食後の水下痢の原因とは…食生活を見直すポイント
食後数時間経ってから急に便意をもよおして、トイレに行って水下痢をしたという経験のある人も少なくないのではないでしょうか。
水下痢の原因はほとんどが食事内容やその食べ方にあるとされていますが、長期にわたって水下痢が続くようであれば、何か病気がある可能性もあります。
ここでは食後に生じる水下痢の原因と対策、それに潜んでいる可能性のある病気についてお伝えします。
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目次
食後に生じる水下痢の原因とは
1.食べ過ぎ・飲み過ぎ
普段よりも食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、水分の吸収が追い付かず下痢を引き起こす原因となります。
2.アレルギーのあるものを食べた場合
体がアレルギー物質を早く排出しようとして、下痢を起こしてしまいます。
3.牛乳
人によっては牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素が少ない場合があります。
このような人が牛乳を飲むと乳糖が分解されないまま腸内に溜まってしまいます。
乳糖は水分を引き寄せる性質があり、このために下痢を引き起こされる原因になります。
4.人工甘味料
人工甘味料は水分を吸収を抑えて、腸内に水分が溜まりやすくなる性質があります。
そのため、人工甘味料を含む食品を多く摂ると下痢をする原因となります。
5.アルコール
アルコールをたくさん飲むと、水分と電解質が増えて、脂肪や糖の分解や吸収を抑えることになって下痢を引き起こしやすくなります。
6.香辛料・カフェイン
香辛料やカフェインなどを多く摂取すると腸に負担が多くかかり、下痢の原因となります。
食後3〜6時間に注意!消化不良による水下痢の発症
以下のような場合は、消化不良による下痢と考えられます。
- 油物や冷たいもの、辛いものなど刺激物を多く飲食した
- 暴飲暴食をした
- 乳糖不耐症(牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素が体内に少ない)の人が牛乳を飲んだ
消化不良による下痢の場合、早くて3時間、平均すると6時間後に発症することが多いようです。
このような場合、胃に負担が多くかかり、食べたものが胃で十分に消化されないまま腸へ送られることになります。
すると腸にも大きな負担となり、腸の本来の働きである便を固めるということが十分にできず、下痢を引き起こすことになるのです。
そもそも、日本人は腸が長いため腸に入った食べ物が排泄されるのに時間がかかるとされています。
ところが、消化不良を起こすと便が固まらずに通常よりも早い速度で運ばれることになり、6時間程度という短い時間で排泄されるのです。
食後の水下痢が1週間以上続く時に疑いのある4つの病気
下痢を引き起こす原因はストレスや食中毒などもありますが、いずれも数日で回復に向かうものです。
1週間以上も下痢が続くようであれば、以下のような病気が考えられます。
1.大腸がん
大腸がんの初期症状としては血便が知られていますが、下痢が続くこともあるので要注意です。
2.潰瘍性大腸炎
大腸に潰瘍やタダレができることで、慢性的な炎症が生じる病気であり、下痢のほかに血便や腹痛なども起こります。
3.クローン病
小腸と大腸に潰瘍ができて、下痢のほか血便や腹痛などが生じます。
原因ははっきりと分かっていませんが、ウイルスや細菌の感染、あるいは食生活に起因する腸管粘膜の異常などが考えられています。
4.慢性膵炎
慢性膵炎とは、過労やストレス、胆石、脂分が多い食事などが原因して膵臓の機能が弱ってくることによって生じる病気です。
膵臓は酵素を分泌することによって、食べたものの消化を促す働きがあるため、膵臓の機能が落ちると消化が十分にできず、下痢を引き起こすことになります。
食後に水下痢をしないための3つの方法
1.食生活の改善
最も簡単な方法ですが、食事のとり方を改善することで、水下痢を防ぐことはできます。
以下の点に注意してみてください。
- 朝、昼、晩の1日3回、決まった時間に食事を摂るようにする
- まとめ食い、早食いはやめる
- よく噛んでゆっくりと食べる
- 繊維の多いもの、香辛料などの刺激物、味付けの濃いものは食べない
- 脂の多い肉類やバターは控えるようにする
- カフェインやアルコールは摂取しないようにする
2.代謝を上げる
体が冷えると下痢になることが多いものです。
体温を高くするために代謝を上げることで、水下痢を防ぐことができます。
代謝を上げるためには、以下のような方法があります。
- 漢方薬を飲む
- ウォーキングやヨガなどで体を動かす
- 毎日ストレッチを心掛け体を柔らかくする
3.生活習慣を改善する
生活習慣の乱れも、水下痢を引き起こす原因となります。
例えば以下の点に注意してみてください。
- 不規則な生活を送っている
- 睡眠不足である
- 疲労がたまっている
- ストレスが多い
食後に水を飲み過ぎると、消化不良を起こして下痢の原因に!
水分の摂り方が悪いと下痢を引き起こすことになります。
以下の3つの点に注意してみてましょう。
1.冷たいものを摂りすぎる
夏は暑くて熱中症の危険もあるので、こまめに水分を摂る必要があります。
しかし、だからといって冷たい水や清涼飲料水などを摂りすぎると、胃腸が冷えて機能が低下し、消化不良を起こして水下痢になってしまいます。
さらには食欲もなくなり、夏バテしてしまう原因にもなります。
2.食後の水分の摂りすぎ
食後にお茶やコーヒーなどの水分を多く飲むと、胃腸で食べたものを消化するために分泌される消化液が薄くなってしまうので、消化不良になってしまい下痢を引き起こす原因になります。
3.食後すぐに飲むコーヒー
コーヒーに含まれているカフェインは自律神経の交感神経を刺激して、胃腸の働きを鈍くする作用があります。
そのため、水下痢を防ぐ意味でも、コーヒーは食後すぐに飲むのではなく、少し時間が経ってから飲むようにしましょう。