小児アトピーの原因とは?対策や治療法について
アトピーという病気は今では一般に広く知られていますが、その症状はどのようなものか、みなさん想像できますか。
単に「痒い」「痛い」などというだけではなく、かなりひどい症状に悩まされ、その治療期間も長期に及ぶものです。
このように辛いアトピーに自分はもちろん、子供にも発症させたくないですよね。
ここでは、小児アトピーの原因やその治療法についてお伝えします。
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目次
落ち込むことはない!小児アトピーの原因とは
新生児が生まれつきアトピー性皮膚炎だと考えている人がいますが、実際には生まれたばかりでアトピー性皮膚炎であるということはありません。
確かに、生まれたばかりで皮膚に何らかの症状があることがありますが、新生児痤瘡(にきび)や中毒性紅斑(中毒疹)であることが多いです。
また、その後現れてくる症状としても、脂漏性湿疹や、汗疹、接触性皮膚炎などが多く、直ちにアトピーだとは診断されることはありません。
乳児では、いわゆる乳児湿疹といわれる症状がが2カ月以上続くとアトピー性皮膚炎と診断されるという基準があります。
新生児に対してアトピー性皮膚炎と診断されると、お母さんは不安に陥ってしまうことが多いものです。
それは、アトピー性皮膚炎と言われたら治らないのではないか、アレルギーの原因物質を徹底的に除去しなければいけないのではないか、ステロイド軟膏を使い続けなければならないのではないか、など考えすぎてしまうからです。
しかし、決して悲観する必要はありません。
乳児湿疹もアトピー性皮膚炎も、皮膚の症状としては同じものなのです。
小児アトピーの原因と正しい治療方法について
原因および悪化因子
年齢別で2歳未満の場合、2歳から12歳まで、13歳以上に分かれます。
2歳未満では食物、発汗、環境因子、細菌・真菌など、13歳以上ではこれらのほかにストレス、接触抗原なども考えられます。
2歳から12歳までは乳幼児から成人へと移行していく経過となります。
スキンケア
皮膚のバリア機能が低下するとアトピーの症状が現れるという指摘があります。
そのため、スキンケアを正しく行い、常に皮膚を清潔に保つことが重要となります。
- 汗をかく、あるいは皮膚が汚れた時にはすぐに落とすようにするが、その場合ゴシゴシと強くこすらないようにする。
- 石鹸やシャンプーは刺激の強いものを避けて、使用後は十分にすすぐようにする。
- 熱いお湯は痒みを生じる原因となるので、ぬるま湯を使用するようにする。
- 入浴剤は低刺激のものを選び、入浴後は外用薬を塗布して皮膚をケアするようにする。
小児アトピー性皮膚炎の原因を知ることの重要性
かつてはアトピー性皮膚炎といえば、子供の病気とされていました。
しかし現在では、大人のアトピー性皮膚炎の患者さんも増えています。
一口にアトピー性皮膚炎といっても、赤ちゃん、小中学生、それに大人とではその発症の原因も違ってきますので、それに合った対処法が求められてきます。
子供のアトピー性皮膚炎の原因は、従来はアレルギーによるものがほとんどでした。
特に赤ちゃんの場合、消化器系の臓器の未発達により、摂取した食べ物を十分に分解できないまま腸から吸収しようとして免疫反応が現れ、アレルギーの症状が発生するのです。
もちろんこれが小児アトピーの原因のすべてであるとするならば、成長とともに消化器が発達して自然に治癒します。
しかし、現在のアトピー性皮膚炎はそれほど単純ではなく、消化器が十分に発達した後にもアトピーの症状が続きことが多く、この場合別の原因が存在することになります。
小児アトピーの原因!デトックスと肌荒れ
子供はお母さんの食生活などの影響を大きく受けて育つことになります。
そのため、子供のアトピー性皮膚炎を防ぐためには、お母さんのライフスタイルを今一度見つめなおす必要があります。
なかでもお産は最大のデトックスです。
赤ちゃんは、お母さんの良い所も悪い所も、すべてを受け入れて生まれてくるのです。
食生活はもちろん、飲酒や喫煙、それに常用している化粧品や医薬品など、体に入り込んでいくものすべてを赤ちゃんは吸収して生まれてきます。
しかも出産の10年前からこれらの影響が及んでくるとさえいわれています。
また赤ちゃんの肌荒れに対して、過敏に反応してしまうのもよくありません。
気になってついつい赤ちゃんの肌荒れに対して薬を塗布してしまいがちですが、これではいつまでたっても肌を強くならず、弱い肌となってしまうのです。
赤ちゃんのお肌を強くするためには、むしろ薬に頼らずに自然の治癒に任せるということも大切です。
10人に1人?小児アトピーの原因と発症の変化
1.子供の10人に1人がアトピーを発症しているという調査結果も
平成14年度で実施された調査によると、乳幼児から小学生までのおよそ10人に1人がアトピー性皮膚炎を発症しているとの結果が報告されています。
しかも、アトピー性皮膚炎の子供は、増加傾向にあるということも指摘されています。
しかし、一方で3歳児のアトピー性皮膚炎は減少している、との結果もあります。
このような調査結果の違いは、さまざまな原因が関係しています。
例えば、都市部と地方といった生活環境の違いによっても、アトピーの発症率は異なってきますし、遺伝による発症も原因のひとつです。
2.子供の成長とアトピーの発症の時期
子供は成長するのと同時に体も変化していきます。
そして、アトピーの発症に大きく影響するのが、生後4か月から3歳にかけての間とされています。
生後4か月頃になると食物アレルギーがわかり、また3歳頃になると皮膚が乾燥しやすくなることがあります。
つまり、これらの時期にはアトピーが発症しやすくなるというわけです。
しかし、逆に1歳6か月頃になるとアトピーの発症率が低下するという結果もあります。
また、1年間では秋生まれの子供にアトピーの発症率が高いともいわれています。