空腹時に吐き気と寒気を感じるときには、低血糖が原因の可能性も
空腹時に、吐き気と寒気が同時に起こるということはありませんか。
このような人は一般に低血糖であることが知られています。
しかし、そもそも低血糖とはどのような状態を言うのか、案外知られていないのではないでしょうか。
低血糖の無自覚症状やもっと怖い病気なども含めて、ぜひ知っておきたいこれらの症状についてお伝えします。
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目次
空腹時の吐き気と寒気!これってストレスが原因かも
仕事中にお腹が空いてきて、それに伴って寒気や頭痛、吐き気などが起こるという人は、多いのではないでしょうか。
それが、なぜか仕事が終わると、そのような症状も治まって元に戻るのです。
なぜこのような不思議な現象が起こるのかは、あくまでも憶測ですが、仕事中に限って生じるという点を考慮に入れると、やはりストレスが影響していると思われます。
つまり、ストレスによって血流が悪くなるのと同時に筋肉もこわばるため、寒気や頭痛が起こることにつながると考えられます。
空腹時には血糖値が下がりますから、体調も当然優れなくなります。
しかも吐き気があるようでしたら、無理に食事を摂るのは逆効果ですので、このような場合はせめて飴を1粒口に含んでみて下さい。
しかし、症状が改善されないようであれば、病院で受診されることをおすすめします。
空腹時の吐き気や寒気!低血糖がもたらす症状について
皆さんの中には頭痛持ちだという人も多いのではないのでしょうか。
頭痛にもいろいろありますが、同時に吐き気や寒気、めまいといった症状がある場合、風邪をひいてしまったかな、と思ったりしますよね。
実はこのような場合、風邪ではなくて、低血糖であることが疑われるのです。
空腹の状態で体が低血糖となってしまうと、体は溜まっている脂肪を燃焼することでエネルギーを得ようとし始めます。
しかし、脂肪では脳や神経系を働かすためのエネルギーとしては不十分であり、うまく機能できなくなるのです。
そのため、神経系が体に対して糖を摂取するように命令を出し、その結果として強い空腹感を感じるようになります。
それでも食事を摂らないようであれば、低血糖がさらに進行して吐き気や寒気、頭痛などが生じるようになります。
空腹と頭痛や吐き気、寒気などの症状の間には、このような関係があるのです。
空腹時に吐き気や寒気がある人は、低血糖症に注意を
低血糖症の原因としては遺伝的な要因のほかに、糖質の過剰摂取によるもの、あるいは食べたものの腸管の吸収が早すぎるなどといったことも考えられています。
低血糖症は年齢や性別に関係なく現れるものであり、その症状も精神疾患として、あるいは体のある部分の痛みとして発症するなど非常に多岐に渡るため、低血糖症の判断は医学的にも難しいと言われています。
以下の項目に対して複数該当するようであれば、低血糖症の可能性が高いとされています。
- ほとんど毎日のように甘いものを食べる、あるいは清涼飲料水を飲む
- 日中空腹感を良く感じておやつを食べたり、夜中に目が覚めて何かを食べたりする
- 夕方に強い眠気を感じる、あるいは集中力が落ちることがある
- 体重の増減が激しい、あるいは体重が増えてやせにくくなった
- イライラや不安感などの精神的な疾患、あるいは頭痛や動悸などの内科的な疾患が、甘いものを取ることで改善されたことがある
- 気分安定薬や抗うつ薬などの薬をしばらく服用しても、精神疾患の症状が改善されない
- 血縁者に糖尿病の人がいる
空腹時の吐き気や寒気だけじゃない!無自覚性低血糖に注意を
1.低血糖になりやすい環境
以下に述べるような状態は、低血糖になりやすいと言われています。
- 空腹時
- 食事の量や回数が少ない、あるいは不規則な食生活
- 激しい運動をしたあと、また普段以上に動いている
- インスリンの効果が強い時間に激しい運動をした
- インスリンの分泌過多
- 肥満
- アルコール摂取過多
低血糖は年齢とともに症状が強く出るという傾向があり、また高齢者の場合は高血糖よりも低血糖の方が危険であるとも言われています。
2.無自覚性低血糖
低血糖となると空腹時に吐き気や寒気が生じるものですが、こうした自覚症状がないものを、無自覚性低血糖といい、非常に危険な状態にあると言えます。
つまり低血糖の症状が現れないまま低血糖がますます悪化していきますから、最悪の場合命を落とすことにもなりかねません。
特に糖尿病が悪化して自律神経に異常がある人が、無自覚性低血糖になるリスクが高いとされています。
空腹時の吐き気や寒気!強い吐き気には要注意
胃の中には、非常に強い酸である塩酸や、消化液であるペプシンが分泌されています。
この胃の中で塩酸やペプシンと食べ物をどろどろに混ぜた状態にしています。
このようにして柔らかくなった食べ物を小腸へ送り、そして小腸で食べ物に含まれている水分や栄養分が吸収されていくのです。
ところで、胃の内部のかべは強力な筋肉でできており、しかも胃の内部の細胞からは粘液が分泌されていて、この粘液によって胃の内部が自身の消化液で消化されないようにしっかりと保護しているのです。
ところが何かの原因によって粘液が少なすぎたり消化液が必要以上に多く分泌されたり、あるいは消化液の濃度に異常をきたすと、自己消化につながります。
自己消化とは、その強力な消化液によって胃が自分自身の粘膜を消化していくことを言います。
自己消化が起こると、吐き気や胃痛などの胃の不快な症状が現れます。
空腹時に吐き気が生じるのはこのような自己消化による可能性も考えられ、低血糖の場合に見られる特徴のひとつともいえます。