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後頭部を強打し鼻血が出たときの対処方法と注意しておきたい病気

      2017/10/13

後頭部を強打し鼻血が出たときの対処方法と注意しておきたい病気

転んで後頭部を強打してしまったとき、後遺症が残ってしまうのではないかと心配してしまうものです。

また、鼻血が出てしまった場合には、脳になにか異常が生じているのではないかと不安にもなるでしょう。

しかし、鼻血が出たからといって必ずしも危険な状態ではなく、他の症状も一緒に見ていく必要があります。

ここでは、後頭部を強打し鼻血が出たときの対処方法、そのときに注意しておきたい病気について紹介していきます。

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後頭部を強打し鼻血が出たときに注意したい脳の状態

後頭部を強打して鼻血が出た時には注意する必要があります。それは鼻血が出ることは危険な症状である場合があるからです。

ここでは、鼻血が出た時に考えられる脳の症状を紹介します。

■頭蓋底骨折

鼻血が続いたり、鼻や耳から水分があふれ出ている場合は、頭蓋底骨折を疑っていいでしょう。

脳脊髄液が漏れている可能性があります。

■脳震盪

鼻血がすぐに止まる場合でも、頭部の外傷で脳震盪の症状が起こることがあります。

脳震盪は後遺症が残らないと言われていますが、注意したいのはその合併症です。

脳震盪にはレベルがあり、レベル1の場合は一過性のものです。数日間安静にし、他の症状が見られるようであれば病院を受診することをおすすめします。

しかし、レベル2以上では脳内に異常が発生している可能性があります。合併症が起こることもあり、最も危険なものが急性硬膜下血腫と言われています。

■急性硬膜下血腫

発生直後から意識障害が見られます。脳の障害が少ない場合でも、意識障害が徐々にあらわれてきます。

一度意識障害が見られると、予後はよくないと言われています。

■急性硬膜外血腫

側頭部に発生した場合は、意識障害よりも先に瞳孔不同があらわれるようです。

瞳孔不同とは、片方の瞳孔がもう片方よりも大きくなってしまう状態です。

また、出血速度が速いと急激に意識障害になり、予後はよくありません。

後頭部を強打してオレンジ色の鼻血が!しかし、病院の対処は?

先ほど書いたように、後頭部を強打して鼻血が出たときには危険な状態であることがあります。

しかし、必ずしも危険とは言い切れない場合もあります。

ここでは、あまり危険ではない鼻血について、ある男性の体験談で紹介します。

その男性がスノボで転倒し後頭部を強打、その後オレンジ色のサラサラした鼻血が出たそうです。

しかし、病院を受診して診察してもらったところ、特に異常はないとのこと。意識障害や言語障害もなく、頭痛や吐き気もなかったからでした。

MRIやCTなどの精密検査もなかったそうです。頭に異常があるようであれば頭痛や吐き気の症状もありますから、確かに問題ないのかもしれません。

しかし、そうだとすると、この鼻血はなぜ出たのでしょうか。

オレンジ色の鼻血で考えられるのは副鼻腔炎です。膿が出てきているためオレンジ色になるのです。この場合、頭を強打したことにより膿が出てきたのでしょう。

この場合は、脳の異常とは関係ないと思われます。

しかし、いずれにせよ頭を強打した時には脳神経外科を必ず受診するようにしましょう。

そして、きちんと検査してもらうことが大事です。そこで鼻血の原因もはっきりするでしょう。

後頭部を強打した時に注意しておきたい症状と対処方法

後頭部を強打してたんこぶができる程度であれば問題ないかもしれません。冷やしておけば、じきに腫れはひくでしょう。

しかし、後頭部を強打した場合はたんこぶができることは少ないものです。したがって、見た目ではなかなか判断できません。

このような時は次のような症状がないか注意しましょう。

  • めまい
  • 意識障害
  • 視覚障害
  • ふらつき
  • 嘔吐
  • 錯乱
  • けいれん
  • まひ
  • ひきつけ
  • ろれつが回らない

