足に内出血と痛みが出る原因と症状改善のための対処法
足に内出血が出来ると痛みを伴うことが多いですよね。
足に内出血が出来る場合、どこかにぶつけてしまったり、挟んでしまったりと外傷的理由が多いと思います。
しかし、中には、ぶつけた覚えもなく突然足に内出血が出来ていたというケースもあるようです。
こういった場合どのような原因がかくれているのでしょうか?
そこで今回は、足に内出血と痛みを伴う原因や、体験した人の症状をまとめたり、対処法などご紹介します。
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目次
突然、足が痛みだし原因不明な内出血が出来た女性のエピソード
20代前半の女性が2度にもわたり、突然おそってきた痛みのあとに内出血を起こしたエピソードです。1回目は、手の小指に突然痛みがはしり、見て見ると内出血が出来ていたそうです。
あまりにも突然で何の前触れもなかったため、内科へ受診して、検査をしたそうですが、血液検査などから特に異常は見られずに経過しました。
その半年後、今度は突然ふくらはぎに痛みが出現し同じように内出血が出来ました。
翌日には痛みは引いたものの、今回の足に出来た内出血は出血後が広範囲に残っており、色も鮮明だったそうです。
1度目は検査で何の異常もなかったけれど、さすがに2度も同じような症状が出ているので不安になってしまいました。
病気なのか原因はなにかの真相をさぐるために、前回と同じ内科ではなく、他の病院で診察をしてもらおうと検討したようです。
足に出来た内出血に痛みがあるときの病院受診の仕方
内出血というのは、本来、打撲などでぶつけた場合に皮下組織の血管が破れ、血液が溜まったものが腫れて、皮膚上にみると青や緑といった色にみえるものです。
通常、数日から数週間で自然に血液が吸収されて、目で見える色も薄く黄色みがかって消失されます。痛みも継続はしないので病院へ行かなくても大丈夫な場合が多いのです。
しかし、内出血の原因が、ぶつけたなど外傷性のもので原因がはっきり分かっても痛みが強かったりする場合には、骨折などの可能性もあるため整形外科を受診すると良いでしょう。
原因が分かるときは良いのですが、突然の激痛でぶつけてもいないのに内出血を起こすようなことがあったら、なにかの病気が隠れているかもしれないので内科を受診しましょう。
もし、血液の問題が考えられるので、同じ内科でも近くに血液内科があるようなら、そちらにかかりましょう。
足に痛みがない内出血ができた場合の正体はむくみの可能性あり
むくみと内出血の関係
足がむくみやすい人は内出血になりやすいのです。心臓から血液は全身へ駆け巡り、循環されていきます。足の場合、血液を心臓へ戻さなくてはいけません。
下から上へ押し上げるには、ふくらはぎのポンプ機能が重要になってきます。女性や高齢者などにむくみが多いと言われていますが、筋肉量が少なく押し上げるポンプ力が弱いからです。
血液を心臓へ押し戻すことができないと、足には老廃物がたまり、血管外に水分がでてむくみとなります。
そのむくみのせいで、足にある毛細血管が傷つき内出血を起こします。
むくみによる内出血は痛みがあまり出ないそうですが、むくみは重度であることが多いです。
また、むくみをそのまま放置しておくと、慢性的な血流障害となり、病気を併発してしまうので注意が必要です。
むくみ解消法
むくみを改善させるためには、血行を促進がポイントです。お風呂で足を温めたり、就寝時は足を高くしたり簡単なことから始めましょう。
足のマッサージも有効ですが、内出血が出来るくらいのむくみの場合には無理に力を入れると逆効果なので、やさしく様子を見ながら行いましょう。
そして、改善が見られない場合には必ず病院へ行きましょう。
重度の捻挫と骨折は似ている?内出血・腫れが続く場合には要注意
捻挫は症状によって違いはありますが、捻挫の症状が重いほど、関節の腫れや痛みが強く、内出血も起こしやすいのです。
捻挫をした場合、早めに処置することが必要です。
捻挫の時の基本対処は、
- 安静
- 冷却
- 固定
- 挙上
です。
捻挫の時には出来るだけ患部を動かさず冷却して、病院受診をおすすめします。
明らかに軽度なら大丈夫な場合もありますが、腫れや痛みがひどい場合には、整形外科にてレントゲン撮影が必要になります。
どの程度、靱帯損傷しているのか、骨折はしていないかなど診察してもらう必要があります。
診察結果で捻挫とはっきり分れば良いのですが、稀に捻挫と言われながら、骨折していたというケースもあるようです。
重度の捻挫の場合ですと、靱帯の断裂や内出血がひどく、1度のレントゲンでは発見できないこともあるようです。
もし、診察後に治療が開始されても、なかなか腫れや痛み、内出血が引かない場合にはただの打撲ではないので、我慢せずにもう同じ病院にいくか別の整形外科に行き、詳しい検査をしてもらいましょう。
足などにできる血豆と内出血は同じもの!早く治る血豆の治し方
血豆って何?
