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手術後に傷口が開く原因と対処法

   

手術後に傷口が開く原因と対処法

手術後に傷口が開くということは、珍しいことではないようです。手術の内容や傷口の開く程度によって、対応が異なるようですので、主治医に相談してみて下さい。
ただ素人判断で傷口を消毒しないで下さい。最近の知見では消毒剤は細胞に大きな害を与えるという事がわかってきており、
消毒はどうしても必要な場合に限り行なわれる処置になってきているようです。

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体験談:手術後に傷口が開く経験した患者さんの話

金曜日に手術をし、痛みや腫れもほとんど無かったので1週間後に抜糸しました。しかし抜糸の翌日(土曜日)に傷口が腫れて膿が出てきました。どうも化膿したようです。

月曜日の朝一番で、手術をしてもらった病院に電話し午後に診察してもらいました。

担当医師によると「傷口が化膿しており1cm程度開いています。炎症があるので再縫合ができないので、炎症が治まるまで様子を見ることにしましょう」と言われました。

私の住まいは郊外で病院までは片道2時間も掛かります。ですので炎症が治まるまで、自分で傷口の処置をすることにしましたが、でも医師ではない私がいろいろするのは非常に不安なものでした。

手術後に傷口が化膿してしまうことって、よくあることなのでしょうか? それと傷口が開いたら普通はどうするのでしょうか? 次に病院に行ったら担当医に聞いてみるつもりです。

手術後に傷口が開く原因とは

手術で傷口が開く原因には、大きく分けて手術前と手術後の二つがあります。

手術前の要因としては、

病気や健康状態:糖尿病、腎不全、肝臓病、貧血など
栄養状態:低タンパク血症、ビタミン欠乏症など
薬によるもの:長期の副腎皮質ステロイド剤の服用など

などが考えられます。

次に手術後の要因としては、血流が悪く治癒が遅れている。縫合の際の不備、縫合部の感染などが考えられます。

参考までに傷の治るメカニズムですが、まず血小板の凝集と血管の収縮で血が止まります。次にマクロファージ(貪食細胞)が創面の死んだ組織を取り込んできれいにします。そして繊維芽細胞が分泌するコラーゲンを主体とした肉芽組織による修復が始まります。

手術した傷口が治っていくプロセス

手術した傷口の治っていくプロセスについて説明します。

第一期「炎症反応」

手術後、4〜5日間は傷が赤く腫れて痛んだり熱をもったりします。炎症は細菌の感染などによっても起こりますが、この場合の炎症は傷口が治癒していく初期の過程に起こるものです。

第二期「増殖期(肉芽形成期)」

繊維芽細胞が産生したコラーゲンに支えられて毛細血管が発達し、肉芽組織を形成していきます。

この肉芽組織が瘢痕組織(真皮に近い丈夫な組織)に変っていきます。この第二期は1〜2週間続きます。

第三期「安定期」

このように再生した瘢痕組織は、真皮に近い組織ですが真皮に置き換わることはありません。ですので時間が経っても「傷跡」として残ります。

このように、私たちの身体には、傷に対して優れた仕組みが備わっています。

しかし、これまでの傷の治療方法の中には、傷の治癒メカニズムを妨げるものがありました。それは消毒薬です。消

毒薬は細菌を殺すのですが、身体の細胞にも大きなダメージを与えるのです。ですので最近では、擦り傷などの場合には水道水で良く洗うだけで「消毒薬は使わない」のが常識となってきています。

手術後の合併症が起こりやすい時期と種類

手術後の合併症は大きく4つに分けられるようです。

1)手術操作に直接関係するもの:縫合不全、手術後出血、膿瘍など
2)手術侵襲によるもの:疼痛、心不全、不整脈、腎不全など
3)麻酔に関連するもの:術後精神障害、神経麻痺、深部静脈血栓症など
4)手術後管理に関連するもの:MRSA感染症、肝機能障害、腎機能障害など

手術後に合併症が現れる時期としては、術後出血:手術直後〜2日以内。縫合不全:術後4〜10日まで。術後疼痛:術直後〜5日以内。術後感染症:術後30日以内。

なお手術前後の患者の様々なリスクに対しての処置や対応を行なうことを周術期管理と言い、これには入院、麻酔、手術前、手術中、手術後、回復期といった様々な時期が含まれます。

【見出し】
【ペット(動物)でも手術後に傷口が開くことがある】

飼っている猫が手術、抜糸後に傷口が開くことがある

私の飼っている猫に避妊手術をしました。昨日、抜糸してもらったのですが家に戻ってじっくり手術した傷口を見ると、なんと傷口が開いているではありませんか。もうビックリして頭の中は真っ白!傷口は真っ赤!

慌てて獣医さんに電話して連れて行きました。診てもらったら中の方はちゃんと付いているとの事。表面(皮膚)だけ開いているので医療用ボンドでくっつけて治療は終了しました。

傷口が開いた原因として考えられるのは、動き過ぎ。傷口の舐め過ぎ。傷口の治りにくい体質などがあるとの事。私が思うのにはどうも動き過ぎかな〜。

野生に近い動物と思っていた猫でも、傷口というのはそんなに急にはひっつかないのですね。

ですので、手術後なので甘やかし過ぎないよう気をつけながら看病してあげようと思っています。

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