子供が大腿骨を骨折！治療と対処法

子供は大人が考えている以上に思いがけない行動をとることが多々あります。

日常生活の中の遊びやスポーツ、また思わぬ事故など、様々な場面で大きな怪我をしてしまうことが考えられます。

そこでそんな子供の気になる怪我についてリサーチしてみました。

今回は子供の大腿骨骨折に注目し、治療や対処法についてまとめてみました。

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子供の気になる怪我！大腿骨骨折ってどんなの？

大腿骨骨折とは、簡単に言うと太ももの骨折です。

太ももはとても太い筋肉と骨で形成されているため、骨折すると歩行や座位の際にかなりの痛みを伴うことになります。

指や肋骨など、軽度な骨折であれば気付きにくい場合もありますが、大腿骨を骨折すれば痛みにより必ずと言っていいほどすぐに気づくはずです。

また大腿骨という太い骨が骨折するまでに至るには、外部からのかなり大きな力が加わっていることが考えられます。

外部からの強い衝撃による骨折なので、かなりの痛みを伴っていることが予想されます。

大腿骨を骨折した場合、痛み以外に皮下出血が確認できることがほとんどです。
強い衝撃により骨折と同時に、膝窩動脈損傷や神経麻痺を引き起こすこともあります。

気になる症状や骨折の可能性がある場合には、早めに病院を受診するようにしましょう！

子供の大腿骨骨折！気になる治療法

子供の骨折の原因はスポーツや遊びの中で起こることが多く、大腿骨骨折もそんな何気ない日常の中で起こることがほとんどです。

大腿骨骨折の診断は問診や視診である程度確定されます。
その後、Ｘ線写真を撮影し骨折部位・骨折型・転位の程度など、骨折の細かな状態を確認します。

子供の大腿骨骨折の治療は、基本的には患部を固定する保存療法がとられることがほとんどです。

大腿骨骨折はベッドの上で牽引療法を行っていきますが、子供の年齢によっても対応や処置が変わっていきます。

• ２〜３歳以下…垂直に両下肢を牽引するブラインド牽引法
• ３〜８歳児…股関節を30度曲げた位置にするラッセル牽引法
• ２〜12歳児…股関節と膝関節を90度曲げた位置にするウエーバー牽引法

などがあります。

骨折の重軽度や年齢などにより、担当医が適切な治療方針を決めることになるでしょう。

子供の大腿骨骨折で完治までにかかる期間

大腿骨骨折の完治は手術後からリハビリを始めてから約3〜4ヶ月くらいが目安になっています。

しかし子供の骨折であれば、治癒能力も高いため、比較的早期に完治に至るケースも多いようです。

3〜4ヶ月要するリハビリ期間の内訳は、まず初めの1ヶ月でベッドから起き上がる練習をし始めて、2ヶ月を目安に徐々に体重をかけて立ち上がる練習をしていきます。

その後、状態に合わせて段階を上げながら歩行訓練を進めていきます。

骨折後のリハビリは治療の中でとても大きなウエイトを占めていますが、無理をして急ぎ過ぎると、患部の状態を悪化させ、完治が長引いてしまうこともあるので、医師の指導の下、適切なリハビリを心がけるようにしましょう。

退院後もリハビリを順調に進めることができれば、骨折から半年頃には元の状態へと戻るようになるでしょう。

大腿骨骨折は子供の方が治りやすい!?

先ほども述べましたが、大人よりも子供の骨折の方が、完治が早いとよく言われています。

子供と大人の違いを挙げてみると…

• 子供は大人よりも骨を覆っている骨膜が厚く、頑丈
• 骨の中が空洞化しているため、柔軟性が高い

このことからも、骨の結合に必要な回復力や治癒力が大人よりも優れているということが言えるでしょう。

骨の結合は子供の方が早いと言えますが、骨折の完治にはリハビリが重要なポイントになります。

幼児期、特に3歳以下の子供が大腿骨骨折した場合、なかなかリハビリに精力的に取り組むことができないため、完治が遅れてしまう傾向にあります。

お母さんがだっこをしたり、歩くのを嫌がったりすると、なかなか筋肉や動きの回復には結び付きません。

またギブス固定を外せば、痛みを伴うこともあるので、親と子供と一緒に根気よく治療を進める必要があります。

子供の大腿骨骨折で知っておきたい保険の話

子供が大腿骨骨折をした場合、ギブスで固定・牽引療法が必要となるため、入院を強いられるようになります。

自治体によっては治療費や入院費の実費負担がない場合もありますが、そうでない自治体の場合は、治療費・手術費・入院費などが必要になります。

最近は毎月数百円という掛け金で子供の保険に加入できるプランなども多くなっているので、そういった保険にあらかじめ加入しておくのもオススメです。

加入している保険によっては、通院1日から保険金が支払われることもあります。

またスポーツをしている子供や自転車に乗る子供など、怪我の可能性がある場合は、早めに保険加入を検討してみましょう！

また場合によっては子供が加害者になってしまうこともあります。

そんな時にも有効な保険もあるので、どんな保険が子供に合っているのか、比較して加入することがポイントです。