看護師が運営する美容と健康のサイトです

カラダマモル.com

食後の胃痛で薬を飲んではいけない!?胃痛と薬の関係

   

食後の胃痛で薬を飲んではいけない!?胃痛と薬の関係

食後に胃痛が起きたとき、いつも飲んでいる胃薬を気軽に服用してしまう人が多いと思います。

しかし、胃の働きが活発になっているために起こる食後の胃痛の場合、薬の種類によっては飲んでも効果がないどころか逆に痛みが激しくなってしまうこともあるそうです・・・。

胃痛はどうして起こるのか、薬を服用するタイミングや薬の種類・効果、自分でできる対処法などをご紹介します。

スポンサーリンク


  こんな記事もよく読まれています

食事中の水分摂取は要注意!飲み過ぎで太る原因と効果的な飲み方


食事中に水分をとる人は多いでしょう。ダイエット効...

声を大きくするためには腹筋だけではない!必要なある部分とは


声を大きくするために腹筋を鍛えるといいと言われる...

正しい薬の飲み方!水ではなくお茶で飲んでも大丈夫


薬を飲む時には、一般に水かぬるま湯で飲むのがよい...

夜食べ過ぎないようにする方法と翌朝の対処法


夜お腹が空くと、どうしても気になって何か食べたく...

ウォーキングをしても体重が落ちない人のための効果的な方法


最近、健康志向の高まりを反映してか、ウォーキング...

寝違いが原因で首が痛い…病院での治療と自分でできる対処法


朝目が覚めると寝違いで首が痛い、というのは多くの...

ラーメンのスープを飲まないほうがいい?カロリーや塩分の減らし方


いまや日本人のソウルフードとなったラーメン。その...

アルコールを飲んだ前後は運動してもよい?カラダへの影響と吸収


汗をかいて喉が渇いた運動後に飲むお酒の味は、まさ...

ニンニク料理を食べても臭わない!においを抑える方法


ニンニクを使った料理はにおいで食欲がそそられるも...

女性が美脚を手に入れるために必要な筋肉トレーニングのポイント


女性にとって、すらっと長く引き締まった脚は憧れで...

肩こりに磁気ネックレスが効果あり?その仕組みとそれ以外の緩和法


パソコンを使って長時間のデスクワークや、家事や子...

卵はダイエットに不向き?低カロリーな白身が実はおすすめな理由


栄養価が高いことで知られている卵。
<...

男性にもある更年期……怒りっぽくなったら要注意!



更年期というのは女性だけのものと思わ...

義母と同居している妻にとって悩ましい介護のコツ


女性は結婚すると、当然ですが、義父や義母との関わ...

大豆は万能!?豆腐と納豆の健康の効果とは


大豆が体にいいということは聞いたことがあるでしょ...

気になる女性必見!筋肉トレーニングとストレッチによるO脚改善法

女性のなかには、脚のことで悩んでいる人が多いのではないでしょ...

シャンプー・リンス選びのポイント!ノンシリコンの良いとこ悪いとこ

長年のカラーリングやパーマの繰り返しで髪のダメージが気になる...

爪が短い女性に対する男性の印象とは?短い爪におすすめのカラー


女性は長い爪に憧れる傾向がありますが、男性は爪が...

白髪が治ると話題!黒ゴマの効果・摂り方のコツ


中年期に差し掛かると、ちらほらと現れ始める白髪に...

顔のできものは脂肪?ブツブツは稗粒腫の可能性も…原因・対処法


顔の周りに白いブツブツができるとニキビだと思うか...

