子どもの軟便が続くのはなぜ?原因・受診のタイミング・対処法
子どもは、消化器官が未熟で、よくお腹を壊しますが、元気で食欲もあれば、便が緩くてもそれほど心配することはありません。
軟便の原因は、主に水分のとり過ぎで、大体2〜3日以内で治まることがほとんどです。
しかし、腹痛や嘔吐を伴い、軟便が続いているのであれば、食中毒や感染性の下痢である可能性もあり、注意が必要です。
今回は、子どもの軟便が続く原因や、受診のタイミングなど適切な対処法についてご紹介しましょう。
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目次
子どものお腹が緩い…軟便の原因は水分のとり過ぎと冷え
子どもは、消化器官の未熟さに加え、アイスやジュースなど冷たい物を好む傾向があるため、お腹を壊して軟便が続くこともよくあります。
軟便とは、便に含まれる水分が約80%の状態を指します。
便の形はあるものの、非常に柔らかいのが特徴です。
軟便は、水のとり過ぎや、腸内で水分が十分に吸収されないことが主な原因と言われています。
他にも、体調不良や食べ物の影響で腸の働きが鈍くなっていたり、クーラーや天候によってお腹が冷えていたりする場合も便が緩くなります。
健康な便の状態は、水分が約70%で、90%以上になると下痢と定義されています。
便に含まれる水分が70%以下になると、水分不足で便が硬くなり、コロコロした塊になって排便がスムーズにできず、便秘気味になることもあります。
軟便を防ぐには、日頃から体調に気をつけ、食べ過ぎや飲み過ぎに注意し、お腹を冷やさないようにすることが大切です。
子どもの軟便の原因は?今すぐ見直したい生活習慣
通常の便と軟便の違いは何でしょうか?
健康な便は、大腸の中で水分やミネラルを吸収し排出されるのに対し、軟便は水分が十分に吸収されないまま排出されるという違いがあります。
子どもの軟便が続く場合、生活習慣が原因になっていると考えられます。
軟便が起きる原因
よくあるのが、食べ過ぎや早食い、就寝前の食事などで消化不良になったり、腐敗したものを食べて食中毒になることです。
また、冷たいものを摂り過ぎたり、コーヒーや辛いものなど刺激物を摂り過ぎることでも起こります。
そして、牛乳や人工甘味料、油やマグネシウムなどを大量摂取した時も便が緩くなることがあります。
その他、普段食べ慣れないものを口にしたり、貝やキノコの毒に当たったり、O-157やノロウイルスなど細菌やウイルスに感染し、食中毒を起こしたりした時も症状が現れます。
それ以外にも、精神的なストレスでお腹の調子が悪くなることがあります。
食べ方や食事内容を見直しても軟便が続くようなら、一度病院で相談してみてはいかがでしょうか?
子どもの軟便が続いている…原因はストレスかも?
いわゆる「下痢」は、「急性」と「持続性」の2種類に大別されます。
軟便が続く状態は、ほとんどの場合「持続性下痢」であり、その中でも、ウイルス性胃腸炎の後に発症する「吸収不良症候群」であると言われています。
症状が軽ければ、大体1週間〜2週間ほどで自然に治ります。
子どもは、消化器官が未熟なため、お腹が緩くなって軟便が続くこともよくあります。
乳幼児の場合、元気で食欲があれば、それほど心配はいりません。
しかし年長児で、腹痛や頭痛、嘔吐を伴い、数年間繰り返し症状が現れる場合は、ストレスによる心因性の下痢である可能性も考えられます。
身近な所では、親子や夫婦の仲が悪かったり、友達関係の悩みがあったりして、それらが不安の原因になっていることもあります。
話を聞いてあげたり、環境を見直したりして、不安要素を取り除いてあげることが大切です。
子どもには、多少腹痛があっても、あまり気にしなくていいと話して安心させてあげましょう。
気になる子どもの症状…軟便が続く時はいつ病院に行くべき?
子どもの軟便は、どれぐらい続けば病院に連れていくべきでしょうか?
大人の場合は、食事に気を付けていれば、数時間から長くても数日で治っていることが多いのですが、子どもは消化器官が未熟なので注意が必要です。
嘔吐や発熱なども伴うようなら、細菌やウイルス感染による下痢の可能性があり、他の人にうつる恐れもあるので、早めの受診をおすすめします。
また、下痢や軟便があっても、元気があって食欲もあり、走り回っているようなら自宅で様子をみても大丈夫でしょう。
ただ、元気がなく、顔色が悪くぐったりしている、尿の回数も少ないという場合は、脱水症状を起こしていたり、他の病気にかかっていたりするかもしれませんので、病院に連れて行ってください。
目立つ症状が軟便だけなら、受診をためらうこともあると思いますが、子どもは体の機能が未発達なので、放置するのは危険です。
子どもの様子をよく見てあげて、いつもと違う所があれば、念のため受診するようにしてください。
軟便が続いている子どもの食事…注意すべきことは?
軟便が続く時の食事は、消化の悪いものや刺激物を避け、温かく消化のよいものを選びましょう。
軟便が続いている子どもには、どんな物を食べさせてあげればいいのでしょうか?
授乳はいつも通りでOK
授乳中の赤ちゃんなら、お腹が緩くても母乳はいつも通りあげても大丈夫です。
ただし、ミルクで下痢が起きている時は、医師に相談しましょう。
離乳食は一段階戻すか、治まるまで授乳だけにする
離乳食を始めている場合は、症状が落ち着くまでしっかり火を通した食材を、すりつぶしたり、スープにしたりして与えましょう。
また、下痢や嘔吐がひどい場合は、授乳だけにしておくという方法もあります。
冷たくて硬いもの・生ものや油ものは避ける
便が緩い時は、消化の悪いものや胃腸に刺激を与えるものは避けましょう。
温かく柔らかいものを食べさせる
下痢が治まるまでは、スープやお粥、茶わん蒸しなど消化が良く、温かく柔らかいものを食べさせてあげましょう。
水分補給をしっかりと行う
下痢の症状が長引いている時は、脱水を起こしがちです。
嘔吐も伴う場合は特に、水分と共にミネラルも失ってるので、年齢に応じたイオン飲料をこまめに飲ませましょう。
軟便が続いている間は、食べ慣れた食材を選び、少しずつ様子を見ながら食べさせるのがポイントです。