場合、予約していた患者が来ないことがわかっていますので、急患が来ればその患者を治療することができます。

でも、無断キャンセルだった場合、予約していた患者が来るのか来ないのかわかりません。そうなると、急患が来たとしても予約患者を優先させるため、急患の患者に待ってもらうか別の病院に行ってもらうことになります。

結局、予約していた患者は来ないので、時間ロスや患者の損失が発生します。こうなると、怒りを感じてくるそうです。

当然、無断キャンセルした患者に対しては同じサ－ビスの治療は行わなく、かなり厳重に説教することになります。

一方、電話キャンセルした場合は、空いた時間に他の患者を診察することができるし、説教することもありません。対応方法も変えないそうです。

当たり前に無断キャンセルする人は、歯医者側に大きな損失が出ることを理解してほしいとのこと。

質問している患者さんは、きちんと電話してキャンセルしているので、歯医者側からは特に「嫌な患者」としては見られないそうです。

歯医者の予約をキャンセルする時にはここに注意しよう！

ときとして突然の用事ができ，予約していた歯医者をキャンセルせざるを得ない状況というのはありうることです。

その時には、歯医者にはちゃんとキャンセルの連絡を入れるようにしましょう。

ここでは、歯医者の予約をキャンセルする時に気をつけたいことを紹介します。

キャンセルせざるを得なくなった時点でキャンセルの電話をする

ほとんどの歯医者では予約制をとっています。それは、歯科の診察・治療時間が他の診療科目の診療時間に比べて長いからと言われています。

そのため、患者が直前に診療予約をキャンセルすると、先生はその時間を空けてしまうことになります。

しかし、予約時間までにキャンセルすることがわかっていれば、急患などの他の患者を診ることができるのです。

だから、キャンセルせざるを得なくなったら、その時点で歯医者には電話連絡するようにしましょう。

キャンセルの理由は正直に話す

歯医者の予約キャンセルをする時に理由をいろいろと考えてしまう人もいるでしょう。

でも、キャンセルせざる得なくなったのは、他に予定が入ってしまい変更せざるを得ないことが多いのではないでしょうか。

その時はきちんと正直に理由を話せば問題ありません。変に別の理由をつけてあとで気まずくなるよりは、きちんと話した方がいいです。

歯科の先生も事前にきちんと正直に連絡すれば、特に怒ったりすることもないでしょう。

キャンセルと同時に次の予約を取り直す

キャンセルの電話連絡をした際には、次の予約もできるだけ取り直しておきましょう。

特に、人気の歯医者では次の予約が取りづらいものです。治療を途中で止めないためにも、予定はしっかりしておきましょう。

歯医者の予約をキャンセルする際のポイント

では、実際にキャンセルの電話をする際には、歯医者にはどのように伝えたらよいのでしょうか。

ここでは，そのポイントとなることを紹介します。

まず、電話連絡する前に予約変更後の日時を書き取るためのメモ用紙を準備しておきましょう。

その上でポイントとなるのは次の点です。

1. 歯医者の受付の方が電話に出たら、自分の名前と予約していた時間を伝える
2. 受付の方が「どうされましたか？」と確認してきたら、キャンセルしたい旨を伝え、理由を話す
3. 新しい予約を取りたい旨を伝え、予約を新たにとってもらう

もちろん、キャンセル料は発生しませんので、当日キャンセルすることがわかった時点でちゃんと電話連絡するようにしましょう。

また、自分のスケジュ－ルが未定でその時に新しい予約ができない場合は、再度電話することを伝え、後日調整しましょう。

歯医者を変えたい時のキャンセルの理由について

今、通っている歯医者がどうも自分に合わなく、別の歯医者に変えたいは思うこともあるでしょう。

そのときは一旦、今通っている歯医者自体をキャンセルする必要があります。

しかし、歯医者自体をキャンセルするのはなかなか難しいもの。キャンセルする理由がなかなか思い浮かばないものです。

また、気が弱い人や嘘をつくのが苦手な人は理由を考えるのがかなり難しいのではないでしょうか。

では、こんな時はどのような理由でキャンセルするのがいいのでしょうか。

それは、「入院や引っ越しのようなその歯医者に通えなくなることを理由にする」のが無難です。特に入院はデリケ－トな話になるので、突っ込んだ質問もされにくいでしょう。

今通っている歯医者には入院することを伝えキャンセルしてもらい、その後、別の歯医者に変えるようにするといいでしょう。

予約キャンセルが多いのは歯医者は病院側に問題がある場合も！

歯医者のキャンセルは患者の方に問題があるように思われがちですが、そうとも限りません。

キャンセルが多い場合は、病院側のシステムや接客対応に問題があると考えてもいいかもしれません。

例えば、次のような歯科医院にはキャンセルが多いものです。

• 病院へのアポイントの入れ方に問題がある
• 患者への治療計画の説明がない
• スタッフの患者への対応がマニュアル通りで機械的
• 治療を説明するためのツ－ルがない
• カウンセリング（初診など）が5分以内で終わる
• とにかく歯科医の先生が忙しすぎる（急患の多い歯科医院）
• スタッフが指示しないと動かない
• 院長以外に次を担う歯科医が育っていない

などです。

このような病院だと患者も不信感を抱いてキャンセルしたくなるものです。

また、キャンセルや治療中断が多い歯科医院はそのようなことをする患者を無意識のうちに集めてしまっているようです。

もし、今、通っている歯医者がこのような状態であれば、キャンセルすることも考えた方がいいかもしれません。

歯医者をキャンセルすることは一方的に患者が悪いだけではなく、病院側にも問題がある場合もあるのですから。