膀胱炎に有効な抗菌薬とは?フロモックスの効果・副作用・注意点
フロモックスは、女性に多く見られる膀胱炎でよく処方される薬です。
膀胱炎の原因となりやすい大腸菌や黄色ブドウ球菌に有効な抗生物質で、尿路感染症以外にも幅広く使われています。
副作用が少なく、安全性が高い薬ですが、誤った方法で服用すると、治りにくくなります。
今回は、フロモックスの効果や副作用、注意点などをご紹介しましょう。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
食事中の水分摂取は要注意!飲み過ぎで太る原因と効果的な飲み方
食事中に水分をとる人は多いでしょう。ダイエット効...
-
声を大きくするためには腹筋だけではない!必要なある部分とは
声を大きくするために腹筋を鍛えるといいと言われる...
-
正しい薬の飲み方!水ではなくお茶で飲んでも大丈夫
薬を飲む時には、一般に水かぬるま湯で飲むのがよい...
-
夜食べ過ぎないようにする方法と翌朝の対処法
夜お腹が空くと、どうしても気になって何か食べたく...
-
ウォーキングをしても体重が落ちない人のための効果的な方法
最近、健康志向の高まりを反映してか、ウォーキング...
-
寝違いが原因で首が痛い…病院での治療と自分でできる対処法
朝目が覚めると寝違いで首が痛い、というのは多くの...
-
ラーメンのスープを飲まないほうがいい?カロリーや塩分の減らし方
いまや日本人のソウルフードとなったラーメン。その...
-
アルコールを飲んだ前後は運動してもよい?カラダへの影響と吸収
汗をかいて喉が渇いた運動後に飲むお酒の味は、まさ...
-
ニンニク料理を食べても臭わない!においを抑える方法
ニンニクを使った料理はにおいで食欲がそそられるも...
-
女性が美脚を手に入れるために必要な筋肉トレーニングのポイント
女性にとって、すらっと長く引き締まった脚は憧れで...
-
肩こりに磁気ネックレスが効果あり?その仕組みとそれ以外の緩和法
パソコンを使って長時間のデスクワークや、家事や子...
-
卵はダイエットに不向き?低カロリーな白身が実はおすすめな理由
栄養価が高いことで知られている卵。
<...
-
男性にもある更年期……怒りっぽくなったら要注意!
更年期というのは女性だけのものと思わ...
-
義母と同居している妻にとって悩ましい介護のコツ
女性は結婚すると、当然ですが、義父や義母との関わ...
-
大豆は万能!?豆腐と納豆の健康の効果とは
大豆が体にいいということは聞いたことがあるでしょ...
-
気になる女性必見!筋肉トレーニングとストレッチによるO脚改善法
女性のなかには、脚のことで悩んでいる人が多いのではないでしょ...
-
シャンプー・リンス選びのポイント!ノンシリコンの良いとこ悪いとこ
長年のカラーリングやパーマの繰り返しで髪のダメージが気になる...
-
爪が短い女性に対する男性の印象とは?短い爪におすすめのカラー
女性は長い爪に憧れる傾向がありますが、男性は爪が...
-
白髪が治ると話題!黒ゴマの効果・摂り方のコツ
中年期に差し掛かると、ちらほらと現れ始める白髪に...
-
顔のできものは脂肪?ブツブツは稗粒腫の可能性も…原因・対処法
顔の周りに白いブツブツができるとニキビだと思うか...
スポンサーリンク
目次
膀胱炎で処方される薬…フロモックスが有効な理由
フロモックスが膀胱炎に有効な理由
フロモックスは、私たちの体に侵入してきた細菌を退治する抗生物質です。
この薬は、感染症の一種である風邪にもよく使われています。
風邪は、ほとんどがウイルス感染により発症するので、抗生物質は効きません。
しかし、のどの腫れや痛みがあれば、細菌感染が疑われ、抗菌作用があるフロモックスが処方されます。
このような作用から、尿道から膀胱にかけての細菌感染が原因の膀胱炎に対しても多く用いられているのです。
膀胱炎に対する効果・注意点
急性膀胱炎の原因となる細菌の8割は大腸菌で、残りはブドウ球菌やレンサ球菌、肺炎球菌などです。
フロモックスは、それらの菌に対して効果を発揮するため、膀胱炎の治療薬として使われています。
膀胱炎を早く治すには、医師の指示通りに量や回数を守って服用することが大切です。
また、フロモックスは、比較的副作用が少なく、安全性が高いため、妊娠中や授乳中でも処方されることがあります。
膀胱炎になったと思ったら、早めに受診して医師の判断を仰ぎましょう。
膀胱炎が落ち着く時期は?治療薬・フロモックスの服用法・注意点
抗生物質であるフロモックスは、様々な感染症に対して処方されることが多く、膀胱炎など泌尿器系の感染症にもよく使われています。
膀胱炎の症状は、特に悪化していなければ、服用を始めて数日から1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。
ちなみに、薬の受け取りは通常であれば外部の薬局まで行くことになりますが、膀胱炎の場合は、病気の性質上、受診した病院の窓口で受け取れることが多いようです。
フロモックスは、細菌に対して強力な殺菌作用がありますが、確実に薬の効果を得るには正しく服用することが大切です。
服用するタイミングや回数は、医師の指示に従い、必ず守りましょう。
飲み方としては、1日3回、食後に服用するのが一般的です。
この薬は、比較的副作用は少ないとされていますが、体のかゆみや蕁麻疹が出ることがあります。
気になる場合は、医師に相談してみましょう。
膀胱炎で出されるフロモックスの服用法…薬は全部飲み切ること!
