メラノーマは爪にもできる!異常を発見したらすぐに病院へ!
メラノーマとは、全身の様々な部位にできる皮膚がんの一種で、爪にできることもあります。
メラノーマは、早期発見・早期治療が大切で、初期であればほとんどの患者さんが治癒しています。
爪に黒い線が現れるなど、いつもと違う症状が出てきたら、早めに病院を受診しましょう。
今回は、メラノーマの特徴や対処法についてご紹介します。
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目次
爪の異常はメラノーマかも?早めに病院にかかった方がいい理由
メラノーマは、一般的には「ほくろのがん」とも呼ばれる皮膚がんの一種で、悪性黒色腫とも呼ばれています。
医学的には、メラニン色素を形成するメラノサイトという色素細胞やほくろの細胞が、がん化したものと定義されています。
全身の様々な部位に現れますが、日本人では、手足の裏や爪に多く発生する傾向があります。
症状の現れ方は、初期には茶色っぽいシミが現れ時間の経過と共に色が黒くなったり、爪には黒い縦線ができて、段々と範囲が広がっていったりします。
原因は、はっきりと分かっていませんが、紫外線を浴びたり、衣類などによる皮膚への摩擦や圧迫など外部からの刺激が関係していると見られています。
また、メラノーマは、病気の進行が速く、発症した患者のおよそ半数が死亡するという統計もあり、皮膚がんの中でも最も悪性度が高いと言われています。
その理由は、抗がん剤や放射線治療があまり効かないためと考えられます。
しかし、メラノーマは早期に発見し、早く手術すれば比較的簡単に治すことができる病気です。
爪や手足の裏に異変が現れた時は放置せず、早めに病院を受診しましょう。
爪にできたメラノーマの初期症状とは?当てはまるなら病院へ!
爪にメラノーマができた時はどのような症状が現れるのでしょうか?
初期には、爪に黒い縦のスジがよく現れます。
日常生活でも、爪をぶつけたり、内出血で爪が黒くなることはありますが、メラノーマと普通の内出血の違いは、経過の過程で見られます。
普通の内出血では、つめが伸びるにつれてスジも移動し、形が変わることもなく、段々と色も薄くなっていきます。
それに対してメラノーマは、スジが段々と広がっていき、最終的には爪全体が黒く変色するのが特徴です。
しかし、気をつけなければいけないのは、爪のメラノーマでは必ずしも黒い縦のスジが出るとは限らないということです。
スジの色はほとんど目立たないというケースもあり、見分けるには、爪が縦に割れるという症状があるかどうかです。
メラノーマが進行して、爪の下に腫瘍ができると爪が縦に割れることがあるのです。
メラノーマは早期発見・早期治療が大切です。当てはまる症状があれば、早めに病院を受診してください。
メラノーマが爪にできた…ステージにより異なる病院の治療法
メラノーマの進行度は、程度によりステージⅠ〜Ⅳに分けられています。
ステージⅢまでは、メラノーマが他の臓器へ転移するのを防ぐために、手術で切除しなければなりません。
メラノーマでは、がんの周辺にある小さな転移や目に見えないくらいの転移が見られることがあり、再発や転移につながる恐れがあるので、広い範囲を切除します。
余分に切除する範囲は、ステージが上がるにつれて広くなっていきます。
状態が悪化している場合は、転移を防ぐために指の切断を選択しなければいけないこともあります。
そして、手術でがんを完全に切除できたとしても、将来的に転移する可能性が高いⅡ期以降は、予防として抗がん剤を投与することがあり、副作用の影響が心配されます。
他の臓器に転移していたり、切除ができない状態のステージⅣになると、抗がん剤を用いた化学療法や放射線療法などが行われますが、ステージⅣの5年生存率は10%未満と予後は良いとは言えません。
ただ、ここ数年は、抗がん剤の新薬である「オプジーボ」が開発・販売承認されたり、新たな細胞療法などの開発も進んでいるので、今後生存率が上がっていくことが期待されます。
メラノーマは、進行が早く全身に転移することもある悪性の高いがんですが、初期段階であるⅠ期までなら小規模の手術でほとんどの患者が治癒できる病気です。
早期発見・早期治療のためにも、爪や足の裏などに異変を感じたら、早めに受診してください。
美しい爪を保つ秘訣!大切なのは毎日の食事とお手入れ
手は人目につきやすいパーツであり、中でも爪は意外とよく人に見られている部分です。
メイクやファッションに気を使っている女性はたくさんいますが、爪のケアまできちんと行っている人は案外少ないのではないでしょうか?
つやがあり、傷や凹みなどがない桜色の爪は、清潔感があり美しいものです。
ネイルをすれば、ある程度カバーはできますが、自爪が美しければ、よりネイルも映えるでしょう。
そんな美しい爪になるには、毎日の食事で意識的にたんぱく質をとることが必要です。
爪は硬いので、カルシウムのイメージがあるかもしれませんが、実際は、毛髪と同じように、ケラチンというたんぱく質で構成されています。
魚や肉、卵や大豆製品などの良質なたんぱく質をしっかりとりましょう。
また、日々の食生活だけでなく、爪のお手入れも大切です。
爪は体の末端なので、女性は特に血行が悪くなりがちです。
お風呂でゆっくり湯船に浸かったり、適度に運動をして体を温めたり、手足のマッサージをしたりして血の巡りを改善しましょう。
血行が良くなれば、酸素や栄養分が末端まで行き渡り、爪にもよい影響を与えることができます。
マニキュアやお手入れをする時は、塗りっぱなしや削りすぎなどで爪に負担をかけないように気をつけてください。
手を洗ったり家事の後など、手を使った後はオイルやクリームを塗って、手や爪を保護するのもおすすめです。
毎日の心がけで美しい爪を目指しましょう。
メラノーマは放置してはダメ!早期治療が大切な理由
皮膚がんというと、他のがんと比べてそれほど深刻な病気ではないというイメージがあるかもしれません。
しかし、皮膚がんの中でもメラノーマは「悪性黒色腫」という病名の通り、進行が早く全身に転移することもあり、悪性度がとても高い病気です。
メラノーマにかかる患者数は年々増加しており、ステージが上がるごとに5年生存率は著しく下がります。
メラノーマは他のがんと比較すると死亡率は非常に高く、単純計算で2人に1人が死亡するという統計もあります。
そして、メラノーマの治療では、ステージが上がり他の臓器にまで転移した場合、手術でがんを切除できないため、抗がん剤による化学療法や免疫療法、インターフェロン治療などが行われますが、生存率の低さから効果があるとは言い切れません。
また、通常の放射線治療では効果が期待できず、効果があるとされているのは、重粒子線や陽子線などを用いた特殊な放射線治療ですが、設備がある病院は限られており、経済的負担の大きさや、放射線障害のリスクなど様々な問題も抱えています。
メラノーマは、初期の段階で早期発見し、早期治療をすればほとんどの人が完治します。
ただ、早期発見が大切とはいえ、メラノーマの初期症状は、普通のほくろとよく似ているため、自己判断するのは難しいものです。
ほくろだと思っていても、急に大きくなったりして何らかの異変を感じたら、早めに専門の医療機関を受診してください。