血液検査でCRPの項目が高い…子供の場合で考えられる病気
CRP値という言葉を知っていますか?
CRP値とは病院で血液検査をした時に測定される数値で、高い・低いによって病気の可能性や影響などを知ることができるのです。
今回は、CRP値と子供の病気に注目し、詳しく調べてみました。
CRP値によって子供のどんな病気がわかるのか、またどんなことに注意する必要があるのかなど、ぜひ参考にして子供の健康管理に役立ててください。
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熱が高い子供が血液検査をする理由】
子供が高いと危険?CRPって何?
体調不良の原因がなかなかわからない、特に子供の体調不良は自分で症状を伝えるのが難しく、詳しい病状がわかりづらいものです。
そこで注目したいのが「CRP値」です。
このCRP値とは、C-クリアティブ・プロテインの略で、血液検査をする時に測る項目の一種、体の不調の原因を知るためのものです。
体調不良とは、体の中で何らかの病気が影響していることがあり、その原因や病状などをCRP値から読み取ることができるのです。
血液検査でCRP値を測定することで、病気の状況・進行度合い・重軽度などを判定することができます。
また病気の発見だけでなく、病気の経過を確認するためにも重要な検査と言えます。
病気の診断はCRP値を含め総合的に判断されるようになりますが、CRP値が上昇することで潜在的な炎症や疾患を見極めることができます。
CRPが高い子供に考えられる病
では子供の血液検査でCRP値が高かった場合、どのような病気が考えられるのか、子供によくみられる病気をいくつかまとめてみました。
手足口病
手足口病は、その名の通り手足や口に水泡のようなできものができるウイルス性の病気です。
5歳頃までにほとんどの幼児がかかる病気で、主に幼稚園や保育園など集団生活によって感染します。
症状によっては発熱や水泡に痛みを感じることもあります。
プール熱
一般的にプール熱と言われる「咽頭結膜熱」はアデノウイルスがプールの水を介して子供たちに感染していきます。
そのためプールが始まる6月から夏にかけて流行する病気です。
喉の痛みや充血、発熱などの症状があり、長くて2週間程度症状が続くことがあります。
ヘルパンギーナ
乳幼児に多く見られる夏風邪の一種で、喉の奥に炎症により赤く腫れた水泡ができ39度を超える高熱が1〜3日程度続きます。
高値とはどのくらいから?大人と子供の違いはあるの?】
高いと危険?子供のCRP値の基準
CRP値が高ければ高いほど、体内の炎症が進んでいる状態と言えますが、医療知識がない場合は、CRP値と言っても基準値や注意する必要がある数値などは、なかなかわかりづらいものです。
そこで基準となる数値の目安をまとめてみました。
問題のない正常な範囲
0.3mg/dl以下
軽い炎症が確認できる範囲
0.04〜0.9mg/dl
中程度の炎症が確認される範囲
1.0〜15.0mg/dl
中程度以上の炎症などが確認される範囲
2.0〜15.0mg/dl
重篤な病気や疾患が確認される範囲
15.0〜20.0mg/dl
というようになっています。
この数値の基準は子供も大人も一緒なので、血液検査をした際には注意して確認してみましょう。
また、病気や疾患の状態や診断は、CRP値以外の検査結果などと総合して行われるので、この値が病状のすべてというわけではありません。
子供のCRP値が低い時の病気の可能性
ここまでCRP値が高い場合の病気や疾患などをご紹介してきましたが、病気や疾患の中にはCRP値を上昇することのない原因もいくつかあります。
アデノウイルスなど一部のウイルスには反応しない場合もあり、膠原病の種類によっても数値の変動がない場合があります。
また病気によっては、病状が進行する過程で徐々にCRP値が上昇していく場合もあるため、病気の初期症状では変化が見られないこともあります。
先ほどもお伝えしましたが、病気の診断はCRP値のみで行うわけではないので、CRP値が低い場合であっても、その他の検査などによって、病気の確定・診断を行うようになります。
CRP値の上昇は病気の発見や病気の進行度合いを計り知る重要な検査とも言えますが、CRP値が低い・高いのみで診断が下ることはないということを覚えておきましょう。
CRPの数値から分かる疾患!】
CRPの数値でわかる子供の状態
では次にCRP値が高くなる具体的な病気や疾患につて詳しく見ていきましょう。
CRP値が高いことで考えられる病気
- 気管支炎
- 肺炎
- 扁桃腺炎
- 膀胱炎
- 胆嚢炎
- 急性胃腸炎
CRP値の上昇が中度の場合は
- 軽症の細菌感染症
- 結核
- 痛風
- 心筋梗塞
- 外傷
- 悪性腫瘍
CRP値の上昇が高ければ高いほど、体内の炎症や反応が強いということですが、CRP値の上昇が中度程度であっても、命に関わる重篤な病気の可能性があることを覚えておきましょう。
CRP値の上昇が重度の場合
- 心筋梗塞
- 重度の外傷
- 悪性腫瘍
などの重篤な病気が挙げられます。
病気や疾患の改善のためには、CRP値が軽度の上昇がみられるうちに早期発見し適切な対処・治療をすることが重要です。
すでにCRP値の上昇が重度の場合は、何らかの症状が身体に生じていることが考えられます。