低用量ピル「トリキュラー」の詳しい効果と副作用
低用量ピル「トリキュラー」は婦人科の病気や体調管理のためによく用いられる薬の一種です。
ピルと言えば避妊薬のイメージが強く、私には関係ない!と思っている女性も少なくありません。
しかし、ピルには避妊だけではなく、女性の身体に重要な効果もたくさんあります。
そこで今回は低用量ピル「トリキュラー」の詳しい効果や副作用について詳しくご紹介していきます。
ぜひ参考にして、ピルという薬が女性の身体にどのように作用するのか参考にしてください。
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目次
低用量ピル「トリキュラー」の効果
低用量ピル「トリキュラー」は数あるピルの中でも、国内では最も多く処方されている薬と言えます。
トリキュラーを含めピルは、毎日継続して服用することで、生理周期をコントロールすることができます。トリキュラー服用時には月経を止めることになります。
そのため、適切に服用を続けることで確実に避妊することができるようになります。
アメリカの論文によるとトリキュラーを服用している時の避妊失敗率は0.3%とかなり高い確率で避妊を成功させることができます。
トリキュラーの服用をやめると、また通常通りの月経周期に徐々に戻り、普通に妊娠することが可能になります。
そのため、妊娠を希望しない場合は服用することでより安心して性生活を送ることができるということです。
避妊や妊娠によって、上手にトリキュラーを服用することで、計画通りの日常を送れるようになります。
低用量ピル「トリキュラー」の効果的な服用
トリキュラーは28日を1周期として、服用するお薬です。
トリキュラーのシートには、1周期分の薬が入っており、スタートから終了まで数字がふってあるのでそれに沿って飲み進めましょう。
また、トリキュラーには食後や食前など、飲むタイミングが定められていません。
毎日同じ時間に飲むことがより効果的な服用になるので、毎日飲みやすい時間を設定して継続しましょう。
一日でも飲み忘れが生じてしまうと、効果が期待できなくなってしまうので注意しましょう。
もし飲み忘れが生じてしまった場合は、服用予定時間から24時間以内に服用すれば避妊効果を持続させることが可能ですが、服用予定時間から24時間以上たってしまった場合は、一度服用をやめ月経終了後に再度、トリキュラーの服用を再開させることになります。
その間、妊娠する可能性が高くなってしまうため、飲み忘れがないように心がけましょう。
低用量ピル「トリキュラー」は種類による効果の違い
低用量ピル「トリキュラー」は21と28の2種類ありますが、効果はまったく一緒です。
トリキュラーは28日を1サイクルとし、1シートの薬を28日かけて毎日飲み続けるお薬です。
「21」の方は、薬が21日分入っており、「28」の方には「21」の薬に加えて成分の入っていない薬が7錠あります。
「21」は21日間飲み続けた後7日間お休みして、29日目からまたピルのサイクルを繰り返します。
「28」は成分の入っていない7錠を服用する時に体が休薬状態に入り、29日目から新しいシートへと移行します。
効果は全く変わりませんが、「28」は成分の入っていない薬を飲み続けることになるので、飲み忘れる心配がありません。
「21」と「28」の違いは、単に飲み忘れを防止するためだけの違いになります。
そのため。服用する薬を少なくしたい、自分でしっかり休薬・服用できるという方は「21」を1週間の休薬で薬の再開を忘れてしまいそうな方は「28」を選びましょう!
避妊だけじゃない!低用量ピル「トリキュラー」の知られざる効果
これまで、トリキュラーの効果として避妊について詳しくご紹介してきましたが、ピルは必ずしも避妊を目的として処方されるわけではありません。
トリキュラーの避妊以外の効果はどんなものがあるのか見ていきましょう。
トリキュラーの避妊以外の効果
- 月経不順を整える
- PMS(月経前症候群)の軽減
- 更年期によるホルモン治療
- ホルモン異常による肌荒れの改善
などが挙げられます。
特に最近は、ストレスや生活習慣の乱れ、過剰なダイエットにより月経不順が生じてしまう方が増えており、その改善のためにピルを服用している方が多いのです。
また、女性特有の病気の改善や予防に用いられることもあります。
病院でピルを処方されると、避妊効果のイメージが強く、ピルの服用に否定的な方は少なくありません。
しかし、ピルを正しく理解することで、病気や諸症状の緩和に大変有効な薬ということがわかるはずです。
効果の裏に…低用量ピル「トリキュラー」の副作用
トリキュラーは、生理周期やホルモンの分泌に働きかける効果が高い一方、気になる副作用が生じてしまう可能性もあります。
トリキュラー服用で生じる副作用
- 頭痛
- 吐き気
- 胸の痛み
- 嘔吐
- 体重増加
- 不正出血
- 血液上昇
- 視力障害
- 精神不安
などが挙げられます。
また、血栓症になってしまうリスクが非常に高いと言われています。
もともと肥満気味の方や高血圧の方は、服用前に医師にしっかり相談し、服用時の注意点などを守るようにしましょう。
このような副作用は、1シート(28日)を飲み切る頃には、緩和されることがほとんどです。
体が薬に慣れるまでの副反応です。特にピルは毎日飲み続けることで効果が期待できる薬なので、副作用が生じても飲み続けるようにしましょう。
どうしても辛い場合は、服用を中断する前に医師に相談し、服用についてどうするべきか判断を仰ぎましょう。