タバコで吐き気がするのは病気？考えられる原因と予防法

タバコを吸うと吐き気を催してしまうことはありませんか？

意外に多くの愛煙家の方が、タバコを吸う時に吐き気を感じているようです。

そこでタバコで生じる吐き気の原因について調べてみました。

そこには病気の可能性やタバコに含まれる成分も影響するようです。

今回ご紹介する原因や対処法をぜひ参考にして、タバコと健康について考えてみましょう！

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タバコで吐き気は病気？逆流性食道炎かも！

タバコを吸う人が吐き気を感じる原因としてよく挙げられるのが、「逆流性食道炎」という病気です。

タバコの煙によって胃腸を刺激することで生じることが多く、愛煙家はこの「逆流性食道炎」を患う方が多いと言われています。

逆流性食道炎とは…

基本的に何かを飲食した場合、口から食道を通り胃へと一方方向に運ばれます。

これは、食道と胃腸の間にある下部食道括約筋が弁となり、胃からの逆流を防いでいます。

しかし何らかの理由からこの下部食道括約筋の力が弱まり、胃腸から食道に胃酸が逆流してしまうことで、吐き気や胸やけを引き起こします。

胃には飲食したものを消化するために強い酸性の胃液があり、胃はこの強酸に負けない粘膜持っていますが、食道には強酸に耐えうる粘膜がないため、食道が胃酸によってただれたり炎症をおこしたりしてしまうのです。

逆流性食道炎になる原因

逆流性食道炎は日常の様々なきっかけで生じてしまう病気です。

下記の生活習慣に心当たりがある方は、注意しておきましょう。

• 喫煙習慣がある
• 加齢
• 肥満
• 過度のストレス
• 脂質の多い食事
• 暴飲暴食

タバコで吐き気は病気じゃない？妊娠の可能性も！

タバコで吐き気を感じる時には、必ずしも病気が原因になっているわけではありません。

病気でなくても気を付けたい原因としては、「妊娠」が挙げられます。

妊娠すると女性の身体には様々な変化が現れていきます。

今まで何ともなかった臭いが急にダメになったり、嗜好が変わったりと、昨日まで何ともなかったタバコの煙やにおいに拒絶反応を示して吐き気をもよおしてしまうことも考えられます。

妊娠初期症状

• 月経がない
• 胸の張り
• 吐き気
• 腰痛
• 腹痛
• 倦怠感
• 眠気

など、この症状以外にも様々な症状が現れます。

もし妊娠している場合、お腹の赤ちゃんにとって喫煙はデメリットでしかありません。

お腹の赤ちゃんの健康な成長を阻害してしまいます。

特に妊娠初期には流産の原因になってしまうこともあるので、妊娠を希望している場合や妊娠がわかった時にはすぐにタバコを控えるようにしましょう。

タバコで吐き気は病気？胃腸炎の疑い

タバコで吐き気を感じる時には、胃腸炎を引き起こしていることも考えられます。

逆流性食道炎と同様に、タバコの成分や煙は、胃腸に大きなダメージを与える原因になってしまうことを覚えておきましょう。

胃腸炎とは…

胃腸炎は胃や腸で炎症を起こしている状態のことを指します。

ほとんどの原因がウイルス性であることが多く、他者からの感染が主な感染経路になります。

喫煙習慣で弱った胃腸に、ウイルスが侵入することで炎症を起こしやすくなっています。

また、胃腸炎になっている時に、喫煙を続けてしまうと更に悪化してしまいます。胃腸炎の改善に禁煙は必須であり、喫煙を止めなければどんどんと体が蝕まれていくようになります。

胃腸炎はウイルス以外にも、ストレスが原因になっていることもあります。改善するためには、生活習慣の見直しも重要なポイントになります。

タバコを吸うと吐き気がする原因は？病気ではなくニコチンの代謝異常

タバコで吐き気を感じる場合、タバコに含まれる「ニコチン」という成分が原因になっていることも考えられます。

「ニコチン」とは、タバコに含まれる有害物質の一種で、タバコを吸うことで体の中に取り込まれる成分です。

体に「ニコチン」が取り入れられると、体は有害物質である「ニコチン」を退社するようになりますが、この「ニコチン」を代謝する力は個人差があり、中には体の中で上手く「ニコチン」を代謝できない場合があります。

体の中で、「ニコチン」が代謝されなければ、「ニコチン」が体内に留まることとなり、吐き気・冷や汗・貧血・痙攣などを引き起こすことがあります。

「ニコチン」の代謝ができてないまま、さらに喫煙を繰り返すと、体には更に「ニコチン」が蓄積し、症状を悪化させてしまいます。

タバコを吸った後にこのような症状が現れた場合はすぐに、タバコをやめるようにしましょう。

病気を未然に防ぐ！タバコによる吐き気を緩和させる方法

タバコを吸うことで、上記でご紹介した以上に様々な悪影響が体に現れることが予想されます。

このような症状を緩和・予防するために、一番重要なのはやはり、タバコを絶つことが一番重要なことでしょう。

しかし、なかなか禁煙することができずに、吐き気などの辛い症状に見舞われる時は、今までとは違う方法で禁煙を試みてみましょう。

効果的な禁煙法をご紹介します。

徐々に本数を減らす

一気にタバコをやめてしまうとストレスを感じてしまいます。

日々少しずつタバコの量を減らしていくことで、確実に禁煙を成功することができるようになります。

タバコを吸う状況を変える

まずは自分がどんな時にタバコを吸うのかをイメージしてみましょう。

• お酒を飲んだ時
• 食後
• コーヒーブレイク
• ストレス発散
• 休憩時

など、タバコを吸うパターンが見えてくるはずです。

禁煙するためには、タバコを吸いたくなる状況をどう乗り切るかが重要です。

タバコが吸いたくなる状況を意識的に回避したり、タバコに変わるものを見つけたりと、タバコを吸わない習慣を身に付けましょう。