ストレスが原因!?肺が痛い時に考えられる病気と対策法

肺が痛いと感じる時は、ストレスによる気胸の可能性が考えられます。

肺に空いた穴が痛みや息苦しさを感じさせる気胸は、放置しておくの症状が悪化し、日常生活に支障をきたしたしまいます。

あまり聞きなれない気胸とはどんな病気なのか、また、つらい症状を緩和するために必要な治療は…

ぜひ参考にして、ストレスから身を守りましょう！

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肺が痛い…ストレスで生じる「気胸」の可能性

ストレスによって、様々な健康被害を引き起こすことは、多くの方がご存知でしょう。

頭痛・吐き気・めまいなど、ストレスが原因で生じる症状は個々様々なですが、肺に痛みを感じた場合には、ストレス性の「気胸」になっている可能性があります。

気胸とは、肺に穴が開き、漏れた空気が胸腔に溜まっている状態のことを指します。

気胸が生じると、突然胸部や背部に激しい痛みを感じたり、呼吸困難に陥ったりすることがあります。

症状の重軽度には差があり、猛烈な痛みに襲われそのまま救急搬送されてしまうケースもあれば、日常生活に支障のないような軽い症状で発見が遅れるケースと様々です。

特に、長身で細身の男性が発症しやすく、ストレスにより体の免疫が著しく低下した時に発症することが多く見られます。

精神的圧迫や、生活習慣の乱れなど、蓄積したストレスが原因で生じている可能性があります。

肺が痛い人は要注意!ストレス性の気胸の危険性

先ほども述べた通り、気胸の症状には個人差があり、全く気付かない人も緊急搬送されてしまう人もいます。

気付かない場合でも、気胸の症状は進行してしまうので、早めに対処することが重要です。

下記の気胸の初期症状や兆候で、自分の体調変化に気付けるように日頃から意識しておきましょう。

呼吸が浅い

息を吸っても吸った感覚がなく、徐々に呼吸が浅くなる傾向があります。

これは肺に穴が開いていることで、空気が漏れていることが原因となっているでしょう。

息苦しい

肺に穴が開き、空気が漏れてしまうことで必要な酸素量が供給されずに息苦しさを感じることになります。

咳が出る

上記の呼吸の浅さや息苦しさから、空咳が酷くなります。

咳がきっかけで肺に穴が開いてしまうこともあるので、悪化の原因になることも。

背中・胸が痛い

気胸になると背中や胸部に痛みが生じやすくなります。人によっては、肩甲骨周辺に痛みが出ることもあります。

肺が痛い…ストレス性の気胸は治る？

肺に穴が開いてしまった…と聞くと大変重度な病気の印象がありますが、何度もお伝えしている通り、症状には個人差がかなりあります。

治療も重症度によって異なります。

初期程度の症状であれば、治療も比較的簡単で完治も早いので早めに気付き、適切な治療が重要です。

軽度

肺に空いた穴が自然にふさがる可能性が高いため、外来での治療になります。

ほとんどの場合が生活に支障をきたすことはありませんが、基本的には安静にしておくことが大切です。

生活の注意点など、医師の指示に従って生活しましょう。

中度

症状が進んでいる場合は、入院治療になります。

胸腔ドレナージで、胸に蓄積した空気を体外に排出していきます。

重度

症状が重度の場合も、中度と同様に胸腔ドレナージでの治療になりますが、改善が見られない場合は、手術が必要になることがあります。

肺が痛い人必見！ストレス性気胸の予防法

気胸の症状が重度になり、手術によって治療し完治した場合は、再発することはありませんが、軽度・中度の症状で手術をしなかった場合は、2割〜5割の確率で再発し、その後も6割ほどの人が発症を繰り返しています。

かなり高い再発率なので、日頃から気胸にならないよう、予防しておくことが大切です。

特にストレスが原因で気胸になった場合、まずはそのストレスの原因をしっかり特定し、解消する必要があります。

また、ストレスの場合は、気胸以外にも精神疾患も生じる可能税が高いため、健康を阻害するほどのストレス環境は早めに改善することが大切です。

ストレス環境の改善以外には、喫煙習慣も気胸を再発・悪化させる要因になります。喫煙も気胸以外の病気の要因となるので、早めにやめましょう。

また、気圧の変化なども再発の原因になることもあるので、飛行機やスキューバーダイビングなどの影響が出ることもあります。

気になる時はかかりつけ医に相談してみましょう。

気胸以外に考えられるストレス性の肺の痛み

ストレスを原因とする病気は気胸以外にもたくさんあります。

過度のストレスが続くと、気胸やまた他の病気を併発してしまうことも考えられるので、早めに改善するようにしましょう。

ストレスで引き起こる可能性がある病気は、以下のとおりです。

うつ病

気分の浮き沈みが激しく、精神状態が著しく不安定な状態になってしまう精神疾患です。

年々患者数が増加傾向にあり、ストレスにより生じる病気として、多くの人が知るところになりました。

蕁麻疹

体の一部にかゆみのある発疹が現れる。一時的に症状が緩和することもあるが、ストr素を感じると慢性的に症状が生じる。

過換気症候群

突然息苦しくなったり、めまいに襲われたり意識障害を起こしてしまう病気です。

手足のしびれやけいれんなど、突発的な症状が現れます。

突発性難聴

突発的に聴力が低下する。耳鳴り・痛み・めまいなど聴力に支障をきたす症状が現れます。

ストレスが生活に支障をきたすだけではなく、命さえも脅かす場合があります。

ぜひ早めにストレスを解消し、自分の体調変化に気づけるようにしておきましょう。