ディナゲストで不正出血が止まらない理由と注意点

ディナゲストはとても効果的なお薬と言われていますが、その反面、副作用もでやすいと言われています。

特にその副作用の中でも不正出血が起こりやすく、服用する７０％以上の人は経験するとも言われているぐらい高確率でおこります。

生理を止めるはずの薬なのに、不正出血が止まらないようだと心配になりますよね。

今回はディナゲスト服用で不正出血が起こる仕組みや続くおおよその期間、注意点などご紹介します。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ディナゲストで不正出血が止まらない経験をした女性のエピソード

ディナゲストを服用し始めてから、数ヶ月後に不正出血が止まらなかったＡさんの体験談をまとめたいと思います。

Ａさんは、これまでに２種類のピルを試してきましたが、効果が得られず、最後の望みとしてディナゲストを服用を開始することになりました。

ディナゲスト服用にあたり、医師から不正出血の副作用の説明はきちんと聞いていました。

服用後２ヶ月すぎたあたりから、不正出血が続き、量もまばらで多い日が続くと貧血になってしまうぐらいの出血の量で悩まされていました。時に辞めたくなってしまうほどツライ状況に陥りましたが、続けることにしました。

続ける決意はしたものの、相変わらずの不正出血で、たまに少ない日があって落ち着いてきたかなと思うと、次は増えていたりして精神的にキツい日々を送ってきました。

そんな日を過ごしながら約１年後、やっと安定してきて、辛い思いからも解放されてきているのでした。

ディナゲスト服用で不正出血がなかなか止まらない理由

ディナゲストで不正出血がおこる仕組み

ディナゲストを服用すると高い確率で不正出血が起こります。おおよそですが、ディナゲスト服用者の７割ほどは経験すると言われています。

生理を弱めたり、止めるはずで使用している薬なのに不正出血が起こるなんて、不思議ですよね。しかし、仕組み上よくあることなので仕方ないのです。

ディナゲストはエストロゲンの生成を抑制させる効果があります。本来エストロゲンは子宮内膜を増殖させて、プロゲステロンというホルモンが分泌されます。

一定になったところで排卵が起こり子宮内膜が安定します。

この期間中に受精が起こらなければ、子宮内膜が子宮から剥がれて月経が起こります。

ディナゲストの効果でエストロゲンが抑制されると、月経時の時のように子宮内膜が厚くなることはありません。

ごく薄く膜が張る程度で経過します。この薄さが剥がれやすく不正出血を起こしやすくします。

ディナゲストで不正出血が止まらない期間と薬の効果

ディナゲストの不正出血はどれぐらい続くのか？

ディナゲストを服用すると、多くの人が副作用の不正出血を経験します。個人差はありますが、生理の時の量もあれば、それ以上になってしまうこともあり不安になってしまう人も多いようです。

不正出血の量にかかわらずやはり、出血があるということ自体不快ですし、どれぐらい続くか気になると思います。ある程度情報を知っておけば、開始してからの悩みも少しは減ると思います。

これまた個人差はありますが、おおよその目安としては、１〜２ヶ月は不正出血が続くのではないかと言われています。

副作用ばかりで効果はあるのか？

副作用ばかりで嫌な気分になるかもしれませんが、ディナゲストは効果絶大とも言われています。

例えばチョコレート囊腫をもつ患者の８０％以上は、服用開始してから徐々に縮小していったデータもあります。

もちろん子宮内膜症などの癒着などにも効果を発揮していてとても期待度が高いお薬です。

ディナゲスト服用後に不正出血が止まらないときには貧血に要注意

ディナゲストには、不正出血という副作用があります。個人差はありますが、生理より多い出血量であったり、数日続いてしまい貧血になってしまう人もいます。

不正出血がすぐに止まれば良いのですが、服用開始後に出現するリスクは高く、また数ヶ月におよび続くとされています。

知らず知らずの間に出血が続いてしまうと、立ちくらみやめまいなど引き起こします。

普段から貧血になりやすい人や子宮腺筋症・子宮筋腫を患っている人は、貧血に陥りやすいので、内服開始してから身体の変化に気をつけて生活しなくてはなりません。

貧血のような症状が出たら早めに主治医に相談することが必要です。貧血の程度にもよりますが、出血が止まらない場合に一旦ディナゲストの治療は中止となる可能性が高いです。

そして鉄剤の内服を開始したり、重度になると輸血が必要になるなど、貧血の治療がメインで開始されます。

不正出血以外のディナゲストの出現しやすい副作用

ディナゲストの副作用の大半は不正出血ですが、他にも出現してくる可能性の高いものをいくつかご紹介していきます。

• 下腹部
• 頭痛
• ほてり
• 吐き気
• 体重増加

などが起きやすいとされています。

ここに上がっている症状は、ホルモン系のお薬によくありがちな症状です。特にディナゲストの場合には、生理が一時的に止まるので更年期障害に似たような症状が出やすいとされています。

しかし、万が一副作用が出現したとしても、不正出血と同様に服用してから次第に身体が慣れてくるので副作用の症状も軽減もしくは消失します。

ディナゲストは効果が高いお薬ですが、副作用が辛く多いとも言われています。すべての人において出現するリスクがあるので、内服開始後に何か異変を感じたらすぐに主治医に相談しましょう。