放置しないで!生理の出血が大量なのはカラダからのサイン
2017/10/11
あなたの生理は毎月きちんときていますか?出血量が多すぎるということはありませんか?
生理がいつもと違うと感じても、忙しさや恥ずかしさを理由に婦人科に行くことをためらってしまう女性も多いようです。
生理の状態は身体からのサインです。いつもと違う異常な生理は何らかの病気が原因であることも多いのです。
これを読んで思い当たるものがある人は、きちんと受診して健康な身体を維持しましょう!
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目次
正常な経血量を知って、自分の生理と比較しよう!
まず自分の経血量を見て、その原因を探りましょう。
生理のとき、2〜3cmほどの大きさの血の塊が混じっていることがある人や、出血量が多くてナプキンが1時間以上もたなかったり外出できないことがある人、あるいは2日目と3日目で出血量がほとんど変わらないという人は、過多月経の可能性があります。
過多月経とは逆に、生理のときに出血はあるが、ナプキンが少し汚れる程度の出血量という人は過少月経の可能性があります。
40代になってから方が30代のときよりも生理の出血量が多い、または年々多くなっているという人は子宮筋腫などの疾患の疑いがあります。
次に、生理期間中の出血量や色の変化を見てみましょう。
経血の成分は血液のほかに、子宮内膜などが融解してできたものが含まれています。それらの割合が変化することで、生理のはじまりからだんだんと出血の量や色も変化するのです。
生理になって1日目、2日目は経血中の約40%を血液が占めていますが、3日目には約30%と徐々に減っていき、5日目にはほとんどなくなります。
経血に含まれる血液の多くは2日目までに体の外に出されます。
色の変化に注目すると、1回の生理の出血量が100g未満の人の場合、2日目では鮮やかな赤色だった経血が、3日目には暗く鈍い赤に変化します。
出血量が100g以上あり貧血の傾向が疑われる人は、3日目にこの色の変化が見られないことが多いです。
生理の出血が大量にあるのはなぜ?その危険性とは
以前よりも出血の量が増えたという方は、20代では子宮内膜症、30代、40代なら子宮筋腫の可能性があるので、婦人科に相談に行くことをおすすめします。
特に30代40代で出血の量が増えたり生理痛が重くなったら注意が必要です。
30代になったら、自覚症状がなくても年に一度の子宮がん検診を忘れずに受けましょう。
子宮内膜症は最近若い女性に増えている病気で、生理のときに出血が多くなったり、生理痛が酷くなるなどの症状があらわれ、放置すると不妊の原因になることもあります。
子宮筋腫で生理のときに出血が多くなるのは、子宮の内側に筋腫ができて、その筋腫によって子宮の表面が大きくなることで、生理のときにはがれ落ちる子宮内膜も多くなるためです。
また、生理がなかなか終わらないという人は、子宮の収縮がうまく行われず経血をきちんと排出できていない場合があります。
生理だと思っていたものが、実は初期の流産だったということもあります。
出血が大量で生理の日数が長く、さらにひどく痛むというときには、きちんと婦人科に行き受診しましょう。
大量の生理出血に血の塊まで!?注意が必要な場合とは
生理中に血の塊が出てくることがあります。
これは多くのケースで、経血や子宮内膜の組織の一部が固まった状態で出てくるものです。
本来正常な生理のときには血の塊が出ることはないとされていますが、非常に小さい5〜7mm程度のものなら心配はいりません。
注意が必要なのは梅干しより大きなサイズで、指で押すとつぶれるくらいの大きな塊です。
このような血の塊が出た場合、経血の量が多く繊維素溶解酵素不足の可能性が高いため、何らかの病気が原因となっていることも考えられます。
生理の出血が大量にあるのは過多月経のサイン?
普通の生理では、出血量は最大50〜100mlほどで、1枚のナプキンで3時間前後もちます。
しかし、ナプキンが3時間ももたない人や、昼間でも夜用ナプキンを使用しなくてはならないほど出血量が多い人、または夜に経血のモレが気になって途中で起きてしまう人は過多月経の可能性があります。
過多月経は生理のときの出血量が異常に多くなるので、日常生活に支障が出たり、重度の貧血になることもあります。
過多月経の原因は、黄体ホルモンの異常分泌によって起こる機能性過多月経と、
子宮の病気が原因となっている器質性過多月経の2種類があります。
高血圧や甲状腺異常も、過多月経の原因となる病気です。
過多月経によって起こる身体の不調
生理のときの出血量が多くて疲れやすい人は、過多月経によって貧血になっているおそれがあります。
人と比べて出血量が多いか少ないかは判断しにくいですが、目安として昼間でも夜用ナプキンを使わなくては間に合わなかったり、健康診断で貧血と言われたことがある人は過多月経の可能性があります。
過多月経を放置してはいけない理由の一つとして、鉄欠乏性貧血が挙げられます。
鉄欠乏性貧血は血液中の鉄分が不足して起こるものです。貧血のある女性のうち、過多月経が原因で貧血になっている人は約6割にものぼるということです。
貧血になると、はじめは疲れや動機・息切れ、頭痛の症状が出てきますが進行すると心不全や意識を失って輸血が必要になることもあります。
女性の鉄欠乏症はある日突然起こるものではなく、慢性的に進むため、いつものことと慣れてしまい、自覚しにくいのだそうです。
過多月経のための治療法と薬
薬を用いて過多月経を治療する方法はいくつかあります。
最も多く使用されるのはIUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)です。
IUSを子宮の中に入れると最長5年間、子宮内膜の増殖が抑えられ、出血の量を減少させることができます。生理痛などの辛い症状も緩和されます。
ピルを用いる治療法では、過多月経による症状を改善し、排卵や子宮内膜の増殖を防ぐこともできます。ただ、吐き気や頭痛、血栓症など副作用が出ることもあるので医師に相談して服用してください。
漢方は副作用がほとんどなく安心して使えます。帰脾錠、補中丸をはじめ、婦宝当帰膠、参茸補血丸、参馬補腎丸が過多月経の治療によく使用されます。
人によって原因や症状が異なることもあるので、どの薬や治療法を用いるかは医師と相談しながら決めるようにしましょう。
自分に合った治療と生活習慣の改善で良くなろう!
生理ときの出血が多い場合、高血圧や甲状腺異常などの病気が隠れている場合もあるので、不安を解消するという意味でも一度婦人科を受診しましょう。
ほとんどの場合、生活習慣を見直しホルモンバランスを整えることで、症状が改善されます。
日本では約600万人の女性が過多月経に悩んでいるとされています。
しかし、早めに病院に行かずに、症状が悪化したり治りにくくなってしまうケースが多いそうです。
生理の異常を放っておくと不妊や命に関わる病気になることもあります。
いつもと違うと感じたら迷わず病院に行き、早期発見・早期治療でいつまでも健康な毎日を送れるようにしましょう!