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コンタクトが原因?白目に血管が浮き上がる角膜新生血管とは

      2017/08/12

コンタクトが原因?白目に血管が浮き上がる角膜新生血管とは

「角膜新生血管」という病気をご存知でしょうか?

この病気は白目に血管が浮き上がり、悪化すれば最悪、失明してしまう可能性もあるようです。

病気の大きな原因の一つが「コンタクトレンズの使用」。

ここでは、コンタクト使用者は気をつけておきたい「角膜新生血管」の症状と予防方法について詳しく紹介していきます。

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コンタクトが原因?白目に血管が浮き上がる角膜新生血管とは?

角膜新生血管という病気をご存知でしょうか。

この病気は角膜(黒目)が酸素不足になった結果、酸素を運ぶための血管が角膜まで伸びていくというものです。

その主な原因としては、使用期限が過ぎた酸素透過性の落ちたコンタクトレンズを使い続けることです。

では、なぜそのようなコンタクトレンズを使い続けることにより角膜新生血管は発生するのでしょうか。

角膜には本来、血管がありません。通常、人間の組織の細胞には血管を通じて酸素や栄養が供給されます。

しかし、角膜には血管がないため、酸素や栄養の補給は空気や涙などを通じて行われます。

これが、コンタクトレンズにより角膜に空気や涙がうまく行き届かなくなってくると、酸素不足や栄養不足になってしまいます。

そして、慢性的な酸素不足におちいると、酸素を供給しようとして眼球は角膜の周辺から中心(白目から黒目)に向かって細い血管を作りだします。
白目に血管が浮き上がってくるのです。

これが角膜新生血管という病気です。

白目に血管が浮き上がる角膜新生血管はコンタクトの使用方法が原因

先ほど、角膜新生血管の原因が使用期限の切れたコンタクトレンズを使い続けることと紹介しましたが、さらに詳しく原因をあげるとこのようなものがあります。

  • ソフトコンタクトレンズの使用
  • コンタクトレンズの長時間の装着
  • コンタクトレンズの汚れ
  • コンタクトを装着したままの就寝
  • 目の乾燥
  • 眼精疲労

角膜新生血管は、特にソフトコンタクトレンズの使用者に多い病気です。

それは、ソフトコンタクトレンズのサイズが大きく、黒目全体を覆ってしまうためです。

そのため、角膜が酸素不足におちいりやすくなるのです。

これに対し、ハードコンタクトレンズは黒目よりもサイズが小さいため、ソフトコンタクトレンズに比べ安全性は高いと言えるでしょう。

また、ソフトコンタクトレンズの長時間の装用は非常に危険です。

仕事でPC作業などのデスクワークを長時間行う人、スマホを長時間見ることが多い人、そして本やゲームに何時間も熱中してしまう人は特に注意が必要です。

さらにコンタクトレンズを洗わずに何日間もつけ続けている人、寝る時もはずさないはいう人も角膜新生血管になる可能性が高くなります。

目の乾燥や眼精疲労も角膜が酸素不足におちいりやすい原因ですので、注意が必要です。

白目に血管が浮き上がる角膜新生血管はコンタクトのケアが大切

角膜新生血管を予防するためには、原因となる目の酸素不足を防ぐ必要があります。
それには常日頃のコンタクトレンズの使用方法とケアの仕方が重要です。

次のようなことをしていないか確認してみましょう。

  • 寿命を無視して古いレンズを使い続けている
  •  →コンタクトレンズの使用期限をきちんと守る

  • 指の腹でこすり洗いをしていない
  •  →つけ置きだけではなく、きちんと指の腹で洗う

  • 洗浄液を使いまわしている
  •  →前に使った洗浄液をそのまま使うのではなく、きちんと交換する

  • 使用期限を守らずケースを使い続けている
  •  →ケースは3ヶ月周期で交換する

  • 酸素透過性の低いカラーコンタクトレンズをしている
  •  →カラーコンタクトレンズはなるべく使わないようにする

きちんと使用方法を守って、ケアをちゃんとやっていくことが大切ですね。

特に、古いコンタクトレンズを使い続けるのはもっての外です。洗い方や洗浄液などについても注意したいところです。

また、カラーコンタクトレンズは酸素を通しにくい素材を使っているものがあるので注意が必要です。

さらに、これらのレンズは色素プリントによって、アレルギー性結膜炎を引き起こすリスクも高いため、なるべく使わないほうがいいですが、使う場合は使用上の注意を必ず守ってください。

