リンパに発生する癌は気づきにくい?自覚症状や発症後の症状
2017/10/12
リンパに発生する癌は気づきにくいと言われています。
風邪や体調が悪いときにでも、リンパが腫れたりするので、気付きにくく、また、症状もほとんどでで来ないので分かりにくいのです。
検診などでたまたま見つかるケースもあり、見つかった時にはすでに進行していることが多い癌とされています。
そこで今回は、血液の癌である悪性リンパ腫の病気について、自覚症状の有無や、注意したい症状など、まとめてお伝えしていきます。
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目次
血液の癌・悪性リンパ腫とは?自覚症状などの有無
悪性リンパ腫は、血液のガンです。リンパ球というのは、本来であれば、免疫系に関係して、生命の維持には欠かせない存在です。しかし、何らかの影響でリンパ球がガン化し悪性リンパ腫となります。
リンパ球は、リンパ管やリンパ節などなどを通り全身に巡らされているため、ガンは、全身のあらゆるところに出来る可能性があります。
悪性リンパ腫は、初期症状がほとんどありません。風邪や不調などでも、リンパが腫れることがありますよね。ガンも同じようにしこりが出来るのですが、初期は小さく、痛みなどの症状もありません。
なんとなく、しこりがある気がするけれど、放置していたら、徐々にしこりが大きくなって、気づいたときには、ガンが進行していたということが少なくありません。
悪性リンパ腫は、進行して初めて、発熱や体重減少、倦怠感、しこりの増大、全身の痛み、浮腫などが出現するのです。
なかなか早期発見できないガンだからこそ、普段と違う体調だったり、しこりがある場合は、早めに病院を受診しましょう。
血液の癌・悪性リンパ腫の症状と注意したい症状
悪性リンパ腫は、2種類の種類に分けられています。10%の患者は、ホジキンリンパ腫で、残り90%患者は、非ホジキンリンパ腫で、圧倒的に後者の悪性リンパ腫の患者が多いのが特徴的です。
どちらとも、初期症状は、乏しいのですが、発症すると以下のような症状がみられます。
- リンパ節のしこり
- リンパ節の腫れ
- リンパ節の痛み
- 発熱
- 身体の痒み
- 大量の寝汗
- 発疹
- 体重減少
- 倦怠感
- 貧血
- たちくらみ
- ふらつき
などの症状が出やすいと言われています。
上記でいくつか症状をあげましたが、この中で3つだけは、悪性リンパ腫の症状で注意しなくてはいけないと言われています。
その症状は、発熱、大量の寝汗、体重減少で、この3つが当てはまったら、高確率で悪性リンパ腫の可能性があり、早めに検査や治療が必要と言われています。
悪性リンパ腫の治療や癌治療でおこる副作用の症状
悪性リンパ腫であると診断された場合には、治療を開始することとなります。治療で有効なのは、ホジキンリンパ腫の早期の場合には、放射線治療が有効です。
ガンが広がっていたり、放射線では効き目がないと判断されたときには、抗がん剤治療が選択されます。
非ホジキンリンパ腫は、進行度に関係なく、抗がん剤での治療が行われます。どちらのタイプでも、悪性リンパ腫の場合、抗がん剤が効きやすく有効とされています。
ただし、効果がある分、放射線治療や抗がん剤治療には、大きな副作用もあります。一般的に言われているのが、吐き気や嘔吐、抜け毛、倦怠感、発熱、下痢、便秘などの症状が現れます。
治療上、高い確率で出現してしまいますが、出現してから、症状を軽減するための薬や予防薬などもあるので、辛いときには無理せずに医師に相談するようにしましょう。
悪性リンパ腫の進行度と癌による5年生存率の割合
悪性リンパ腫の進行度
悪性リンパ腫など、すべてのガンにおいて進行度をしめす基準があります。一般的にステージ(病期)と呼ばれるもので、医師からの説明などでもあるように、よく聞かれている言葉です。
悪性リンパ腫の場合のステージは4まであります。ステージ1は、胸部と腹部を分けている横隔膜の片方の一部にガンの病巣がとどまっている状態です。
ステージ2は、ステージ1の状態からさらに広がって、病巣が2カ所以上あることを指します。ステージ3は、横隔膜の両側にガンがあるときです。
ステージ4は、リンパ節以外の臓器に複数ガンが広がっている場合に使われます。
5年生存率
悪性リンパ腫は、治療を受けた後、比較的、5年生存率が良いとされています。
ホジキンリンパ腫では、ステージ1は、約90%、2は、約80〜90%、3は、約65〜80%、4は、 約40〜65%です。
非ホジキンリンパ腫では、ステージ1は、約70〜90%、2は約70〜80%、3は、約50〜70% 4は約50〜65%となっています。
悪性リンパ腫と疑われたら?癌の確定診断における検査内容
悪性リンパ腫が疑われたら、検査をして、身体の隅々まで調べます。まずは、問診や視診をしていきます。
もしも、体重減少や、発熱、大量の寝汗をかいているようなことがあれば、可能性は高いので、必ず伝えるようにしましょう。
その後は、血液検査をします。血液検査をすることで、ガン細胞が血中にあるか調べられます。
血中にがん細胞が確認されれば、リンパ節に直接針をさして、細胞を取り出したり、切除してガンの種類を特定します。
悪性リンパ腫は、複数の種類があり、種類によって治療法が異なるので、確定診断をしっかりと行います。
また、血液検査以外にも、CTやMRI、レントゲン、エコー検査なども行い、全身のどの部分にガンが浸潤し、転移などがないかも確認していきます。
このように、悪性リンパ腫が疑われたら、様々な検査をしていくので、負担もありますし、不安に思うこともあるかもしれません。
そういったときには、悩まずに、医師を始めとするスタッフに相談しましょう。