顔に塗るステロイドは化粧水の前？効果的なスキンケアのコツ

肌にトラブルが起こり病院を受診すると、よくステロイド剤を処方されることがあります。

特に顔にトラブルが生じてしまった場合、早く治したい気持ちが高まります。

ステロイド剤を塗る時は普段の化粧水などのスキンケアはどのように行えばいいのか、迷う方も多いようです。

そこで今回は、スキンケアとの関係やステロイド剤の使い方について詳しくご紹介していきます。

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ステロイドを顔に塗るなら化粧水より前？

ステロイド剤は治療効果の高い薬ですが、顔に付けることを躊躇してしまう方も少なくありません。

しかしステロイド剤には、いくつか種類があり、一番強いものをstrong、次に効果のあるmediumそして緩やかな効果なweakという風に3段階に分かれています。

特に皮膚が薄く敏感な顔はweakタイプを使用することが多いので、処方されたものは心配せずに使うようにしましょう。

女性は化粧水などのスキンケアを使うことが多く、ステロイド剤を塗る時はどちらを先に塗るべきか、悩むところです。

基本的に顔の皮膚にステロイド剤が必要な疾患がある場合は化粧水などのスキンケアは避けておいた方が良いそうですが、どうしてもスキンケアと併用してステロイド剤を使用する場合は、化粧水を先に使用するようにしましょう。

ステロイド剤のweakタイプは顔に使用しても大丈夫ですが、使用は疾患部分のみで、広範囲に使用することは避けた方が良いでしょう。

そのため、ステロイド剤の後に化粧水を塗ってしまうと、ステロイド剤を塗り広げてしまうことになるので、スキンケアの最後に患部にのみステロイド剤を使用するようにしましょう。

顔にステロイドを塗る時に相性良い化粧水は？

ステロイド剤をお顔に使用する場合は、普段使用する化粧水を使うと疾患部分が染みたり、肌に合わなかったりすることがあります。

普段の化粧水で顔がヒリつく場合、刺激によって患部の治療効果が阻害されたり、直りが悪くなったりする場合があるので、化粧水などのスキンケアに違和感がある場合は、使用を控えましょう。

お肌の免疫力を高める化粧水としておすすめなのがニガリ化粧水です。

精製水7：グリセリン2：ニガリ1の割合で混ぜれば、ニガリ化粧水の出来上がりです。

この3つの材料はスーパーやドラッグストアなどでも簡単に購入することができるので、肌の疾患がある時は、このような自分でできる化粧水などを使ってみてはいかがでしょうか？

もちろんこのような手作り化粧水でも肌に刺激を感じることもあるのでその場合も使用を控えましょう。

このニガリ化粧水はアトピー肌などの改善にも効果的です。

お顔のために…脱ステロイドに効果的な化粧水

処方されるステロイド剤は疾患の場所や症状に合わせて適切なものを選んでいますが、それでもステロイドにあまりいいイメージのない方も多く、できればステロイド剤を使用せずに治したいと思う方もいるそうです。

ステロイド剤を使用せずに皮膚の疾患を治すためには、肌の免疫力を上げることが大切です。

アトピーなどのステロイド治療が有効とされる皮膚疾患は、肌の中のセラミドが不足していることが考えられます。

このセラミドとは、細胞間皮質と言われ、細胞と細胞の間をつなぎ水分や油分を留めておく働きがあります。

これが不足すると肌にうるおいがなくなり、ハリや弾力を感じられなくなってしまうので、これを補うことが大切です。

化粧水やスキンケアにセラミドが配合されているものが多数販売されているので、ぜひスキンケアに取り入れてみましょう。

ステロイド剤を使う時の注意点

ステロイド剤を使うことに抵抗がある方のほとんどが副作用を心配しているようです。

ステロイド剤は、皮膚疾患の炎症を強力に抑え込む効果がありますが、その強い効果に副作用が現れやすいと言われています。

しかし、ステロイド剤は、用法容量を守って使用すれば、副作用を心配する必要はありません。

特にステロイド剤は、長期に使用することで副作用が現れることがあるので、医師の指導の下ダラダラと使用するのは控えましょう。

ステロイド剤の使用で生じる副作用

• 毛細血管の拡張
• 皮膚感染症の悪化
• 皮膚の菲薄化

などが挙げられます。

適切に使用する分には、まったく心配する必要はありませんが、気になる点がある場合はすぐ医師に相談しましょう。

また、ステロイド剤を止めたことで炎症などがリバウンドしてしまうことがあります。

自分で断薬することは極力避け、治療の一環としてしっかり使うようにしましょう。

他の薬との併用や他の病気がある場合】

顔に塗っても大丈夫？ステロイド剤の副作用

ステロイド剤を使用する場合、適切に使用すれば問題はありませんが、状況によっては注意が必要な場合があります。

そのほかの病気を患っている

感染症、糖尿病、骨粗鬆症、腎不全、甲状腺機能低下、肝硬変、脂肪肝、重症筋無力症などを患っている場合、ステロイドを使用することで悪化してしまうことがあります。

薬の服用

薬には飲み合わせなどの相性が悪いい場合があります。

ステロイド剤を使用する時に何か薬を飲んでいる時は注意しておきましょう。

高齢者

高齢者の場合は、通常よりも副作用が現れやすい傾向にあります。

妊娠中

ステロイド剤はホルモン剤なので、妊娠中の使用は控えましょう。

以上のような場合は、ステロイド剤を使用しない治療方法をとる場合があります。

ステロイド剤が必要と診断された時に、上記のような点がある場合は、医師に早めに相談しましょう。