食後の一服が引き金に…タバコを吸うと吐き気がする原因

食後にコーヒーと一緒にタバコを一服…という習慣がある方も多いのではないでしょうか？

しかし、いつもと一緒の食後のルーティーンでも、吐き気などの体調不良を引き起こしてしまうことがあります。

意外に多くの愛煙家が悩む食後の吐き気の原因は何なのか、今回は詳しく調べてみました。

不快な症状はどう対処するべきなのか、ぜひ参考にして適切に対処しましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

食後のタバコで吐き気が…考えられる原因は？

ニコチン代謝

食後にタバコを吸って吐き気をもよおす原因の一つにニコチンの代謝異常が考えられます。
タバコを吸うとニコチンが体の中に取り込まれ、代謝されていきます。

愛煙家はこのニコチン代謝が早く、体からニコチンが代謝され減少することで、また衰退という気持ちになります。

このニコチン代謝の働きは個人差があり、なかなか分解できない人もいます。
体の中でニコチンが分解できずに蓄積すると、吐き気をもよおすことがあります。

昨日までは何ともなかったタバコでも何らかのきっかけにより代謝異常を起こすと吐き気をもよおすことがあります。

妊娠

妊娠すると、今まで何ともなかった臭いや味を急激に受け付けなくなってしまうことがあります。

食後の習慣としてタバコを吸っており、妊娠をきっかけにタバコの臭いに嫌悪感を感じるようになると、吐き気に繋がることもあります。

タバコは胎児の成長に悪影響を与える要因で、特に妊娠初期にはその影響を受けやすくなっています。

妊娠の可能性がある場合は、直ちにタバコをやめて産婦人科を受診するようにしましょう！

まだまだある！食後のタバコで吐き気する原因

食後のタバコで吐き気が生じる場合に、上記の原因以外にもタバコがきっかけとなり吐き気を誘発してしまう場合があります。

逆流性食道炎

食べたものは食道を通り胃へと進み胃液によって消化されます。

食道と胃の間には逆流を防ぐ弁があり、通常であれば一方通行で消化されることになりますが、胃の内容物が食道の方に逆流し、胃酸によって食道が炎症を起こしている状態を、逆流性食道炎と言います。

逆流性食道炎の場合、タバコの煙や成分によってさらに胃酸を分泌させて症状を悪化させてしまうことがあります。

特に食後は胃の内容物が多くなり、吐き気が強くなる傾向にあります。

ストレス

ストレスなど精神的な圧迫が大きい時もタバコで吐き気が生じることがあります。

ストレスを感じていることで体の代謝が下がり、ニコチンの代謝を阻害したり、タバコの成分が胃腸の刺激となり吐き気を生じることがあります。

食後のタバコで生じる吐き気は逆流性食道炎？

食後のタバコで吐き気が生じ、のどに痛みや酸っぱさを感じる場合はほぼ逆流性食道炎といっても間違いはないでしょう。

気になる点がある方はすぐに喫煙を止めて、病院を受診しましょう。

逆流性食道炎の症状

• 胸やけ
• 頻回なゲップ
• 喉の奥に違和感
• 口の中の酸っぱさ
• 胸や喉の痛み
• 食欲不振
• 胃のムカつき
• 胸や喉の詰まり
• 咳や痰
• 声の不調

逆流性食道炎になりやすい人の特徴

• 慢性的にストレスを感じている
• 喫煙習慣
• 便秘症
• 運動不足
• 猫背
• 肥満
• 不規則な食事

逆流性食道炎を放置するとどうなる？

逆流性食道炎になると病院で胃酸の分泌を抑える薬を処方してもらうことになりますが、放置すると更に症状は悪化していくことになります。

胃酸により食道は更にダメージを受けることになり、最悪の場合食道がんへと進行してしまいます。

逆流性食道炎は症状を甘く見ずに、早めに対処するようにしましょう。

吐き気だけじゃない！食後のタバコでめまいや頭痛が生じる原因

食後にタバコを吸うことで、吐き気以外にも様々な不快な症状が現れることがあります。

タバコを吸うことで、一時的に脳に運ばれる酸素が減少し、脳が酸欠状態になるケースも考えられます。

脳が酸欠になった時に現れる症状

あくびが増える

あくびは脳に酸素を送り込もうとする体の働きの一つです。

あくびが増えるということはそれだけ、脳の酸素が足りていないということになります。

慢性的な疲労感

体のダメージや疲労回復に、酸素は必要不可欠な要素です。

脳の酸素が不足することで、疲労回復が遅れてしまい、疲労感が蓄積していきます。

立ちくらみ

脳が酸欠を起こすことでよくある症状としてよく挙げられるのが立ちくらみです。

酸素が足りなくなることで、脳の働きが噛み合わなくなり立ちくらみが生じてしまいます。

これ以外にも脳の酸欠には様々な症状が現れ、重軽度には個人差があります。体に不調が現れた時には、タバコをやめて、体を休めることが重要です。

食後は注意！タバコで生じる吐き気の対処法

食後にタバコを吸うと吐き気を生じてしまう場合、一番の対処法は喫煙することが一番の改善策です。

ニコチン代謝の異常のようにタバコが直接的に影響を及ぼしている場合や、逆流性食道炎やストレスが原因でタバコがきっかけとなり吐き気を誘発している場合であっても、タバコを止めることが一番の解決策と言えるでしょう。

しかし、愛煙家の方は禁煙することにストレスを感じてしまう方も多く、一気に禁煙すると逆に体調を崩してしまうこともあります。

徐々にタバコの本数を減らすように心がけるだけでも、充分に改善することが期待できます。

また、吐き気が生じるのが食後だけなのであれば、食後の喫煙を控えるようにしてみましょう。

しかし妊娠の可能性がある場合は、どんな理由があったとしても直ちにタバコを止めるようにしましょう。

タバコは体にとって悪影響を与える要因の一つです。

健康を阻害するような付き合い方はやめて、心と体の健康のために必要なことを考えてみましょう。