などです。

これらの症状はすぐに現れる場合もありますし、しばらくして出る場合もあります。

いずれにせよ、後頭部を強打した時には上記の症状があらわれないかしばらく観察しましょう。

もし、症状が現れた場合には危険な状態になっている可能性が高いため、すぐに脳神経外科を受診しCTやMRIで検査してもらいましょう。

幼児が後頭部を強打した時の対処方法

先ほどは大人の場合で紹介しましたが、幼児になると症状がわかりづらいものです。

後頭部を強打した時、小学生以上の子供や大人であれば自分の症状を認識できるため、その後の対応はしやすいです。

しかし、幼児の場合は自分では症状を認識できないでしょう。

では、幼児が後頭部を強打した時に、親は大丈夫か大丈夫でないのかどのように判断すればいいのでしょうか。

ここでは、状態別に対処方法を紹介していきます。

■大丈夫である可能性が高い状態

次のような症状であれば、大丈夫である可能性が高いため、丸一日様子を観察してみてください。

大声で泣く

もし頭蓋骨内の大きな血管が切れてしまっていると泣くことができません。そのため、大声で泣くという状態は大丈夫であるといえるでしょう。

とはいえ、安心はできません。大声で泣いたあとに泣き疲れて寝るということが多いので、寝てしまったときも変ないびきをかいていないか、起きた時の状態や機嫌などにも注意を払っておくようにしましょう。

嘔吐がない

頭蓋骨内に損傷があると嘔吐することがあります。嘔吐がないという状態は損傷がないといってもいいでしょう。

機嫌がいい、意識障害がない

頭蓋骨内損傷がある場合、機嫌が悪かったりぐったりすることがあります。また、意識もなくなることがあるでしょう。

時間がたって機嫌がよく、いつものように遊んでいれば大丈夫であるといえるでしょう。

要観察しておく必要がある状態

次のような症状がある場合は、危険な状態である可能性もあるため、注意深く観察してください。

鼻血が出た

幼児の場合、後頭部を強打した時に鼻血が出るということはあるようです。

この時には落ち着いて様子を見て、上記の大丈夫である可能性が高い状態になれば問題ないでしょう。

1回嘔吐をした

嘔吐が複数回ある場合は危険な状態かもしれませんが、1回であれば大丈夫である可能性が高いため、様子を観察しましょう。

かなり危険な状態

次のような症状がある場合はかなり危険な状態ですので、すぐに病院を受診するようにしましょう。

  • 意識がはっきりしない
  • ひきつけやけいれんがある、しびれを訴える
  • 会話がおかしい

このように幼児の状態によって対処していきましょう。

しかし、いかなる場合でも子供のことが気になるようであれば、病院を受診することをおすすめします。

後頭部を強打した時に生じやすい病気と症状

後頭部を強打した時には、鼻血は出なくても脳にはかなりの衝撃を与えることになります。

その衝撃により生じる病気はさまざまあります。さらに、衝撃により頭蓋骨内で出血が起きるとかなり危険な状態になることが多いと言われています。

最後に頭部打撲により生じる病気とその症状についてまとめていきます。

硬膜外血腫

この病気は、頭部打撲により頭蓋骨が骨折し、頭蓋骨と硬膜の間に血がたまるものです。

症状としては、すぐに意識障害が生じますが、損傷が少ない場合にはすぐに回復します。

しかし、血腫の増大によっては急速に再び意識障害になることがあり、同時に瞳孔不同や片側のまひなどを生じることがあります。

硬膜下血腫

この病気は、硬膜とクモ膜の間に出血を起こすものです。硬膜下血腫は急性と慢性の2つに分類されます。

症状としては、すぐに意識障害を生じることが多いようです。その他、めまいや嘔吐などがあります。

クモ膜下出血

この病気は、軟膜と厚膜の間に出血を起こすものです。重症の病気です。

症状としては、突然始まる頭痛が特徴です。その他、嘔吐などが見られます。クモ膜下出血は出血量が少ないと症状が出るまで少し時間がかかることがあります。

脳挫傷・脳震盪

この病気は、頭部打撲により脳本体に損傷を生じるものです。出血はしていないため、他の病気とは違い、手術する必要もありません。ただ、後遺症が残りやすいと言われています。

症状としては、嘔吐や意識障害、めまい、ふらつきなどを生じます。

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