膀胱炎になったら初期であれば薬(市販薬)で治ることも!
膀胱炎とは、膀胱内に侵入した細菌(主に大腸菌)によって膀胱が炎症を起こすもので、男性より女性の方が罹りやすいものです。
健康であれば膀胱に侵入した細菌は免疫機能によって排除されますが、ストレスなどにより免疫力が低下しているとなりやすいようです。
初期段階では市販薬でも充分効果を期待できますので、市販されている薬を調べてみました。ぜひ参考にしていただければと思います。
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目次
膀胱炎の症状と女性に多い理由
膀胱炎の症状は、頻尿:頻繁にトイレに行く、排尿痛:排尿時に痛む、尿混濁:尿が濁る、残尿感:尿が残っている感じがするなどあげられます。
膀胱炎が起こる原因ですが、普通に身体の表面にいる常在菌(大腸菌やブドウ球菌など)が尿道を通り膀胱に入り増殖することによって炎症が起こります。
それと男性より女性の方が罹りやすく、その理由としては、
1)女性の身体の仕組み:尿道が短く、膣や肛門と尿道口が近い。またこれらのことにより、性交の際にも注意が必要です。
2)女性の生理的な面:生理中のホルモンバランスにより膣に雑菌が繁殖しやすくなる。妊娠時の免疫力の抑制。妊娠中の子宮による膀胱の圧迫など。があげられます。
なお洗浄便座(商品名:ウォシュレット)の使い方によっては、膀胱炎に罹りやすくなる場合もありますので、注意が必要です。
膀胱炎の初期には市販薬でも対処できる
膀胱炎には、急性膀胱炎、慢性膀胱炎、出血性膀胱炎、間質性膀胱炎などがありますが、急性膀胱炎の初期の場合には、市販薬で治る場合が多くあります。
ですので、急性膀胱炎の初期の症状を早く掴み、市販薬を服用してみましょう。
市販薬の服用と同時に、なるべくたくさんの水を飲むように心がけ、膀胱内の細菌をできるだけ早く排出するように心がけましょう。
膀胱炎(急性膀胱炎)の初期症状には次のようなものがあります。
頻尿:トイレに行ったのに直ぐにまた行きたくなる。
排尿痛:排尿の最後に痛み(ヒリヒリしたりジンジンするような痛みや、焼け付くような痛み)が出る。
尿の混濁:尿が白く濁る。
他には、残尿感、排尿時の違和感、血尿などが生じる場合があります。
しかし、症状が改善されなければ医師の診察を受けて適切な治療を開始する必要があります。
膀胱炎の際の市販薬の服用と医師の診察の見極め
市販薬の服用:市販薬の服用で効果が期待できるのは、急性膀胱炎の初期の段階だけです。
ですので普段から体調には注意して少しでも異常があれば、その変化に気づくことが出来るよう注意しておくことが必要です。
急性膀胱炎の場合、病院で処方される薬は抗生物質(抗菌剤)ですが、市販薬の場合、漢方薬が多く販売されています。
理由としては、殺菌するのではなく、尿量を多くして細菌を排出することに重点を置いて身体の自然治癒力での治癒を期待しています。
市販薬の服用と同時に、できるだけ多くの水を飲み、細菌の排出に心がけましょう。
医師の診察が必要な状況:市販薬の服用で改善が見られない場合、初期の段階を過ぎて悪化してきたと感じた場合には医師の診察を受けることをおすすめします。
市販薬で中途半端に対処していると、慢性化する危険性もあります。
膀胱炎の初期におすすめの市販薬
急性膀胱炎の初期におすすめの市販薬をご紹介しましょう。いずれも漢方薬で主に利尿作用により膀胱内の細菌を排出する効果を期待しています。
一部には抗炎症作用のあるものもあります。
ボーコレン(小林製薬)
漢方薬の名称としては、五淋散(ゴリンサン)というものです。
11種類の生薬からなり、「抗菌・抗炎症作用」「傷修復・血流改善作用」「利尿作用」があります。
効能としては、排尿痛、残尿感、頻尿などに効果があるとされています。
腎仙散(ジンセンサン)(摩耶堂製薬)
15種類の生薬からなり「抗菌作用」「利尿作用」「抗炎症作用」「鎮痛作用」などがあります。
効能としては、腎炎、ネフローゼ・腎盂炎、膀胱炎、むくみ、尿量減少に効くとされています。
猪苓湯(チョレイトウ)エキス顆粒A(ツムラ)
「利水剤:体内に余分に溜まった水を排水する作用」としての作用があります。
効能としては、、尿量が減った方や口の渇きがある方の排尿困難、排尿痛、残尿感、むくみに効果があるとされています。
竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)(ツムラ、他)
9種類の生薬からなり「抗炎症作用:特に尿路、生殖器」「利尿作用」があります。
効能としては、排尿痛、残尿感、尿の濁り、帯下(おりもの)に効果があるとされています。
なお、個人輸入などで海外の抗生物質が入手可能になっていますが、素人では使用方法(服用量や服用期間など)を誤ると副作用などが出る場合がありますので、安易に使用しない方が良いと思います。
膀胱炎になったら何科を受診したらよいのか?
膀胱炎と思われる症状が出た場合の診療科についてですが、
1)15歳未満の場合は、小児科
2)成人の男性の場合は、内科、泌尿器科
3)成人の女性の場合は、内科、泌尿器科、婦人科、産婦人科(妊娠されている場合)
診察の基本は「問診」と「尿検査」です。尿に含まれている細菌を検査し、細菌が確認されましたら抗菌剤(抗生物質)が処方されます。
通常3〜7日程度服用する必要がありますが、自覚症状が無くなったからといって素人判断で服用を中止してはいけません。
抗菌剤(抗生物質)というのは完全に細菌を排除してしまうまで服用する必要がある薬です。
中途半端な状態で服用を中止すると耐性菌が出現する可能性があり、薬が効きにくくなってしまいますので、服用方法、服用量、服用期間を守ってください。それと牛乳と一緒に服用しないでください
(アルコールも控えるというのは常識ですよね)