腕の筋肉にしこりが…これって悪性？気になる病気の可能性

しこりと聞くと何らかの病気の影響ということが考えられます。

しこりにも陽性・悪性とあり、そのままにしておいても問題にないものから、命に関わる重篤な病気の可能性など様々です。

そこで今回は、腕の筋肉にできるしこりについて詳しく調べてみました。

気付かないうちにできている腕のしこりは、どういった影響からきているのか、ぜひ参考にしてみてください。

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腕の筋肉にしこり…これって何？

筋肉にできるしこりは筋肉内の筋繊維が傷み絡み合うことで、塊が生まれる状態です。

筋肉内のしこりができることで血流を妨げたり、筋肉の収縮に悪影響を与えてしまう場合があります。

特に腕の筋肉にこのようなしこりが生じ、そのままの状態にしておくと、血流不良による身体の冷えや肩や首のコリの原因になってしまうこともあります。

ひどい症状になると筋肉のつっぱり感や息苦しさを感じるほどにしこりによる影響が現れれてしまう場合があります。

なかなか改善しない身体の冷えや肩・首などのこりは、意外と腕の筋肉にできたしこりを改善することで、不快な症状が緩和する可能性もあります。

しこりによっては、その他の症状が全くない場合もあり、体の不調の原因が腕のしこりだけというわけではありませんが、腕に気になるしこりがある場合は、そのような可能性があることを覚えてきましょう！

腕の筋肉にしこり…気になる原因

一口で腕の筋肉のしこりと言ってもその種類は様々です。
筋肉にできるしこりの種類について詳しく見ていきましょう。

脂肪腫

脂肪腫は腕や身体にできるしこりで最も多いものです。
しこり以外の症状は特になく、しこり自体も良性であることがほとんどです。

腕やおしり、背中や太ももによくできます。

場所によってはしこりにより神経細胞が圧迫され痛みが生じてしまうことも。

軟部腫瘍

軟部腫瘍は身体の軟部組織であればどこでもできる腫瘍の一種です。

この軟部腫瘍は良性と悪性に分かれ、良性であれば経過観察か、手術による除去を選択することになります。

軟部腫瘍が悪性である場合は、内臓への転移などの可能性もあるため治療の必要があります。

粉瘤

粉瘤は皮膚組織に老廃物が溜まり、しこりのような塊ができてしまうのです。

粉瘤ができる原因としては、外部からの刺激が繰り返されることでしこりができるようになります。

腕の筋肉にできたしこりは病気の影響かも！

腕の筋肉にしこりができる場合、上記のような腕に直接的な原因があるケースだけでなく、何らかの病気の影響として腕にしこりができてしまうこともあります。

腕の筋肉にしこりができる病気について詳しく見ていきましょう。

骨化性筋炎

骨化性筋炎とは、筋肉の炎症が元になりカルシウムが沈殿し、筋肉組織が石灰化してしまう状態です。

痛みが生じるような強い衝撃を何度も受け続けることで、このような症状を引き起こす原因になってしまいます。

激しい衝突のあるスポーツなどでよく起こる症状と言えるでしょう。

石灰化上皮腫

石灰化上皮腫は、皮膚のすぐ内側にできるしこりで、ほとんどの場合が良性の腫瘍で幼児や若者など若年に多く見られる症状です。

この石灰化上皮腫は普通のしこりと違い、指で軽く動かすこともできます。

石灰化上皮腫ができる原因は、定まっておらず成長段階の細胞異常という意見も聞かれます。

腕の筋肉にしこりが…正しい対処法

では実際に腕の筋肉にしこりができてしまった時はどうすればいいのでしょうか…

しこり自体に痛みや異常がない場合は、そのまま放置してしまうという方も多いのではないでしょうか。

腕の筋肉にできるしこりは、異常のないしこりか良性の腫瘍であることがほとんどなので、特に問題がなければそのまま経過観察するようにしましょう。

ただ自己判断に誤りがあれば、悪性の腫瘍であったり、何かの病気の初期症状を見逃してしまう原因になるので、気になる場合は直ぐに病院を受診するようにしましょう。

その他には痛みやその他の症状がある場合は、手術により除去することになります。

しこりの大きさや部位にもよりますが、問題がない場合はかなり軽度な手術で1時間以内で終わることがほとんどです。

場合によっては入院が必要な手術になることもあるので、医師の指示に従い適切に対処できるようにしましょう。

腕の筋肉にできたしこりの危険性

上記でご紹介した通り、腕の筋肉にできるしこりには良性と悪性とがありますが、痛みやその他の症状がない場合は良性であることがほとんどです。

しかし良性の腫瘍であっても、神経の周辺にできてしまうと、その神経を圧迫し痛みが生じてしまう場合があります。

特に何も問題がないと放置しておくことで、肺などに腫瘍が転移したり、中には命に影響を与えるほどの病気が原因になっていることもあるため、知らないうちに病状が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

しこりが良性か悪性かを見極めるのはとても難しいので、できれば一度病院を受診してみましょう。

特にしこりの大きさがどんどんと大きくなっていたり、5㎝を超える大きなしこりだった場合は直ぐに対処が必要です。

痛みや硬さなどではなかなか判断ができるのではないので、まずは医師の診断を受けるようにしましょう。