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背中の筋肉が痛い時に考えられる原因と予防法

   

背中の筋肉が痛い時に考えられる原因と予防法

激しい運動をしたり、無理な姿勢で仕事をしたりすると、背中が痛くなることがあります。

原因が分かっているときはまだ良いのですが、痛みの原因がわからないときは、内蔵疾患の危険信号かも知れません。

放っておくと身体の歪み、さらなる体調不良につながりかねません。

今回は、背中の痛みを生ずる原因と、その対処法や日常生活での予防法についてご紹介します。

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背中の筋肉が痛くなる3つの原因

運動のし過ぎや運動不足によること

筋肉を使い過ぎると筋肉痛になります。これは、筋肉の疲労によるものです。

これは、背中の筋肉「背筋」でも同じです。

普段の生活で姿勢の保持などのために使われている背筋ですが、いつも以上に重い物を動かそうとする動きは、それなりの負荷がかかります。

また、前かがみの姿勢は、思っている以上に背筋に負荷をかけています。

若い頃から運動をする機会が少ない、運動そのものが嫌いだからやらないなどの理由で運動不足が続くと、背筋が鍛えられないため、ちょっとした運動など負荷のかかる仕事をしたりするだけで、背筋を痛めることにつながります。

肩・背中・腰回りの筋肉が弱いこと

前述したとおり、日頃から筋肉を鍛えていない人は、姿勢を保持するだけでも背筋が疲れやすく、筋肉痛を起こしやすいです。

身体の筋肉は、互いに連携して機能しています。

たとえば、背中がまっすぐな姿勢を保つために、背筋の他に首や腰の筋肉が働いているのです。

ですから、それらの筋肉のどれかが弱まると、他の筋肉に負担がかかり、筋肉を傷める原因になります。

さらに、筋肉を使った結果作られる疲労物質の乳酸は血液中を通して排出されますが、乳酸が血管内で渋滞すると、筋肉の疲労が蓄積されてしまいます。

ですから、日頃から筋肉を鍛え、その収縮作用によって血流を滞らせないようにすれば、疲労物質の排出と酸素の供給をスムーズにし、背筋の痛みを防ぐこともできます。

悪い姿勢と、同じ姿勢をし続けること

姿勢が悪いと、背中や腰の筋肉への負担が大きくなります。

前かがみや中腰の姿勢は特に悪く、背中と連携している腰への負担が増し、その結果腰の筋肉が弱れば、その分だけ背中の筋肉に負担がかかるという工合に、負のスパイラルに陥るのです。

背中の筋肉の痛みの場所によって異なる原因

 
 
