光や音に敏感なのは異常?原因・うまく付き合う方法
友人と話している時に音に驚いたり、光が異常にまぶしく感じる時はありませんか?
このようなことが何回かあると「私は光や音に敏感かも」と思われているのではないでしょうか。
このような状況は、もしかしたら何かの病気かもしれません。どのような原因で光や音に敏感になるのか、また何かの病気で起こるようなものなのか調べてみました。
これであなたの不安な気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
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目次
光と音に敏感になってしまう原因の一つはビタミンB群の不足?
光や音に敏感になる原因の一つに「ビタミンB群の不足」があげられます。
ビタミンB6は神経伝達物質であるセロトニンを作るために必要な栄養素です(他にトリプトファン、鉄分が必要)。
セロトニンは三大神経伝達物質の一つで、精神の安定に係わっていて、安らいだ気持ちで生活をする上で欠かせないものとされています。
セロトニンが不足すると、感情的になりやすい、衝動的になりやすい、何事にも過敏・敏感になる、緊張しやすい、ストレスが溜まりやすいなどの症状が出ると言われています。
セロトニンを増やす方法としては、以下のことが効果的とされています。
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- 規則正しい生活
- 太陽の光を浴びる
- リズムを伴う運動(歩行、サイクリング、水泳など)
- 栄養バランスのよい食事
- 腸内環境を整える
しかし、セロトニンが過剰になるとセロトニン症候群と言われる副作用が現れます。
これは精神疾患などの治療薬にセロトニンが含まれていますので注意が必要です。
光や音に敏感になり誘因ともなる片頭痛
片頭痛になるとなぜ光や音に敏感になるのでしょうか?
はっきりした理由はわかっていませんが、理由の一つとして脳が異常に興奮していることが考えられます。
特に小脳や側頭葉が過敏な状態になっていることで、めまいや耳鳴り、音に対する過剰反応などが起こると考えられます。
治療には痛みを和らげる頓服薬として近年ではトリプタン製剤(セロトニンに近い成分)と、また、予防として血管の収縮を抑制する薬やセロトニンを調整する作用のある薬が用いられます。
片頭痛を放置しておくと脳過敏症候群というものになってしまうケースもあるようですし、また歳を取ってから、頑固なめまいや耳鳴り、性格の変化やウツやボケに似た症状まで起こる場合もあるようです。
片頭痛は鎮痛剤が効きにくいケースが多くあります。予防薬もありますが、適切な病院を受診しない適切な治療は受けられないことがあります。
受診する際には、頭痛専門外来を受診しましょう。
お住まいの地域の医療機関を調べる場合には以下の日本頭痛学会のサイトで専門医がいるか検索することをおすすめします。
http://www.jhsnet.org/ichiran.html
光や音に敏感な発達障害の感覚過敏とは
発達障害とは、生まれつきの脳の機能の発達のアンバランスさにあるとされています。
発達障害は大きく3つのタイプに分けられています。
そのうちのひとつの自閉症スペクトラム障害(ASD:コミュニケーションおよび相互関係の障害。同一性へのこだわりや興味・関心の狭さ)に感覚過敏の方が多いようです。
発達障害の方々にとって、一般の方にはぜんぜん問題とならないような音や光の刺激が、これらの方々にとっては耐えがたい刺激になっていることが多々あります。
なぜこのような事になるのかの詳しい原因は分かっていませんが、脳の情報処理(光や音の刺激の処理の仕方)に原因があると考えられています。
人間の脳というのは普段意識しないのですが非常に高度な情報処理をしていますので、その処理に少しでも異常があるととても大きな問題となってしまうのです。
ですので、発達障害の方々の感覚過敏は慣れや我慢の問題ではなく、脳の情報処理の問題だと正しく認識してあげることが大変重要なことだと思います。
パニック障害や全般性不安障害で、光や音に敏感になり過ぎる原因
パニック障害とは、パニック発作と予期不安(パニック発作をまた起こしてしまったらという恐怖感や不安感)と、外出恐怖(広場不安:外出した際、パニック発作を大勢の人に見られることへの恥ずかしさや不安、恐怖)といったものが悪循環となって正常は社会生活が維持できなくなるような障害です。
また、全般性不安障害とは、いろいろなことに対して過剰な不安と心配をしてしまい、身体に様々な不調が現れる疾患です。
これらはの原因はまだはっきりわかっていませんが、心理的な原因ではなく、脳の機能に異常あるのではないかと考えられています。
そしてこれらの障害では、音や光に対して非常に敏感だということも知られています。
これはパニック障害も全般性不安障害も物事に対しての不安や恐怖が共通しています。
これは、皆さん方も経験されたことがあるかと思いますが、何らかの不安や恐怖がある場合、小さな物音や光の刺激に過敏な反応をしたことがあるかと思います。
従来はこの反応は身を守るために必要な反応ですが、それが異常なほど敏感な反応を起こしてしまっている状態なのです。
HSPとは音や光に敏感過ぎる先天的な気質
HSP(Highly Sensitive Person)とは、非常に敏感な人のことです。
この概念を提唱したエレイン・アーロン博士によれば4つの特徴的な性質があります。
- 物事を深く処理する:感受性の高さ。
- 過剰に刺激を受けやすい:変化に敏感で、刺激に対しストレスを受けやすい。
- 感情の反応が強く、共感力が高い:他人の気持ちに同調する力の強さ。
- ささいな刺激を感知する:ちょっとした変化(音や臭いなど
- など、細かいことによく気が付く。
つまり、繊細だが疲れやすく、創造性豊な人といえるかと思います。
さて、光や音に対して敏感過ぎることについては、感受性が強すぎて疲れやすかったりストレスを感じやすいということが言えると思います。
具体的には、外のちょっとした音にも驚いてしまいますし、蛍光灯などの光を直接見ると気分が悪くなってしまいます。
HSPの方々は、これらへの対応策として、部屋の照明を間接照明に変えたり、音の気になる場所では耳栓をして外部からの音を聞こえにくくしたりしています。
うつ病やストレスが原因で音や光に敏感になった?
うつ病の原因はいろいろな仮説がありますが、まだはっきりと分かっていないようです。
しかし、自律神経が関係しているとの説や、脳内神経伝達物質(例えばセロトニン)が関係しているとの説もあります。
それと、うつ病やストレスで光や音に対して過敏になるということが知られていますが、聴覚や視覚に関して自律神経やセロトニンがかかわっているとのことですので、これらと無関係ではないようです。
知覚過敏への対応策としては、いろいろな意見があるようですが、耳栓やノイズキャンセリングヘッドフォンを使うというのも一つの方法かと思います。
それと、知覚過敏が長く続くようであれば、一度医師の診察を受けることをおすすめします。
もし、うつ病だと診断された場合は、医師の指示に従って治療に専念してください。