使用方法をきちんと守る、ケアをちゃんとやっていくことが大事ですが、もし目に違和感があった場合には使用を中止し病院で診てもらいましょう。

また、そうでない人でも、目の定期検診は忘れず必ず行きましょう。

正しい使用方法で、ちゃんとケアすることでが角膜新生血管を予防することにもなります。

白目に血管が浮き上がる角膜新生血管の治療にはコンタクトの変更を

角膜新生血管の原因は酸素不足ですから、軽い症状の場合にはソフトコンタクトレンズを酸素透過性が高いハードコンタクトレンズに変えるだけで解消されることがあります。

酸素の透過性が高いため酸素が目に行き渡るようになり、必要がなくなった血管は白目から自然に消えていきます。

しかし、症状が重い場合はハードコンタクトレンズに変えただけでは、酸素が十分に行き渡らない状態が続くことになり治癒には長期間かかってしまいます。

この場合には、レンズを変えるのではなく装用を中止する必要があります。健康のためにも、メガネにしたほうがいいです。

装用を一時中止することで、数週間〜数ヶ月で血管は消えていくでしょう。

もし、角膜新生血管と診断された場合には、治療が必要になるのでコンタクトレンズ量販店ではレンズを購入できなくなる可能性もありますので、その場合は強制的にメガネにすることになります。

角膜新生血管にならないためのコンタクトレンズ選び

これまで紹介してきたように、角膜新生血管は角膜への酸素不足が原因で起こる病気です。

だから、瞳に酸素を行き渡らせることができていれば、ある程度防ぐことができます。

といっても、コンタクトレンズは角膜を覆うものなので、瞳への酸素供給が不足がちになるのは致し方ありません。

できればメガネのほうがいいですが、見た目やおしゃれなどの理由でコンタクトレンズのほうがいい人もいるでしょう。

そこでおすすめなのが、メガネ並みに酸素を通すことができるシリコーンハイドロゲル素材を使ったコンタクトレンズです。

シリコーンハイドロゲルは、シリコーン素材ハイドロゲル素材を融合させたもので、ハードコンタクトレンズの酸素透過性の高さとソフトコンタクトレンズの快適な装用感を兼ね備えたレンズ素材なのです。

コンタクトレンズの使い方や洗浄にいくら気を配っていても、コンタクトレンズ本来の酸素透過性が低ければ角膜新生血管を防ぐことにはなりません。

だから、シリコーンハイドロゲル素材のような酸素透過性が高いコンタクトレンズをできるだけ選びましょう。

角膜新生血管を防ぎ、快適なコンタクトレンズライフを送るためにも、コンタクトレンズ選びは慎重に行いたいものです。

コンタクトレンズを最適なものにすれば、角膜新生血管を防ぐ可能性が高まります。

もちろんコンタクトレンズを最適なものにしても、使用方法やケアの仕方が誤っていれば角膜新生血管になる可能性は高まりますから、そこは変わらず注意しましょう。

最後に、大手コンタクトレンズ会社から販売されているシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズを紹介します。

これらの中から自分にあったコンタクトレンズを選んでみてはいかがでしょうか。

■ジョンソンアンドジョンソン 

アキュビューオアシス(2ウィーク)
アキュビューオアシス乱視用(2ウィーク)
アキュビューアドバンス(2ウィーク)
ワンデーアキュビュートゥルーアイ(ワンデー)

■チバビジョン 

エアオプティクス(2ウィーク)
エアオプティクス乱視用(2ウィーク)
エアオプティクス遠近両用(2ウィーク)
エアオプティクスEXアクア(マンスリー)

■メニコン 

メニコン2ウィークプレミオ(2ウィーク)
メニコン2ウィークプレミオ乱視用(2ウィーク)

■ボシュロム

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