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点滴による血管の腫れ?痛みの原因と対処法

   

点滴による血管の腫れ?痛みの原因と対処法

体調が悪くなったとき、病院で点滴をしてもらった経験がある方も多いと思います。

針を刺す瞬間の痛みだけでなく、点滴終わった後にも、血管が腫れて痛みが続くことはありませんか?

痛みが強いと、そのままにしておいて大丈夫なのか不安になってしまいますよね。

点滴で血管が腫れる原因や、痛みを抑える方法などをご紹介します。

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点滴後に血管の腫れと痛み…病院へ行くべき?

点滴をした翌日に血管が痛み、しこりのようなものがあるとき、何かの病気なのではないかと不安ですよね。病院に行った方が良いのでしょうか。

点滴をした後に針を刺した部分だけが痛いのであれば、皮膚の下での点滴漏れによる血管の炎症や、使った薬が強いか体に合わずに炎症が起きたと考えられます。
この場合、通常は数日で痛みが引くので問題はありません。

しかし、数日間点滴を続けていた部分が血管に沿って赤く腫れ、痛みがあるならばすぐに病院へ行く必要があります。

針を刺したところから細菌が入り炎症を起こしている可能性があります。

しこりは痛みがなくなった後も残ることがあります。しかし体への悪影響があるわけではないので心配いりません。

痛みが問題のないものなのか、細菌によるものなのか判断しにくいと思いますので、まずは2〜3日様子を見てから、痛みや腫れが引かなければ病院へ行くと良いでしょう。

切迫早産で入院、辛い点滴と血管の腫れ

切迫早産で入院すると、点滴との長い戦いがはじまります。

切迫早産は陣痛のようなお腹の痛みが起こり、子宮口が開いてきてしまう症状が出ます。

切迫早産で入院後は、早産になるのを防ぐための点滴を、出産可能な37週まで毎日24時間ずっと続ける必要があります。

点滴を外して良いのはシャワーに入っているわずかな時間だけで、そのシャワーでさえ毎日刃要れるとは限りません。

点滴がはじまったら、針が入っている違和感と針を固定するためのテープによるかぶれを我慢しなければなりません。

さらに血管に入っていた針がずれたときや、感染予防で点滴を刺し替えるとき、1回で刺し替えができれば良いですが、上手く針が入らないと何回も針を刺されることになります。

針がずれたり、刺し替えのときうまく針が刺さらないと血管が腫れて非常に痛いです。

切迫早産の患者さんは、点滴でとても苦しい思いをすることになります。

血管の腫れ以外にもあった!点滴が痛い原因と対処法

針を刺した瞬間のチクッとした痛みと、点滴が終わった後の血管が腫れたような痛みがありますが、これらは原因が異なります。

点滴に使われる針はとても細いので、刺してもほとんど痛みを感じないはずです。

刺す瞬間の痛みは、消毒で使うアルコールが原因となっていることが多いのです。

この痛みを和らげる方法は消毒の際にアルコールを使わないことです。

普通は点滴の前に医師や看護師が、アルコールを使用しても大丈夫か聞いてくれるはずなので、その時にアルコール以外のもので消毒してもらえるよう伝えてみましょう。

点滴をした後に感じる痛みは、「血管痛」や「血管炎」と呼ばれる病気であることが多いです。

原因としては、針を刺す場所や角度が悪かった、点滴がきちんと血管に入っていなかったために薬剤の漏れていた、薬剤の成分が体に合わないなどが考えられます。

点滴後に腫れて痛いときどうする?

針を刺す場所や角度が悪かったり、皮膚の下で点滴が漏れていたりすると、点滴をした後に血管が腫れて痛くなります。

刺す場所や角度が悪かった場合は、後から対処することが難しいです。

点滴の前には手をグーにして強く握り、腕に力を入れて血管をわかりやすくしておき、点滴を行う人が針を刺しやすいように準備しておきましょう。

点滴の漏れは、皮膚の下であればそのまま体に吸収されてしまうので心配ありません。

痛いときは、腫れている部分を手で強めに抑えると徐々に痛みが引いていきます。

応急処置としてできることは、点滴の後に腫れている部分を冷やすことです。

また、ダカルバジンという物質が含まれている点滴がありますが、このダカルバジンという物質は光によって血管炎が引き起こされ痛みが進行します。

光を遮るための袋などを、点滴をした場所にかぶせて痛みの進行を抑えましょう。

これらの対処法はあくまでも一時的なものですので、痛みが長引くようならきちんと病院に行って医師に相談してください。

点滴後、血管にできたしこりは何?病気の可能性も!?

点滴をしたあと、血管にしこりができて痛いときがあります。

血管にできたしこりには、問題のないものとすぐに受診の必要なものとがあるので注意してください。

しこりが、皮下出血が固まり硬くなったものであれば問題はありません。

これは「血腫」といって、時間とともに体に吸収されて自然に治りますが、なかにはずっと残ってしまう人もいるようです。

血腫の場合は体に影響はないので治るのを待ちましょう。

注意しなければならないのは、心臓病や脳梗塞を患っている人です。

心臓の中で固まった血液の塊である「栓子」が、ほかの部分にまで流れてきて、
血管が詰まってしまう「塞栓」の可能性があります。

しこりが気になっても強く押さえたりいじったりしないようにしてください。

数日たってもしこりや痛みが残っているときには、自分で判断せず病院に行って診てもらいましょう。

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