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長びく疲れには要注意!発熱や関節痛を伴う慢性疲労症候群について

   

長びく疲れには要注意!発熱や関節痛を伴う慢性疲労症候群について

日常生活で疲れを感じることはよくあることではないでしょうか。

しかし、ひどい疲労感が長期にわたって続き、さらに発熱や関節痛がある場合は要注意です。

それは、慢性疲労症候群の可能性があるからです。症状が悪化すると、日常生活に支障をきたしてしまうことも。

ここでは、その慢性疲労症候群について紹介するともに、一般的な疲れとの違いも紹介します。

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毎日続くひどい疲れは慢性疲労症候群であることも!

あなたは今、慢性的に疲れを感じていないでしょうか。

ちょっとした疲れであれば問題ないかもしれませんが、日常生活にも支障がでる疲れであれば注意した方がいいでしょう。

もし、病院で検査してもらっても異常が見つからず、はっきりとした原因がわからないようであれば、それは慢性疲労症候群かもしれません。

慢性疲労症候群は心が原因であると言われています。心の状態は、体の免疫系や内分泌系に影響を与え、ストレスが大きい時や気分が落ち込んだ時には疲れやすくなってしまうのです。

それが続くと、慢性疲労症候群につながっていきます。

症状としては、体の疲れの他にも、憂うつ感、睡眠障害、記憶力や集中力の低下などがあり、うつ病の症状と重なる部分もあります。うつ病自体を併発していることも少なくありません。

ただ、慢性疲労症候群の原因は心だけではなく、免疫系に異常がある場合にも発症することもあります。風邪などのウイルス感染をきっかけに発症することが多いのです。

慢性疲労症候群の原因は、現時点でははっきりと特定できていません。

ただ、このようにストレスによる体の免疫系や内分泌系の異常、またウイルスや細菌が原因だと考えられています。

疲れ以外の慢性疲労症候群の症状とは?熱や関節痛なども

慢性疲労症候群はひどい疲労感の他にもいくつかの症状がみられます。ここでは、疲労感の他の症状について紹介していきます。

微熱・頭痛・のどの痛み

慢性疲労症候群の代表的な症状としてあげられるのが微熱です。

平熱より0.5〜1.5℃ほど高い熱が半年以上にわたって持続します。解熱剤を飲んでも熱があまり下がりません。

また、風邪のような、のどの痛みや頭痛がすることもあります。

ちょっとした運動や作業による疲労感

いつもは疲れを感じないようなちょっとした運動や作業でも、すぐにぐったりと疲れてしまいます。

そのため、日常生活でも支障をきたすようになります。

筋肉痛

全身または特定の部位に、運動をした後のような激しい筋肉痛があらわれることがあります。

関節痛や肩こり

どこにも赤みや腫れがないのに、関節が痛むことがあります。

睡眠障害

自律神経の異常により、寝付けない、眠りが浅い、早く目が覚めてしまうなどの不眠や、朝起きられない、日中に極度の眠気に襲われるという過眠の症状があらわれることもあります。

