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胃腸炎で下痢が治らない…原因と対処法

   

胃腸炎で下痢が治らない…原因と対処法

急性胃腸炎は、主にウイルスや細菌などに感染することが原因で発症します。

嘔吐や吐き気、下痢や腹痛などの症状が特徴で、脱水を起こしやすく、乳幼児や高齢者は特に注意が必要です。

下痢症状がおさまらない時は心配になり、下痢止めを使いがちですが、かえって症状が悪化することもあります。

今回は、胃腸炎で下痢が治らない時の原因と食生活の注意点、対処法についてご紹介しましょう。

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胃腸炎はどれくらい続く?下痢が治らない原因とは

急性胃腸炎の原因は、主にウイルスや細菌感染ですが、ストレスやアルコールなどで発症することもあります。

胃腸炎で特徴的な症状である「嘔吐」や「下痢」は「体内に侵入した細菌やウイルスを外に出す」体の防御反応なので、薬で止めるとかえって長引くこともあり注意が必要です。

下痢や嘔吐は、ほとんどの場合、数日から1週間でおさまりますが、状態や病気によって、2週間以上続くこともあります。

嘔吐がおさまるまでの期間は、半日から1日、下痢は3〜4日から1週間程度が目安です。

発熱や腹痛、倦怠感を伴うこともありますが、多くは1週間ほどで落ち着いてきます。

ノロウイルスに感染すると、完治するまでに2週間ほどかかります。

下痢が2週間以上続くなら、「腸炎後症候群」の可能性があります。

これは、胃腸炎の回復が順調でない時に起こり、下痢によりさらに回復が遅れてしまいます。

腸炎後症候群を予防するには、動物性のタンパク質や脂肪を避け、でんぷん質のものを摂るようにして、腸に負担をかけないようにしましょう。

胃腸炎は感染性だけじゃない?ストレスや暴飲暴食も原因に!

嘔吐や下痢の症状が現れる胃腸炎は、主にウイルスや細菌に感染することにより引き起こされ、「感染性胃腸炎」と言います。

胃腸炎の原因となるウイルスは、ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスなどがあり、主に冬場に流行する傾向が見られます。

細菌性胃腸炎の原因となるのは、サルモネラ菌・病原性大腸菌・黄色ブドウ球菌などで、夏場に多く、食べ物に付いて増殖し、毒素を発生させるため、「毒素型」とも呼ばれます。

胃腸炎は、ストレスや暴飲暴食など生活習慣や精神的なものが原因で発症することもあります。

強いストレスを受けたり、ため込んでいたりすると、自律神経が乱れ、機能が正常に働かなくなり胃腸の働きにも影響を及ぼし、急性胃腸炎になってしまうのです。

また、大量の食べ物を一気に食べたり、飲んだりすると、胃酸の分泌が過剰になり、胃だけでなく腸にも影響を与え、急性胃腸炎の原因になることもあります。

胃腸炎は、数日から1週間ほどでおさまることがほとんどですが、なかなか下痢が治らない場合、他の病気の可能性もあるので、受診をおすすめします。

胃腸炎で下痢が治らない…対処法と注意点

胃腸炎で嘔吐や下痢、発熱などの症状が続いて治らない場合、体内の水分が失われるので、脱水を予防するため、こまめな水分補給が大切です。

激しい下痢や嘔吐で、脱水と体内の電解質のバランスが崩れるので、普通の水より体に浸透しやすい経口補水液が一番効果的です。

市販のスポーツドリンクは、電解質の濃度が低く、糖質が多いので、避けた方がいいでしょう。

また、激しい下痢や嘔吐が続くと、つらさを和らげたいと思って薬で止めようとしがちです。

しかし、これらの症状は、体の中にある細菌やウイルスなどを外に出そうとする防御反応なので、無理に抑えると体内に残り、増殖する恐れがあります。

下痢止めや吐き気止めなどの薬を飲むのは控えて、つらくても、症状がおさまるまで待ちましょう。

どうしても我慢できない場合は、病院を受診し、医師の指示に従って薬を飲むようにしてください。

胃腸炎で下痢が治らない時…食事の摂り方・注意点

胃腸炎で下痢が治らない時の食事は、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?

まずは弱った胃腸を刺激しないように、重湯や野菜スープ、すりおろしたリンゴなどから少しずつ食べ始めましょう。

そして、症状が落ち着いてきたら、消化の良いお粥や柔らかく煮込んだうどんなどを1日数回に分けて様子を見ながら食べてください。

腸内環境を整えるヨーグルトや良質なタンパク質である豆腐もいいですね。

冷たいまま食べると腸が刺激を受けるので、ヨーグルトなら常温に戻し、豆腐は火を通すのがおすすめです。

調理する時は、食材を細かく切り、煮込んで柔らかくして胃腸に負担をかけないように注意しましょう。

ゴボウやタケノコ、れんこんなどの根菜類や、キノコ、ネギなどは、腸を刺激し、下痢が悪化する恐れがあるので避けてください。

また、バナナやリンゴなどの果物は、水分やカリウムを効率よく摂取できますが、そのままだと消化しにくいので、できるだけ果汁にして飲みましょう。

パイナップルやキウイは刺激が強いので、下痢の症状が続いている時は避けるようにしてください。

胃腸炎の時は、刺激物を避け、脂肪分や繊維質が少ない食材を使って調理し、消化が良く、エネルギーになるものを摂るように心がけましょう。

下痢がなかなか治らないウイルス性胃腸炎…二次感染の予防法

ウイルス性胃腸炎の代表と言えば「ノロウイルス腸炎」です。

毎年冬場に流行し、幼児や児童が通う幼稚園や保育園、学校などの他、高齢者施設などでも集団発生することが多い感染症です。

感染は、ウイルスが付着した飲食物を摂取したり、ウイルスに汚染された手で調理が行われることが主な原因です。

家族に患者がいる時は、吐しゃ物や排泄物に触れて二次感染を起こすことが多いので注意が必要です。

二次感染を防ぐには、まず手洗いやうがいを習慣づけましょう。特に、トイレの後や調理前には徹底して行うことが重要です。

また、咳やくしゃみで飛沫感染する可能性もあるので、マスクの着用も有効です。

ノロウイルスは、症状がおさまっても2週間ほど排泄物の中にウイルスがいるので、排泄後の手洗いや、トイレ掃除を入念に行いましょう。

嘔吐物を処理する時は、ビニール手袋などを使って直接触れないようにして、汚物や使用したものをビニール袋に入れて密封した上で捨てます。

ノロウイルスに汚染されたと思われるものは、次亜塩素酸ナトリウムで除菌し、しっかり消毒しましょう。

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