背中の痛みの原因は、痛む箇所によっていろいろな原因が考えられます。

身体を動かしたときに痛みを感じる筋肉痛とは別に、内臓疾患が原因で背中が痛む場合は、じっとしていても痛みを感じることが多いです。

以下は、内臓疾患と痛みの箇所です。

急性すい炎

上腹部(みぞおちの下あたり)とその背中側。お腹から背中への突き抜けるような痛み。

立っていられないほどの激痛。

すい臓がん

急性膵炎と同じ箇所。初期には腹痛や背中の重苦しさ。

進行すると、腹部や背中の持続するような痛みも起こる。

慢性すい炎

みぞおちから少し後ろで、へその上部分の背中に抜けるような痛み。

食事後、痛むことが多い。

進行すると、痛みは軽減する。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

発症した腎臓があるあたりの腰の痛み。

腎結石、尿管結石

尿管や腎盂を結石がふさいでしまうと、腰、脇腹、下腹部が痛む。

狭心症

背中左肩部分、左前胸部、胸部正中に痛みが出る。

急性大動脈解離

背中肩甲骨の間や胸の痛み。

時には腹痛や腰痛も生じる。

心筋梗塞

前胸部中央、左肩、肩甲骨の間、左上腕部分が痛む。

十二指腸潰瘍

右上腹部や背中の右肩部分が痛む。

胆石症

みぞおちから右上腹部、右側の背中や肩に痛みが出る。

この他、肝炎、肝臓がん、胆管がんなどは背中の右側、(神経性)胃炎、胃がんなどは背中左側が痛みます。

筋肉痛とは異なる痛みが出たら内臓疾患を疑い、早めに受診するようにしましょう。

骨の異常も関係している背中の筋肉の痛み

背中の痛みの原因には、背骨・肋骨の骨折、背骨・腰回りの骨のずれなどの可能性があります。

肋骨・背骨の骨折

肋骨の骨折の場合、息をする時に背中が痛みます。

背骨の骨折の場合、背中や腰に痛みが出たり、下半身が痛んだり痺れたりします。

腰のずれや歪み

脊椎側弯症

原因は、先天性や成長時の発達障害などによります。
歪みが大きくなると、歪んだ方の背中が痛むようになったり、呼吸困難になったりします。

脊椎後弯症

体の横から見たときの背骨のS字カーブの角度が大きくなりすぎる症状です。

猫背など姿勢の悪さ、加齢、発達障害などが原因です。

胸椎前方変位

本来背中側にカーブしている胸部の背骨が、前方に押し出される症状です。
マッサージで背中を押され続けたり、上半身を後ろにそらし続けたりすると発症します。

骨が部分的にずれたり、変形したりすることによる背中の痛みもあります。

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・変形性脊椎症・肋間神経痛

これらは、背中や腰に負担のある姿勢や運動を続けたり、年を取ることによって骨や筋肉が弱くなったりすることで発症します。

また、骨盤など腰回りの骨の異常が、背骨の異常にもつながり、背骨の痛みを生じることになります。

これは姿勢の悪さや、前かがみ・中腰・腰のひねりが続いたり、尻もちをつくなどして腰に強い衝撃が加わったりしたときに生じます。

背中の筋肉が痛いときの改善策

患部を冷やす

私のかかりつけの接骨院では、筋肉が炎症を起こして痛みを感じる場合は、アイシングといってすぐに氷で冷やすように言われます。

炎症を起こしている筋肉は熱を持っているので、血管を収縮させて炎症を抑さえるのに効果があります。

また、血流を抑えることで痛みを伝える神経を麻痺させ、痛みを和らげます。

体を温める

炎症が治まっている場合は、体を温めて血行を良くします。

これは、温めることで血行を良くし、溜まった乳酸の排出を早めたり、酸素や栄養素を患部に早く届けて新陳代謝を高めたりするのに効果的です。

体をほぐす

痛みが出て間もないときは炎症を起こしていますから、血流が良くなりすぎないように軽めのマッサージが良いです。

筋肉は、放っておくと硬くなり、血流が悪くなって痛みが増すことになります。

そこで、マッサージやストレッチなどの軽い運動で、体をほぐすことが大事です。

マッサージは、筋肉をほぐし、血流を良くして、筋肉の疲労を改善するのに役立ちます。

以上、筋肉の痛みを改善する方法をご紹介しましたが、背中の痛みにはいろいろな原因があるので、背中の痛みが長引いたり、痛みの症状が激しいかったりする場合は、早めに病院で診てもらった方が良いでしょう。

背中の筋肉が痛い時、どのようなことに気を付ければ良いか

同じ姿勢を続けないように気を付ける

立ち仕事であれ、座り仕事であれ、同じ姿勢を続けると背中の筋肉に負荷がかかります。

また、姿勢の悪い状態を続けると、筋肉だけでなく、骨にも異常が発生する可能性があります。

台所で調理するときや居間でアイロンがけするときは、前にかがむことがないよう、補助台を使うなどして、高さを調整すると良いです。

中腰の姿勢も背中の筋肉に負荷がかかりやすいので、低いところの物を取り出すときは、膝をついて行うようにしましょう。

パソコンを使ったり、書類を書いたりするデスクワークでも、椅子に深く座る、背骨を伸ばす、足が床にきちんとつく高さにするなどの工夫を心がけましょう。

また、首や背中の筋肉に負担をかけない枕の高さを調節し、就寝時の姿勢にも気を付けたいものです。

肩・背中の筋肉を鍛える

背中の筋肉が弱くなると姿勢が悪くなり、背骨や首の骨にも負荷がかかりやすくなります。

日頃から、腹筋、背筋を鍛えるように心がけましょう。

仰向けになって自転車こぎをする動作は、背筋・腹筋を同時に鍛えてくれます。

背中の痛みが強いときは、無理にやらないようにしましょう。

一定時間ごとにストレッチする

一定の姿勢を続けていると筋肉が硬直し、筋肉痛を生じる原因になります。

仕事の合間、数時間毎に腕、背中、首、肩の筋肉を伸ばしたり、関節の筋を伸ばしたりして、筋肉を和らかくすることを心がけましょう。

ぬるめのお風呂に入る

40度くらいのぬるめのお湯につかり、同時に背中を伸ばすなど筋肉のストレッチを行うと、血行が良くなり、筋肉の疲れがとれます。

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