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抗生物質の副作用で肌荒れが起きる原因と対処法

   

抗生物質の副作用で肌荒れが起きる原因と対処法

抗生物質を使用すると、副作用で肌荒れが起こることがあります。

抗生物質が風邪やニキビなどの肌荒れなどで幅広く使用されているお薬ですが、なぜ副作用がおきるのでしょうか?

あまりにも副作用が強く出る場合には、中止をして様子をみなくてはいけません。

そこで今回は、抗生物質で起こる副作用の肌荒れを起こす原因や出現しやすい時期、対処法などをおお伝えしていきます。

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抗生物質の服用で肌荒れの副作用が起こる原因

耐性菌が影響?

抗生物質はさまざまな場面で処方されるので、誰もが1度や2度は何かしらの抗生物質を服用していると思います。

抗生物質は症状にもよりますが、最低で4〜5日、多いと1ヶ月以上服用する場合があります。

決められた日数の全てを飲みきらなければならないのですが、服用後に肌荒れが起きることがあります。抗生物質は直接、菌に働きかけ、菌の動きを止めたり弱めたりするのですが、服用を続けていると菌も薬に負けない様に強くなってしまいます。

これを耐性がつくというのですが、耐性がついてしまうとなかなか菌に効かなくなり、他の良い常在菌にまで影響が出てきます。肌にある常在菌も例外ではなく、肌の良い菌にまで影響がでるため肌荒れとして症状がでます。

肝臓の代謝機能も影響

薬の代謝は肝臓で行われるのですが、肝臓が弱っていると、薬が効きすぎてしまい副作用が強くでることがあります。

抗生物質の作用や服用期間によって肝臓が弱ってしまうと肌荒れなどが起こりやすくなります。

抗生物質の副作用で肌荒れが出現しやすいとき

初めての薬で起こるのは稀

抗生物質を服用して、発疹などの肌荒れが出る場合がありますが、実は初めて飲む薬ではほとんど起こらないとされています。

初めて飲む薬は、内服を開始してから体内で免疫反応が起こります。免疫反応のおかげで薬によるアレルギー反応に対応することができるのですが、この免疫反応が正常に動くまで約2週間程度かかります。

つまり、正常に稼働していない間は、抗生物質に対してアレルギー反応は起こしません。しかし、この期間を過ぎて2回目の服用のときには、正常に動き、体内細胞にアレルギーと記憶しているため戦い始めます。

この一連の流れで発疹などの肌荒れが起きるのです。

出現期間

2回目以降にアレルギー反応が起きると数分〜数日後に、発疹などが現れます。

そのまま、薬の服用を続けると症状が悪化する可能性もあり注意が必要です。

抗生物質の服用で肌荒れの副作用が出てしまったときの対応

冷やす

抗生物質の服用で肌荒れが出現した場合には、皮膚が乾燥傾向になるため痒みを伴う場合が多いです。

痒いからといって掻きむしってしまうと、さらに痒みが広がり肌も傷ついてしまいます。

痒い時にはまず、患部を冷やして見ましょう。あまり冷やしすぎるのも刺激になる場合があるので、水を絞ったタオルを当ててみたりすると良いでしょう。

抗生物質の内服をやめる

本来、抗生物質は服用を続けなくてはいけないものですが、副作用がでたら中止する必要があります。

たかが肌荒れと軽く見ていると、症状が悪化して水ぶくれや発熱、最悪の場合には命に関わる場合があります。

中止して、処方された医師のもとへ行き相談をしましょう。

皮膚科or処方された病院へ

抗生物質の服用を辞めたのに、肌荒れで痒みが出た場合には、痒みを止めるお薬が必要になります。

抗ヒスタミン薬やステロイド薬などでの治療となります。

ニキビなどで抗生物質使用中に肌荒れが悪化してしまう原因

抗生物質でニキビが悪化する理由

ニキビで抗生物質を処方されたことがある人は多いでしょう。塗るタイプの外用薬や内服で治すものどちらでもそうなのですが、実は使い方次第では肌荒れが悪化します。

抗生物質はそもそも、長期使用には向いていません。長期的に使用することで耐性菌ができてしまいます。

耐性菌ができると今まで効いていたのに、全く効かなくなり、肌にいる良い常在菌に影響を与えてしまい肌荒れが起こります。

ただし、耐性菌ができるのには個人差があり、いつ出来るかというのは分かりません。使い始めてすぐの人もいれば、数ヶ月先と言う人もいるので難しいところです。しかし、どちらにしても短期で使用が良いでしょう。

抗生物質が効くニキビ

ニキビにも種類がありますが、抗生物質が効くのは赤ニキビだけです。赤ニキビはアクネ菌で炎症を起こしているため、この炎症を止めるために抗生物質は役にたちます。

白ニキビと呼ばれるものは炎症ではないので、効くことはないので、注意しましょう。

抗生物質と抗菌薬の違いは?抗菌薬の肌荒れ副作用の可能性

抗生物質

抗生物質とは、微生物が作った化学物質のことを指します。世界で初めて発見されたのは、青カビの中から発見されたペニシリンというものです。

微生物が作り出す物なので、人間は一切手を加えておらず、完全なる天然のものとなります。

抗菌薬

抗菌薬とは、人間の手が加えられて人工的に作られたものです。

現代では技術の進歩により、抗生物質と類似したあらゆるものを人工的に作りだしています。

呼び名に違いこそありますが、今では抗生物質もほとんど人工的に使われているので、

抗菌薬という大きなくくりの中に抗生物質があると考えられるようになってきます。抗菌薬も抗生物質をお手本にして作っているため、どちらも細菌の抑制などの働きをします。

抗菌薬でも肌荒れは起きる?

先ほど説明しましたが、名前が違えども現在では、ほとんど同じように使われています。ですので、抗菌薬でも肌荒れの副作用は起きる可能性があります。

内服でも外用薬でも副作用に注意しながら使用していきましょう。

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