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病院に家族が入院…付き添いの泊まりがOKな対象とは

   

病院に家族が入院…付き添いの泊まりがOKな対象とは

子供の頃、髄膜炎にかかり入院した私。そんな時、心強いのが家族の付き添いです。

けれど、その家族もある程度の時間になると帰宅しなければなりませんでした。

病気の不安を抱えながら夜を過ごす寂しさは、とても辛かった思い出があります。思い返せば、当時の小児病棟では、他の子供にも付き添いで泊っている家族はいませんでした。

でも、よくテレビを観ていると、入院患者に付き添って、家族が病室に泊まっている場面が出てきますよね。

これはつまり、付き添いをする家族は、何らかの条件を満たせば病院に泊まることができるということでしょう。

そこで、今回は、病院への宿泊ができるための条件や宿泊場所、また泊まるにあたっての準備物などについてご紹介します。

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付き添いの家族は病院の泊まりができるのか?

総合病院などでは、通常では付添人の宿泊は認められていません。

病院は、入院患者の健康・安全を最優先したいと思っています。火事・地震などの災害時、入院患者を把握し、安全に避難させなければなりません。

また、院内感染も防がなければなりません。外部から病院に入ってきた付添人が、何らかの病原菌を院内に持ち込むかもしれません。

さらに、病院には国で定められた看護基準があり、どのような状態の患者が入院している病棟かによって看護師の人数が決められています。

例えば、急性期や緩和ケア病棟(患者7:看護師1)と一般病棟(7〜15:1)、療養病棟(20〜25:1)では、看護師一人当たりの患者数が違ってきます。

その患者への対応を徹底するためには、それ以外の人間に割くエネルギーをできるだけ減らしたいと思うのは仕方ないことだと思います。

けれども、特別な事情がある場合は、医師の許可によって認められることがありますし、その場合、簡易ベッドの貸し出しや食事を出してくれるところもあるようです。

泊まる場所も、同室が許可されたり、別の宿泊施設があったりします。

このように、付添人の宿泊については、病院によって対応がさまざまなので、病院に問い合わせたほうが良いでしょう。

入院した子供の付き添いで父親の泊まりが許可されないのはなぜ?

以前、別の病院に上の子供が入院した時には付き添い入院ができたのに、今回、下の子供が入院したら、父親の付き添い入院が許可されませんでした。

看護師の話

付き添い入院が許可できるかどうかは、いくつかの条件があります。仮に、それがクリアされていても、他の付添人との関係から宿泊を遠慮してもらっている場合があります。

小児病棟では、親の付き添いが必要になる子供がかなりいます。その場合の付き添いは、必ずしも母親とは限りません。

つまり、同じ病室で父親と母親が宿泊する可能性もあるわけです。そのような状況で、母親は他人である父親と同じ部屋で寝泊まりすることに抵抗はないでしょうか。

父子家庭、夫婦共働きが増えた昨今、実はこうした状況はよく起こることなのですが、やはり家族以外の男性と同じ部屋に泊まることに対する母親の拒否感は強いです。

さらに、病院によっては、男性部屋への母親の宿泊、女性部屋への父親の宿泊を許可しないところもあります。

これらは、余計なトラブルを避けるために病院側が配慮していることです。

付き添いの家族が泊まり込みで病院にいる必要があるケース

基本的には、ほとんどの病院が基準看護をとっているため、おむつ交換や身体の洗浄など、患者の世話のほとんどは24時間完全看護で実施しています。

けれども、例えば意識混濁や幻覚、また精神的に落ち着かず転倒や怪我の危険があり、家族がいると患者が落ち着く場合、さらには医療処置への拒否、医療スタッフへの暴力などがある場合は、家族の付き添いを依頼することがあります。

また、病院から求められなくても、家族側からの付き添いの申し出を医師が許可すれば可能となる場合があります。

付き添いを依頼されたり、家族からの申し出が許可されたりするのは、以下のような場合です。

認知症患者の場合

環境の変化は、認知症患者の最も苦手とするところです。入院という環境の変化は、患者の精神的安定が保てなくなる場合があります。

私の父が入院した時も、ベッドで静かに寝ていることができず、付き添いを求められたことがあります。家族がそばにいてやることで、患者の不安は軽減するようです。

患者が幼い場合

患者がまだ親の保育を必要とするような年齢の場合、親に付き添ってもらうことが多いです。

付き添い不可の病院では、面会時刻終了時、不安や寂しさのために泣き叫ぶ子供がいます。

ただでさえ、体の具合が悪いのに、たった一人で残される子供の不安な気持ちを察すると、子供の精神的な安定のために保護者に付き添いをお願いすることがあります。

ただ、全ての病院で保護者の付き添いが許可されているわけではありません。

手術直後で容態が安定していない場合や危篤状態の場合

手術直後の患者の不安定な容態が続いたり、いつ危険な状態に陥るか油断できなかったりする場合は。家族の付き添いが認められることが多いです。

その他

このほか、声が出せないなどで意思疎通が十分にできない、患者の病気の程度が重く精神的に支えなければならないなどのときにも、許可が出る場合があるようです。

付き添いが泊まれる病院の宿泊施設について

参考までに、主な子供病院の院内宿泊施設をご紹介します。

埼玉県立小児医療センター内「ドナルド・マクドナルド・ハウス さいたま」

  • 場所小児医療センター6階
  • 利用料金利用料1000円/1人/1日リネン使用料200円駐車料金300円/1日
  • ハウス常備品ドライヤー、シャンプー、リンス
  • 持ち物食材、調味料、ゴミ袋、洗剤、タオル、ティッシュ等

千葉県こども病院かるがもはうす

  • 仮泊室:洋室2室(各ベッド1)和室2(定員3名、2名)和洋室1(定員3名)
  • 利用期間:原則1か月あたり13泊14日以内。
  • 予約手続き:利用月前月初日から、電話
  • 病院事務局窓口。
  • 利用料金:1泊1室あたり1080円。寝具リース料400円(1回1週間単位)
  • 備品:日常生活に必要な備品(洗濯機、乾燥機含む)等完備。
  • 消耗品
  • 食品:各自で用意。病院内売店取り扱い品(洗剤、石鹸、トイレットペーパー、シャンプー、歯ブラシ、ティッシュペーパー、タオル、ゴミ袋、付近など。

子供の入院に付き添う時に必要なものは?

ここでは、あるこども病院の持ち物を紹介しますが、基本的にはどこでも同じような物を用意することになると思います。

保険証、診察券、お薬手帳、母子手帳など

特に保険証と診察券は必須です。母子手帳も、担当医が患者である子供の生育歴や病歴を参考にしながら診断・治療できるので、用意しておきましょう。

こういう時のためにも、子供の病歴や健診・予防接種等の記録は、母子手帳にきちんと記録しておいた方が良いですね。

子供のパジャマ、下着の替え、靴下、おむつ、スリッパなど

発熱で汗をかいたり、下痢・嘔吐などで着物を汚したりしてしまうこともあるため、下着の替えは必ず多めに用意してください。

おむつが必要な子は、これも多めに用意した方が良いでしょう。

付き添いをする者の身の回り品

子供が入院した場合は、ほとんど最後まで付き添うようになるのではないかと思われます。

身内が交代に付き添える場合は良いのですが、そうでなければずっと一人で泊まり込まねばなりません。

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