お酒を飲み過ぎると手が黄色くなる原因
皆さんは、自分の手の色が黄色くなった、という経験はありませんか。
手が黄色くなる原因のひとつに、肝臓の異常があると言われています。
お酒を飲み過ぎたり、肝臓に負担がかかる食べ物を食べ過ぎたりすると、手の色が黄色くなるほか、様々な体の異変が生じてきます。
ここでは、自覚症状が起こりにくい肝臓病を防ぐための対処法について、ご紹介します。
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目次
お酒の飲み過ぎと手が黄色くなることの関係
肝臓が疲れて弱ってくると、手が黄色いという症状が出ることが知られています。
その原因としてまず挙げられるのが、お酒の飲み過ぎです。
肝臓は摂取したお酒を分解し解毒する働きがあるため、お酒を飲み過ぎると肝臓が疲れてきます。
毎日お酒を多く飲んでいる人は、ぜひ週に何日かはお酒を飲むことを控えて、肝臓を休ませたいものです。
お酒以外にも、以下のような原因で肝臓が疲れて手の色が黄色くなると言われています。
1.香辛料の多い食べ物やカフェインが多く含まれている飲み物の過剰摂取
味付けの辛い食べ物や、コーヒー、紅茶などのカフェインが多い飲み物は、肝臓に負担が多くかかります。
2.脂肪分の多い食べ物やファストフードの食べ過ぎ
コンビニで販売されているお弁当などに多く含まれている添加物や、インスタント食品なども肝臓には良くありません。
3.抗生物質などの薬の多用
薬を毎日多く服用していると肝臓が疲れてくるため、できるだけ最小限にとどめたいものです。
お酒を飲み過ぎることで手が黄色くなる理由
お酒を飲み過ぎたりして肝臓が疲れたり、機能が低下すると、黄疸によって手のひらが黄色くなります。
ただ手のひらが黄色いだけだと油断をしていると、肝臓に重篤な症状を来すことになりますから注意が必要です。
そもそも、なぜ肝臓が悪くなると手が黄色くなるのでしょうか。
それは、血液中にビリルビンが増えることによって起こる現象です。
ビリルビンは主に赤血球が破壊され、ヘモグロビンが分解されることでできる物質です。
このビリルビンはアルブミンと結合して肝臓に運ばれて肝細胞内に入り、肝細胞から出て胆汁として胆管へと向かいます。
ところが、肝臓の働きが低下するとビリルビンが血液中に多く入り込み、黄疸の症状が現れることになります。
ただし、黄疸以外の原因によっても、手のひらが黄色くなることがあります。
例えば、果物や野菜を多く摂取しすぎた場合、あるいは貧血や血液中の総ビリルビンが多い体質の人も手のひらが黄色いとされています。
お酒以外に手のひらが黄色くなる原因の柑皮症に関して
皆さんは柑皮症という症状について、ご存じでしょうか。寒い時期には、みかんをよく食べるようになりますよね。
みかんはビタミンCが豊富で、大人の1日に必要なビタミンCがみかん2個で摂取できるといわれています。
値段も手ごろで購入しやすいことから、ついつい食べ過ぎてしまいがちになるものです。
しかし、あまりたくさん食べてしまうと、気が付いたら手が黄色くなっていることに驚いた、という人も多いでしょう。
これは、みかんに含まれている色素のβ-カロテンが皮膚に沈着することで生じます。
肝臓でカロテンをビタミンAに変換できない場合に、皮膚に沈着しやすくなるものであり、手のひらだけでなくひどい場合には全身が黄色くなることもあります。
みかんに限らず、カボチャなどカロテンを多く含む食べ物をたくさん食べれば同様の症状が生じますが、病気ではなく食べるのをやめれば治まりますので深刻に考える必要はありません。
お酒で手が黄色いだけではない!肝臓病の自覚症状
肝臓の病気は自覚症状が少ないため、かなり悪化するまで自分では気付きにくいと言われています。
しかし、全くないというわけではなく、何らかの兆候が現れますので、そのわずかなサインを見逃さないことが大切です。
肝臓に何らかの異変が生じている場合、以下のような症状が現れますが、風邪の症状と似ているために気付かないことが多いものです。
- 体がだるく疲れやすい、微熱がある
- 食欲がわかない、脂っぽいものが食べられない
- からだがかゆい
- 急にお酒が飲みたくなくなる
また、さらに肝臓の悪化が進むと、以下のような症状が現れます。どれか一つでも該当する場合には、かなり重篤な状態が考えられ、早急に治療が必要になります。
- 白目の部分が黄色い
- 手のひらが赤くなる
- 全身に黄疸ができて、肌が黄色や黒色になる
- 首や背中、肩に赤い斑点ができる
お酒で手が黄色いだけではない!肝臓病の原因と対処法
肝臓が悪くなると、命に関わることもありますから、十分に注意したいものです。
とはいえ、自覚症状がほとんどありませんから、なかなか難しいものですよね。
以下に、肝臓が弱ってきたときのサインと、肝臓に良くないもの、また弱ってきた肝臓を元気にする方法についてまとめてみました。
1.肝臓が弱くなってきたときのサイン
(1)顔や体中の皮膚が黄色くなる
顔の皮膚が黄色くなってきて、黄色が濃いほど症状が重くなっています。
(2)手のひらや足の裏が黄色くなる
手のひらや足の裏を握ると縦線ができますが、この縦線の溝が黄色になっていると、肝臓が弱っていることがあります。
2.肝臓に良くないもの
(1)アルコール類
アルコール類は肝臓に負担をかけますので、多く摂取するのは控えるようにしましょう。
(2)内服薬
薬の服用も肝臓には良くありません。
抗生物質や鎮静剤は特に肝臓の負担が大きいとされていますが、漢方薬のような刺激の少ないものでもできるだけ飲まないようにしたいものです。
(3)刺激の強い食べ物や飲み物
辛いものや味の濃い食べ物は、食べ過ぎに注意が必要です。
また、コーヒーや紅茶など刺激の強い飲み物も、できるだけ控えるようにしましょう。
3.肝臓の機能を元気にする方法
(1)生活習慣を正す
夜はできるだけ早く寝るようにして、朝は早起きして軽い運動をするように習慣づけることが大切です。
(2)肝臓に良い食べ物を食べる
食生活を見直し、インスタント食に頼らないことが大切です。
栄養価が高くて、消化の良いものを積極的に摂取するようにしましょう。
(3)1日2食にする
肝臓は、朝はおもに排泄のために働いていることから、朝食を抑えるか、あるいは軽く食べる程度にとどめた方が肝臓の負担を軽くできます。