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MRIとCTの検査の違い!特徴・費用・仕組みなどから比較

   

MRIとCTの検査の違い!特徴・費用・仕組みなどから比較

MRIとCTは検査をする時に身体の内部を撮影するのに使う機械ですが、違いをご存じでしょうか?

なんとなく同じような感じがして違いが分からないという人も多いと思います。

どちらかの検査を受けるときに説明はあると思いますが、事前に知っておくことも必要でしょう。

そこで今回はMRIとCTの違いを機械の仕組みや検査方法・検査にかかる費用などから比較して分かりやすくご説明します。

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MRIとCTの違いを比較!MRI検査の特徴と仕組み

MRIの検査は、強い磁気の力で体内の臓器や血管を撮影するトンネル状の機械です。

検査中には音が大きいこと、また、トンネル状の形に入るため、事前に看護師から閉所恐怖症はないか、手術で金具など入っていないかなど、いくつか問診があります。

検査は緊急性がない限り予約制で、検査当日は金具の付いた服では検査できないため、腕時計、入れ歯やメガネは外し、病院が用意した検査服に着替え、レントゲン技師に案内されて検査台に横になります。

撮影をする部位や目的によって検査時間は異なりますがレントゲンやCT検査のように短時間では済みません。

30分前後かかります。

時間はかかるけど様々な病巣を発見することができます。

外部からは見ることができない脳や脳血管、卵巣や前立腺など脊髄の検査能力がありレントゲンと違いX線を使用していないので放射線被ばくの心配がないのと、副作用の心配もありません。

分厚いドアの中で検査中は一人ですが、別室にいるレントゲン技師とは話すことが可能です。

技師はマイクで「検査をはじめます」など言うと検査室にも聞こえる仕組みです。

もちろん検査を受ける患者さんの声も、話すと聞こえるようになっているので具合が悪くなったときでも大丈夫です。

ガラス越しに患者さんを確認しながら検査を行います。

検査中、音はうるさいですが痛みもないしウトウトと眠ってしまうこともあります。

MRIとCTの違いを比較!CT検査の特徴と仕組み

CT検査は、体にX線を照射して通過したX線量の差をデータにしてコンピューターで処理し、体の内部を画像化する検査です。

肺のように空気がある場所ではX線は通過しやすいですが、骨は通過しにくいという性質があります。

体の臓器や組織の部位によって通過しやすさは変わってくるので、この差を画像にして作りだすことができるのです。

検査時間は短時間で、5分から10分程度で済みますし、いろんな角度の断面を撮影できます。

胸部〜腹部など広範囲が一度で撮影できるので脳血管や大動脈、下肢の血管、骨などの三次元表示が可能です。

撮影方法も検査台に仰向けになり寝るだけですが、胸部や腹部の撮影時には数秒呼吸をとめることがあります。

造影CT検査で用いる造影剤は「ヨード造影剤」で看護師が腕の静脈に注入して撮影をします。

「造影CT検査」はCT検査を受けるすべての方に行われるわけではありません。

この検査によって重要な情報が得られ、早期での診断や今後の治療方針の決定に役立つと判断された場合にのみ医師の判断で行われています。

MRIとCTそれぞれのメリット・デメリットの違い

MRI検査は、強力な電波を使って体内にある水分に作用して断層を撮影する方法で、CT検査は、X線検査の立体版でレントゲン照射したあとにコンピュータで画像を作り出すため、MRIとCTスキャンは撮影技術自体が異なります。

CT検査は数分で検査が終了するのが大きなメリットと言えます。

デメリットと言えば、少量で体に害はないとは言え、放射線を浴びていること。

震災のときの原発事故で放射能に対する意識が変わってきているので、抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか。

MRIのメリットは、筋肉や脳内の水分が多い部位の画像診断に力を発揮できることや、放射線被ばくがまったくないので妊婦や子供でも安心です。

デメリットは、やはり時間が長いことです。

機械の中は狭く、音もうるさい空間に長時間じっとしている必要があるということ。

MRIとCT検査は撮影技術や形式が異なるものなので、病状や撮影箇所、目的などによって選択されます。

医師が適切にどちらかを選択するので、受診する側に選択を迫られる心配はないですが、ペースメーカーが埋め込まれている人は、MRIは磁場の高い環境に長時間いるため検査ができない場合があります。

また、妊婦は放射能被爆の可能性があるCTスキャンの検査は避けたいので妊娠中であることを医師に伝えることが大切です。

実例をもとにした部位別のMRIとCT検査の費用の違い

実例をもとに、検査費用を比較してみましょう。

CT検査が2万円前後でした。

保険の適用が1割負担の場合は2,000円になり3割負担では6,000円になりますね。

ただし、これは造影剤を使わなかった場合です。

造影剤を使った場合の目安は、保険適用ではない場合、35,000円くらいになります。

一方のMRIの検査は、CT検査より少し高めです。

脳MRI:2万〜9万円

脳MRI(保険適用):6千円〜3万円

腹部MRI造影剤なしの場合:2万5千円〜3万円

腹部MRI造影剤使用の場合:3万5千円〜4万5千円

腹部MRI造影剤なしの場合(保険適用):7千円〜9千円

腹部MRI造影剤使用の場合(保険適用):1万5千円〜2万5千円

腰・頸(首)MRI:1万6千円〜3万5千円

腰・頸(首)MRI(保険適用):5千円〜1万円

病院の設備や検査方法によって、金額が大きく前後する場合があります。

あくまでも目安とですので、受診する際には病院に直接問い合わせるか、余裕を持って受診することをおすすめします。

MRIとCTは症状によって使い分ける必要がある検査

X線の撮影は人に当てると通過する部分としない部分がありそれをフィルムに焼き付けて撮影します。

CTではそれを応用していろんな方向からX線を当ててコンピューターで解析して、画像に出すことで細かい所まで撮影することが出来ます。

基本は変わらずX線が通過しない所を撮影できるのがCTです。

MRIが得意なのは水分を多く含む部分の臓器と血管で、CTが得意とするX線が通過しない所の骨です。

それではどういった場合に使い分けるのかと言うと、MRIは水分を多く含む臓器を映すのは得意ですが、骨や肺は苦手なので、そこで骨や肺を映すのが得意なCTを使います。

今度は脳を映そうとCTを使うと頭がい骨が邪魔をしてはっきりと映らないので、そんな時は骨を映さないMRIが使われます。

CTは脳出血や肺炎や骨折などの外傷を、MRIは脳梗塞や脳動脈瘤の検査に向いています。

他にもそれぞれ得意分野があります。

人間ドックを受診する際、今の自分が感じている違和感や健康不安、既往歴などを医師に的確に伝えることが重要とも言えます。

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