立ちくらみで冷や汗・吐き気を伴う症状…その原因と対策
急に立ち上がったり、長時間立っていたりする時に起こる立ちくらみは、若い女性によく見られます。
ふらつきやめまいが特徴で、ひどい場合は冷や汗が出てきて吐き気を催すこともあります。
立ちくらみは珍しい症状ではありませんが、続く場合は大きな病気の可能性も考えられます。
原因を特定し正しく対処するため、早めの受診が必要です。
今回は、冷や汗や吐き気を伴う立ちくらみの原因と対処法についてご紹介します。
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目次
冷や汗や吐き気を伴う立ちくらみは低血圧の可能性あり
低血圧の症状として、立ちくらみがあげられますが、ひどい場合は冷や汗や吐き気を伴う場合もあります。
立ちくらみは貧血や脳貧血でも起こるので、間違えられることが多い症状です。
低血圧の特徴として、朝なかなか起きられなかったり、午前中は身体がだるくて疲れを感じたりすることがあげられます。
低血圧は高血圧と違い、脳出血などの深刻な病気に繋がることはありませんが、血行が悪くうっ血しやすい傾向があり、手足の冷えや長時間の立ち仕事で脳貧血を起こすケースが見られます。
このような症状を和らげるには、普段の生活習慣を変えてみるのがおすすめです。
朝起きたら熱めのシャワーを浴びて自律神経の働きを活性化したり、ウォーキングや水泳など軽い運動を心がけると、効果が期待できます。
症状が重く改善しない場合は、我慢せずに受診してください。
自律神経の乱れで立ちくらみ…冷や汗や吐き気に襲われる場合も
立ちくらみが頻繁に起こる場合は、自律神経が乱れている可能性があります。
自律神経の働きは、血管を収縮したり広げたりして調整することです。
これは、自分の意志とは関係なく行われています。
自律神経が正常に機能している場合は、急に立ち上がっても、上体の血液が下半身に下がらないようにコントロールしているので立ちくらみは起きません。
しかし、自律神経の働きが乱れてくると、うまく制御できず、脳への血流が減少し、冷や汗や吐き気を伴う立ちくらみが起きることもあるのです。
自律神経の乱れは、日常生活の中で溜まるストレスにより副交感神経の働きが弱まり、交感神経が亢進した状態が続くことが原因とされています。
自律神経を整えるには、規則正しい生活や十分な睡眠をとり、軽い運動を心がけるなど普段の生活習慣を見直すことが大切です。
立ちくらみや冷や汗、吐き気。パニック障害で起こるめまいの特徴
パニック障害は、かつて「不安神経症」と呼ばれ、精神的な心の病だと捉えられていましたが、研究が進み、現在では脳の機能障害と認識されている病気です。
短時間のうちに突然激しい不安感に襲われ、動悸、冷や汗や吐き気、めまいや立ちくらみなどの身体症状が起こるのが特徴です。
パニック障害で起こるめまいは、天井や壁などがグルグル回る感じがする回転性のものよりもフワフワと浮いているような浮動性のものが多い傾向が見られます。
めまいの現れ方には個人差があり、ごく軽いめまいを感じるだけという人もいれば、目の前が真っ暗になって、立っているどころか座っていることさえできないという人もいます。
ひどい場合は、めまいと同時に、激しい動悸や耳鳴り、息苦しさに襲われ、血の気がスーッと引いて冷たくなり、実際に気を失ってしまうケースもあります。
パニック障害によるめまいは、満員電車や人ごみ、会議室、美容室やネイルサロン、映画館など、人が密集して閉ざされた空間で、自分の意思ですぐに移動できない状況で起こりやすい傾向が見られます。
パニック障害の発作は、薬を服用することでコントロールできます。
心当たりがある方は、専門医を受診して相談してみましょう。
冷や汗や吐き気を伴う立ちくらみの改善法とは
立ちくらみは、食事や運動、日常の中で何気なくしている行動を変えることで、予防や改善が可能です。
まず、普段の食事で積極的に取り入れたい栄養素が「鉄分」と「ビタミンC」です。
鉄分は、全身に血液をスムーズに運ぶ働きがあり、立ちくらみを防ぐ効果があります。
また、ビタミンCには鉄分の吸収率を高める働きがあるので、一緒に摂取すると効率的です。
鉄分が豊富に含まれている食品は、レバーやしじみ、卵黄や納豆などがあり、ビタミンCが豊富な食品は、ピーマンやキウイ、ブロッコリーなどがあげられます。
これらの食品を1日の始まりである朝にバランスよく食事に取り入れると、日中の立ちくらみを予防することができます。
また、立ちくらみは、座っていたり、寝ていたりといった静止した状態から急に動く時によく起こります。
立ちくらみが多いと自覚している場合は、ゆっくりと落ち着いて動き出すことを意識してみてください。
血液が脳に届かなくなり、立ちくらみやめまいを起こすことが少なくなるでしょう。
高齢者など体に不安がある方は、立ち上がる時、何かにつかまると立ちくらみや転倒を予防できます。
そして、適度な運動を習慣づけると血行や新陳代謝が良くなり、自律神経の働きを整え、立ちくらみの予防につながります。
これらを試しても症状が改善されない場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
放置すると危険な立ちくらみ…受診の目安は?
急に立ち上がったり、長時間立っていたりする時に、立ちくらみを経験する人は少なくありません。
珍しい症状ではないので、ついそのままにしてしまいがちではないでしょうか?
実は、立ちくらみにも色々あり、原因によっては専門の医療機関で治療が必要な場合もあるのです。
よくある立ちくらみは、疲れやストレスが溜まっていたり、食事のバランスが崩れていたり、睡眠不足といった普段の生活に問題がある場合がほとんどで、行動を変えれば改善することができます。
しかし、頻繁に起こり、倒れるほどひどい立ちくらみであれば、重い病気が隠れている可能性があります。
立ちくらみやめまいと言うと、貧血だと思いがちですが、単なる貧血ではなく、胃がんや白血病から引き起こされていることも考えられます。
病気によって、体内で少しずつ出血していたり、正常に赤血球が作られていなかったりという異常は、自覚症状として把握できるものではありません。
早めに病院を受診して検査を受けて、原因を突き止めましょう。