スポンサーリンク


食後の胃痛はどうして起こる?薬を使わない方が良い場合

Q.食後の胃痛が激しくて困っています。

昼食後は少し調子が悪いくらいでそれほどひどくはありませんが、夕食後の数時間は最も胃の痛みが激しいです。

市販の胃薬をいくつか買い揃えましたが、2週間続けても効果がありません。

病院に行きエコーと血液検査をしたものの胃痛の原因は見つからず、胃カメラとCTも撮りました。

病院でもらった胃酸を抑えるお薬や痛み止めは効果がありませんでした。

食事は胃に負担がかからないものを食べていますし暴飲暴食もしません。

A. 胃の動きが激しいために胃痛が起きていると考えられます。

質問者様の場合、食後に胃が激しく動くことが原因で胃痛が起こっています。
空腹時でも同じような痛みを感じることがあります。

どちらも弱った消化管を活動させようとする体のはたらきです。

食事をして胃に食べ物が入ると、消化のために胃が活発に動き出します。

しかし、ストレスなどなんらかの原因で胃の動きが抑制されると、胃はさまざまな反応をして消化吸収を促進させようとします。

そのときに血管を広げたり血流を多くしたり、プロスタグランジンという物質が分泌されて胃が収縮すると痛みを感じます。

プロスタグランジンは、別名「痛みのホルモン」とも呼ばれているそうです。

また、昼よりも夜の方が痛みが強いのは、自律神経のはたらきによるものです。
夜は副交感神経が優位になります。

すると、消化器官の動きも活発になるので胃痛を感じやすくなるのです。

痛みは辛いものですが、これは体の正常な反応であることを理解してください。

胃が通常よりも活発に動こうとするのは、胃のはたらきが抑制されるためです。

その原因は、ストレスであることも多いので、まずは仕事や家庭でストレスになることを抱え込んでいないか振り返り、ストレスを解消することを考えてみてください。

薬を服用する前に、食後の胃痛の原因を知ろう

胃痛の主な原因となる3つをご紹介します。

まず考えられるのがストレスです。

大事な会議やテストの前で胃腸が痛くなる、嫌いな人と会うと胃がきりきり痛むなどの症状からわかるとおり、胃はストレスの影響を受けやすい器官です。

ストレスを受けて、自律神経のはたらきが乱れると胃酸が過剰に分泌されて胃粘膜を傷つけ胃痛を引き起こします。

次に、暴飲暴食や飲酒による胃の痛みがあります。

食べ過ぎ、飲みすぎはもちろんですが、刺激の強い食べ物や飲み物、辛い料理が好きで頻繁に食べる人も胃痛になりやすいです。

また、毎日お酒を飲む人や喫煙の習慣がある人も注意が必要です。これらは胃の粘膜に炎症を起こし、胃痛を引き起こす原因となります。

最後に、ピロリ菌が原因の胃痛があります。

ヘリコバクター・ピロリ菌は強い胃酸のなかでも生きられるように、アンモニアを出し続けながら生息しています。

そして、このピロリ菌が出すアンモニアが胃痛の原因のひとつと言われています。

ピロリ菌を放置しておくと胃の粘膜が傷つき慢性胃炎となり、より進行して胃潰瘍になる恐れもあります。

ピロリ菌がいるかどうかは病院で検査してもらうことができます。

食後の胃痛に効く薬はどれ?薬の種類を正しく

何が胃痛の原因かを見極めてから、胃薬を服用するようにします。

胃酸過多の場合は、胃酸の過剰分泌を抑える効果のある胃酸分泌抑制剤(H2ブロッカー)、弱った胃の粘膜を修復を助ける粘膜修復剤、自律神経に作用して胃の活動を緩やかにするための鎮痛鎮痙剤、一時的に胃酸を中和して胃を守る制酸剤を選びましょう。

胃酸分泌抑制剤と粘膜修復剤は一緒に使うと効果的です。

胃酸分泌抑制剤、粘膜修復剤、制酸剤は胃痛以外の胃のむかつき、胸やけなどの辛い症状にも効きます。

人によっては注意が必要な薬もあります。

鎮痛鎮痙剤は自律神経にはたらきかける薬なので、自律神経に関する疾患がある人は医師に相談してください。

また、制酸剤は高血圧や透析中の人は避けた方が良いので、こちらも医師に相談してから胃薬を選ぶようにしてください。

消化不良による胃の痛みには、消化を促進する作用のある健胃薬を服用します。
胃がむかむかするときに用いても効果があります。制酸薬などと併用することが多いです。

空腹時と食後の胃痛はどう違う?病気の可能性がある場合

胃痛は病気が原因で起こっている可能性もあります。胃痛が起きるタイミングを観察して当てはまるものがないかチェックしましょう。

食後30分から1時間で胃痛が起きる人は胃潰瘍の疑いがあります。

逆に食事の前や深夜、もしくは食事を終えて2時間以上経ってから胃が痛む場合は十二指腸潰瘍になっている危険があります。

酷くなると常に胃が痛い状態が続きますので、おかしいと思ったら病院に行きましょう。

みぞおちのあたりが痛む、げっぷがよくでる、食後に胸やけがする、吐き気や食欲不振などは、多くの人が胃の調子が悪い時によく出る症状です。

しかしだからといって放っておくと実は胃がんだった、ということも・・・。

便に血が混じっていたり吐血した場合は要注意です。すぐに医療機関を受診しましょう。貧血や重い合併症を引き起こすこともあります。

自分でできる対策と病院に行った方が良い場合

病院に行った方がよい胃痛と、自分で対処できる胃痛があります。

胃の痛みが激しく何日も続き、市販の薬を飲んでも症状が良くならないというときは受診をおすすめします。

食事をとった後にくる胃痛は胃潰瘍、空腹時の胃痛は十二指腸潰瘍の可能性があります。

みぞおちのあたりが痛むのは実は胃の痛みではなく、虫垂炎や膵炎になっていることが原因だったということもあります。

痛みがお腹の右下の方に移ったり、熱が出る、吐いてしまうなどの症状があれば迷わず受診しましょう。

長引く胃痛はピロリ菌が原因かもしれません。

検査をしてピロリ菌が発見されたら除菌ができますので、病院に行き相談しましょう。

もし胃痛の原因が食べ過ぎや飲みすぎ、刺激物の摂りすぎ、あるいは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を含む薬の服用が原因であるとわかっているときは、食生活の改善などを心がけて様子をみてください。

関連記事はこちら

 - 治療・薬

ページ
上部へ