傷口が化膿して腫れる原因は?適切な対処法と悪化を防ぐ方法とは
ケガをした時に傷口をそのままにしておいたら、化膿して腫れてしまったことはありませんか?
化膿した状態で放置していると、重い病気になってしまうこともあります。
ケガをした時には適切な処置をすることで、傷口を化膿させずに治すことができます。
今回は、傷口が化膿して腫れる原因や対処法、症状を悪化させないための予防法などをご紹介します。
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目次
傷口が腫れて化膿するのは細菌感染?原因と症状
ケガをして皮膚にすり傷や切り傷ができて損傷しても、通常であれば自然治癒力により、元の状態に戻すことができます。
しかし、傷口から細菌が感染すると、炎症を起こす原因になることがあり、傷やその周辺が赤く腫れて強い痛みや熱を伴い、化膿して膿が出てくることがあります。
化膿した時に出てくる膿は、粘り気と独特の臭いがあり、黄色や緑がかった色が特徴です。
また、炎症の原因となる主な細菌は、緑膿菌や連鎖球菌、ブドウ球菌などで、治療には抗生物質が有効です。
傷口が化膿したまま、適切な処置をしないで放置していると、細菌の繁殖が進んで、痛みや腫れが長引いてひどくなることもあるので、早めに形成外科や外科を受診して、治療を受けるようにしてください。
そして、動物に咬まれたり引っかかれたりした時も、傷口に細菌が感染して化膿し、破傷風になる可能性があり、早急に受診することが必要です。
膿を出し切るのは正しい?傷口が化膿して腫れている時の対処法
傷口が化膿して腫れてくると、早く治したいと思って膿を絞り出してしまうことはありませんか?
日本では、「膿んだものは潰せ」ということわざがあるほど、昔から膿を出すことは悪いものを出し切ることに繋がるため、よいことだと考えられています。
膿を出し切ればその分早く治ると思いがちですが、実は炎症を悪化させることもあり、注意が必要です。
化膿して膿が出ているという状態には様々な段階があり、まだたくさん細菌が残っている時に絞り出そうとすると、感染が広がり症状が悪化する恐れがあります。
つまり、膿を出すにはタイミングを見極めることが大切で、細菌が活発に活動している状況で積極的に膿を出そうとするのは危険ということです。
傷口が化膿して腫れている状態が続く場合は、自己判断で膿を絞り出すのはやめて、病院を受診するのがおすすめです。
傷口が化膿して腫れた…細菌感染で引き起こされる病気とは?
ケガで出来た傷口に細菌が感染すると、化膿して腫れることがあります。
症状が悪化すると、膿が出て炎症を起こすこともあり、病院で早めに適切な処置をすることが大切です。
傷口から細菌に感染し、炎症が広がるとさまざまな病気にかかる可能性があります。
ひとつは「敗血症」といって全身の色々な部位に感染が広がり、炎症が起こるのが特徴の病気です。
悪寒を伴う高熱や血圧の低下、高齢者であれば意識障害や食欲不振などが症状として現れることもあり、注意が必要です。
また、「蜂窩織炎」では、ブドウ球菌や連鎖球菌などに感染し、皮膚の深部にまで炎症が及び、熱を帯びて赤く腫れあがり、触ると強い痛みを伴います。
さらに進行すると、悪寒を伴う高熱が出て、1週間〜10日ほど入院治療が必要になる場合もあります。
そして、「破傷風」になると、破傷風菌に感染して3日〜3週間ぐらいの潜伏期間を経て、口や手足がしびれ、死に至ることもあり、放置しておくのは危険です。
錆びた刃物や古い釘でケガをしたり、野外で転倒して土や泥、砂が傷口に入り、菌に感染して発症することもあるので、何らかの異常を感じた時は病院を受診してください。
「化膿」の主な症状は4つ!傷口が腫れたら病院へ!
傷口が化膿すると、4つの特徴的な症状が現れます。
ひとつは腫脹で傷口が腫れることです。
次に挙げられるのが疼痛で、ズキズキとした痛みを伴うことがあります。
そして、発赤により、傷の周辺が炎症で赤くなり、局所熱感で熱っぽく感じるケースも見受けられます。
これらの症状のうち、ひとつでも当てはまるものがあれば、傷口が細菌に感染している可能性があると言えます。
傷口が化膿して膿が出てきた時は、早めに受診するのがおすすめです。
病院であれば状態に合わせて抗生物質を投与したり、軟膏や内服薬などを処方してくれますし、感染が進んでいれば注射や点滴で対応してくれることもあります。
傷の状態がそれほどひどくなければ、市販の塗り薬で良くなることもありますが、余計に悪化する場合も考えられるので、まずは病院に行くことをおすすめします。
傷口が化膿して腫れた…悪化を防ぐ方法と治療法
ケガをした時に、傷口が化膿して腫れるのを防ぐには、清潔に保つことが大切です。
化膿とは、傷口に細菌が感染して炎症を起こしている状態です。
この細菌は、ブドウ球菌やレンサ球菌など人の体や空気中に存在するごくありふれた菌で、健康な状態では特に害はないのですが、免疫力が落ちると感染により炎症を引き起こします。
悪化を防ぐには、疲れやストレスを溜めないように、こまめな休憩や睡眠を充分にとって、生活を見直し、免疫力を高める工夫が必要です。
また、傷を早くきれいに治す方法としておすすめなのが湿潤療法です。
これは、消毒液を使わず、患部から出てくる浸出液によって傷を治す方法です。
手順としては、まず止血し、患部を水できれいに洗い流してから皮膚の表面にワセリンを塗り、ラップを被せて乾燥を防ぎます。
この方法は、糖尿病や動物に咬まれた場合など、状態によっては適応しないこともあるので、湿潤療法を取り入れたい時は、医療機関で相談してみると良いでしょう。