足の親指が痛い!靴選びの重要性と外反母趾について
新しい靴を履いている時や長時間歩いた時に、足の親指が痛くなることはありませんか?
足の親指が痛い原因はいくつかありますが、中でも靴が重要な要因のなっているようです。
また、そのままの状態で放置しておくと、外反母趾になってしまう可能性もあります。
そこで今回は、足にフィットする靴選びや、外反母趾について詳しく調べてみました。
ぜひ参考にしてツライ症状を早めに緩和させましょう!
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目次
足の親指が痛い!考えられる原因とは
外反母趾という足の親指が小指側に15度以上曲がった状態だと、足に痛みが発生することがあります。
一般的な外反母趾の原因は、小さい子どもの頃から靴を履いて平らなところしか歩かなかったことや、靴が脱げないように足を上げて歩いていたことです。
普通に歩くぶんには何も問題ないのですが、小さい子どものころから親指の付け根への刺激が不足していると靭帯性外反母趾になり、反対に親指の付け根を歩くたびに打ちつけてしまうと身体の防衛反応でカルシウムが集まって骨が出っ張ってくる仮骨性外反母趾となります。
そして年齢が増すことで、両方が原因となって外反母趾が強くなり、ひどい場合は30度くらい親指が曲がることもあります。
また、他の原因で足が痛いとなると強剛母趾が考えられます。
強剛母趾は関節に強いストレスがかかることで起こる変形性の関節症です。
関節の間が狭くなり強い痛みや炎症を引き起こすとこがあります。
柔道やテニスなど、足の親指の付け根に繰り返し負荷のかかることをしていると起こりやすく、ハイヒールをよく履いている人も強剛母趾になりやすいので注意です。
あとは爪も痛みの原因になります。
爪の端が皮膚に食い込んでしまう陥入爪(かんにゅうそう)や巻き爪、そして深爪でも痛みが生じることがあり、ひどくなると膿が出ることもあります。
スポーツや靴による圧迫が原因で爪に異常が起こるのですが、水虫が原因となって爪に異常が現れることもあるので気をつけましょう。
足の親指が痛いのは…靴選びの重要性
親指が痛いときは靴を選びなおしましょう。
一番大切なのはサイズです。
大きすぎてはダメで、小さくてキツすぎてもダメです。
自分に合った靴を見つけましょう。
自分にあった靴を見つけるには時間帯が大切です。午前中は避けましょう。
起きてから時間が経つと足がむくんでしまうため、午前中にぴったりの靴を選んでしまうと夕方にはきつくなってしまいます。
午後や夕方になってから靴を選ぶようにします。
そして試着するときは左右両方とも試着してください。
左右の足のサイズは異なることが多いので両足ともに試すことが大切です。
靴のベストなサイズは、靴の踵を合わせて、つま先は0.5cmほど空くサイズです。
そして横幅は、親指と小指を上下に動かせるくらいの緩みがあるものがベストサイズとなります。
つまり、つま先がきつすぎず、ゆとりはありすぎないサイズを選びましょう。
また、ピッタリ合う靴を選ぶことで、下半身太りを解消する効果があります。
それに美しい姿勢を保つ効果もあるので、店員さんに相談してでも自分ピッタリの靴を選びましょう。
足の親指が痛い時は鍛えてみよう!
自分ピッタリの靴を選んで、足に過剰な負担がかからなくなったらそれだけでも外反母趾予防になります。
また靴を履かないことも外反母趾予防になるのですが、靴を履かない生活を続けることは難しいと思います。
そこで日常に運動を取り入れましょう。
足の運動をすることで足の指や足裏の筋肉を鍛えられて、足底のアーチを正常に維持することができます。
足裏を鍛えるためのタオルギャザーという運動を紹介します。
用意するものはタオルだけです。
床がフローリングだと難易度が簡単で、畳だと摩擦が多くなるので難易度が高くなります。
床にタオルを置いてその上につま先だけ乗せましょう。
そして足の指でタオルを摘みます。
なるべく一部の指だけでなくすべての指を使うのが重要です。
親指から小指まで使ってください。
そしてタオルを掴んだらつま先を上げてタオルを離します。
それから改めてタオルを掴んでは離してを繰り返していくことでタオルを手繰り寄せることができます。
すべてのタオルを引き寄せるまで続けましょう。
足の親指が痛い…気になる外反母趾の予防法
外反母趾がひどくても進行を防ぐことはできます。
外反母趾の進行を防ぐ体操として有名なのはホーマン体操と呼ばれるものです。
準備するものは紐だけですが、できれば幅の広いゴムバントを用意してください。
そしてホーマン体操の下準備として、用意したゴムバンド(もしくは紐)を輪っかにして両足の親指に引っ掛けましょう。
あまり小さくては指が入りませんし、大きすぎると外れてしまうので親指を輪っかに入れて間が2cmから3cm程度の輪っかを作ってください。
それではホーマン体操を行っていきましょう。
まずは床に座ってください。
両足の内側(土踏まず側)を合わせてからゴムバンドの輪っかを親指に引っ掛けてください。
それからカカトを合わせたまま、カカトを支点にして、つま先を外側に開いていきます。
するとゴムバンドによって親指が引っ張られるので親指を矯正できます。
5秒から10秒くらい親指が引っ張られた状態を維持したら元に戻しましょう。
ホーマン体操ではそれで1回であり、1クール30回を、1日3クール行います。
立ったり歩いたりするだけでも進行してしまう外反母趾を食い止めるには、毎日ホーマン体操を行うことが大切です。
足の親指が痛いならハイヒール選びが重要かも!
歩きやすいヒールの確認方法を紹介します。
まずはヒールの安定性を確認します。
平らな台の上にヒールを置いて、左右どちらかに少し傾けてみましょう。
左右均等に揺れる場合はヒールのバランスは良好です。
左右どちらかに大きく揺れてしまった場合はヒールの中心が傾いています。
ヒールが傾いていると、履いている人が余計にバランスを取らなければならないので、膝や腰の負担になってしまいますし、最悪の場合は全身のバランスを崩してしまうので危険でもあります。
次はヒールの形を見ましょう。
ヒールが横長だと体重を支える面積が大きいので歩いたときの安定度が良いです。
シルエットは普通のヒールとほとんど変わらず美しくシャープに見せることもできるので横長のヒールはおすすめです。
あとは細かいところを見ていきます。
足にフィットする素材なのか、ヒールが高すぎないか、足の負担が少ないこと念頭に置いて選んでいきましょう。
そしてインソールを入れると足の負担を少なくなるので良いです。
ヒール靴でもそれらのことをチェックすることで歩きやすさとおしゃれを両立することができるようになります。