フロモックスの服用方法と注意点
フロモックスは、通常の場合、1日3回食後に1錠服用します。
抗生物質の効果を充分発揮するには、薬の濃度を常に体内で一定に保つことが重要です。
そのため、4〜5時間ほどあけて、規則正しく薬を飲む必要があります。
薬を服用する間隔は、厳密に「何時間あける」と決まっている訳ではありませんが、毎食後にきちんと飲むのが正しい飲み方とされています。
もしも飲み忘れた場合は、思い出した時すぐに1錠飲んでください。
次の食事まで忘れていた時は、2錠飲んだりせず、1錠だけ飲むようにしましょう。
処方された薬は全て飲み切る
急性膀胱炎は、抗生物質が効けば、1〜2日ほどで症状はおさまります。
体内で薬の効果が表れ始める効果時間は、飲んでからおよそ1〜1.5時間後です。
症状がおさまってから治癒するまでには、だいたい4〜5日ほどかかります。
状態が落ち着いてくると、もう治ったと思い、薬の服用を自己判断で中止してしまう人がいますが、再発や治りが遅くなる恐れがあります。
きちんと治すためには、症状が出なくなっても、病院で処方された薬は全部飲み切るようにしてください。
膀胱炎で使われる抗菌薬のフロモックス…その副作用とは
フロモックスは、膀胱炎に限らず幅広い感染症に適応する抗生物質で、安全性が高く副作用も少ない薬です。
しかし、発疹や下痢、軟便などの症状が表れるケースもあります。
特に、乳幼児には下痢や軟便が多く、注意が必要です。
また、先にクラビットを使用して効かなくなり、フロモックスになった場合、抗生剤を使用する期間が長くなるため、耐性菌が出現し、治りが遅くなることがあります。
フロモックスの副作用とは
副作用でよく見られるのは下痢です。
その他、ぶつぶつやかゆみ、赤い腫れなどの皮膚症状や、発熱や関節痛、そして胃痛や吐き気などの消化器症状が表れる場合もあり、もっと重い副作用が出ることもあります。
- 気分が悪く、目や口の周りが腫れ、めまいも伴う…ショック、アナフィラキシー
- のどの痛みや歯ぐきからの出血を伴う発熱…貧血や血小板の減少
- 水ぶくれや粘膜のただれ、全身の皮膚が赤くなる…重篤な皮膚炎
- 空咳や息苦しさを伴う発熱…肺炎
- 倦怠感や食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる…肝炎などの肝機能障害
これらの症状が表れたり、他にも気になる症状があれば、放置せず早めに病院を受診しましょう。
膀胱炎の薬・フロモックスで副作用…出やすい人の特徴
フロモックスで副作用が出やすいのは?
フロモックスは、安全で副作用が少ない薬と言われていますが、人によっては何らかの症状が出ることがあります。
以下に、フロモックスの服用で副作用が出やすい人の特徴をあげてみました。
- 乳幼児
- 服用中の薬がある
- 腎臓病患者
- アレルギーを起こしやすい、または喘息やじん麻疹などアレルギー疾患がある
- 妊娠中や授乳中である
上記のどれかに該当する人は、医師の判断によっては処方されなかったり、服用量や間隔の制限をされたりする場合があります。
乳幼児や授乳中、妊娠中の場合の注意点
赤ちゃんや小さい子供がフロモックスを服用した場合、副作用として、血中のカルニチンが減少する「低カルニチン血症」により、低血糖になるケースも報告されています。
これにより、痙攣や脳へのダメージによる「脳症」など深刻な症状が表れます。
このような重い副作用はめったに起こりませんが、リスクを考慮して小さい子供への投与は慎重に行われます。
また、授乳中や妊娠中の場合は、赤ちゃんへの影響が考えられるので、服用については医師の判断に従ってください。