これらが一日のうちに同時にあらわれることもあります。

また、睡眠に障害があるため、寝ていたとしてもリフレッシュできていません。

精神障害

うつ病に似た症状や、気分の落ち込みが続き、出勤できなくなるほどになる場合もあります。

さらには、不安感や錯乱、興奮などの状態にもなりやすくなります。

知的活動障害

今まですぐに覚えられていたことが覚えられなかったり、集中力が続かなかったりなど短期記憶や集中力に著しい障害が起こることもあります。

このように、慢性疲労症候群ではひどい疲労感の他にも、いくつかの症状があらわれるのが特徴です。

一般的な疲れと慢性疲労症候群の違いについて

慢性疲労症候群の症状として長期にわたる疲労感がありますが、この病気でなくても疲労感が続くことはあります。

では、この一般的な疲労と慢性疲労症候群はどのように違うのでしょうか。ここでは、その違いについて説明します。

「慢性疲労」との違い

慢性疲労症候群と混同されがちなのが「慢性疲労」です。同じような名称ですが全くの別物です。

慢性疲労は疲労が蓄積された状態ですが、慢性疲労症候群はたとえ疲労がたまっていなくても過剰に疲労感を感じて、体も動かせないという疾患です。

普通の疲労感との違い

誰でも、疲れがとれないことや倦怠感が続くことはあるものですが、慢性疲労症候群は普通の人が感じる疲労感とは全く違うものです。

一般的な疲労感や体調不良との違いは、次の3つの点です。

  • いつもと同じ生活をしているのに倦怠感や微熱などの症状が6ヶ月以上続く。
  • 疲労感や体調不良の原因がわからない。検査をしても原因が見つからない。
  • 疲労感のため、日常生活や仕事に支障がでる。

このように、一般的な疲労感との大きな違いは、日常生活にまで影響を及ぼしているかでしょう。

熱や関節痛、疲れの放置は危険!慢性疲労症候群の最悪な結果とは

慢性的な疲労感や発熱などがあっても、そのまま放置しておくと危険なことになることがあります。

それは寝たきりになるという危険です。慢性疲労症候群は寝たきりになる可能性が高い病気なのです。

この病気の患者のうち、一人で歩くことができず介助者が必要な人や寝たきり状態になっている人が3割にものぼると言われています。

確実な治療法がないばかりか、辛い疲労感や倦怠感のために病院に行くことができず、結果的に病気を放置することになり重症化してしまうケースが多いようです。

重症化すると、筋力低下により寝たきりになる可能性が高まります。

ところで、皆さんも風邪で数日寝込んだ後、病気は治っているはずなのにずっと体がだるく、動くのがおっくうに感じた経験はないでしょうか。

これは、寝込んでいる間に筋力が落ちてしまい、以前と同じような活動をしようとしてもすぐ疲れを感じてしまうためです。

慢性疲労症候群は確立した治療法がないため、横になっているしかありません。

そうすると、だんだんと筋力も低下してきます。筋力低下を起こすと、ますます疲れやすくなってきます。重症化するとさらにその傾向は強くなるでしょう。そうなるとさらに動きたくなくなり、最悪、寝たきりの状態になってしまうのです。

慢性的なひどい疲労感や倦怠感を放置しておくと、今後の人生に大変な影響を与えてしまう結果にもなりかねません。

こうならないためにも、放置せず、何らかの方法で早めに病院を受診することが必要です。

疲れや熱、関節痛などの症状がある慢性疲労症候群の治療について

慢性疲労症候群の原因はまだはっきりと確定していないものの、全く「治療できない」ということではありません。

治療としては慢性疲労症候群の各症状に合わせて、それらを緩和するということに焦点が置かれます。

最後に、「睡眠障害」「精神障害」「知的活動障害」といった症状を緩和する治療法を紹介します。

認知行動療法(感情や行動の負のサイクルを断ち切る)

医師と患者の意思疎通により、日々の活動、ストレス、症状を管理し、改善していく方法です。

日々の活動などを記録して、自分の感情やストレスを客観的に観察していきます。

段階的運動療法(ウォーキングなどの軽い有酸素運動)

ストレッチやウォーキング・水泳などの有酸素運動を症状と目標に合わせて実行するように計画し、少しずつ負荷(時間、強度)を上げていく運動プログラムです。

この2つはある実験において、最も効果的であるという結果が出ている治療法です。

他には次のような治療法があります。

  • ペーシング療法(活動と休養のパターン管理)
  • 薬理療法
  • 非薬理療法
  • 漢方処方
  • その他ビタミンなど(マグネシウム、ビタミンC、カルニチン、ダークチョコレートなど)
  • 不眠症のための睡眠薬
  • 代替医療(ヨガ、鍼、マッサージなど)

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