血豆は内出血と同じです。血豆ができる出来事と言えば、足の指を角にぶつけたり、指を挟んだり、地味に痛い思いをする時だと思います。
この時、血管ではダメージを受けますが、皮膚にはほとんど衝撃はなく、皮膚の外へ血液が飛び出さず、皮膚の中で血液が滞ってしまいプクッと腫れてしまうのです。
それが血豆の正体なのです。
血豆の治し方
血豆は基本的に、自然治癒するのを待ちましょう。血豆が出来たら針などを使って、潰して血を出して早く治そうとする人がいますが、感染の危険があるので辞めましょう。
針や患部の消毒がしっかり出来ないと、患部から細菌が入るかもしれません。また、細菌が繁殖してしまうと患部は化膿してしまい、治りが遅いどころか病院へ行き治療するしかありません。
自己判断で潰すより、自然治癒を待った方が安全です。自然治癒を待つ場合、血豆が出来たらすぐに患部を冷却して、内部の出血を早く凝固させます。
そして、2〜3日後に温め血行を促してあげると、自然治癒でも少し治る時間が短縮されます。
糖尿病患者は足などにできた内出血は治りにくいので注意必要
糖尿病の三大合併症
糖尿病は現代病とも言われるほど、患者数が増えています。糖尿病になると、なりやすい三大合併症というものがあります。
- 糖尿病性網膜症
- 糖尿病性腎症
- 糖尿病性神経障害
の3つです。
これら合併症は、糖尿病発症後、数年かけて発症しやすいと言われていて、頻度も高く注意が必要です。
糖尿病性神経障害は内出血が治りにくい
糖尿病性神経障害というのは、痛みや熱い・寒いと言った温度感覚の機能が鈍ってしまい、感覚が分りにくくなってしまいます。
どこかにぶつけて内出血ができたとしても、痛みを感じずにそのまま経過し、また繰り返し同じ部分をぶつけてしまい悪化してしまうことも多いのです。
また、代謝の低下で傷の治りが遅いのも特徴です。
また、糖尿病と気づかず、知らないうちに内出血が出来ていて、痛みも感じないので放置していて検査してみたら糖尿病だったという患者さんも多くいるので、治りにくい内出血や傷があれば要注意です。
内出血ができたときの時間別の対応のしかた
内出血ができてすぐの場合
内出血が出来てすぐの場合には、患部を冷却しましょう。冷やすことで、血液の凝固を早めます。
また、痛みがある場合が多いので、冷却することで、痛みの軽減にもつながります。
患部の冷やし方ですが、保冷剤をタオルに巻いて使用したり、水で濡らしたタオルなどで冷やしましょう。
氷や保冷剤を直で当ててしまうと、低温ヤケドになってしまうので、必ずタオルなどを巻いて冷やしてください。
内出血後1〜2日経過したら
内出血ができてから、大きさや程度によりますが、大体24時間は冷やした方が良い時期です。冷却期間が過ぎたら次は温めます。
傷を早く治すには、細胞を活発にして修復の手助けをしなくてはなりません。
細胞を活発するには血流を良くするのが1番であり、患部を温めることが傷の治りを早くする近道なのです。
ホットタオルなどを用いて患部を温めてみましょう。
ふくらはぎと太ももに内出血ができ整形外科を受診した人の体験談
太ももとふくらはぎの筋につったような違和感と痛み、そして内出血があったAさんは、症状が心配になったので整形外科を受診しました。
病院へ行くと、先生による問診と触診が行われて結果は、骨には異常はなく、膝からくる痛みだろうという診断を受けました。
そして、痛み止めの内服薬と、湿布の処方で治療してみましょうということになりました。しかし、翌日の朝に足を見て見ると、昨日までなかった場所に内出血が増えていたそうです。
ふくらはぎはそうでもないようですが、太ももに出来た内出血は痛みを感じているようでした。。昨日整形外科での先生の診断では、膝からくる痛みと診断されたのに、違う箇所に痛みと内出血が出てしまい不安が出てきました。
また、その不安は、初めてかかる整形外科の先生だったということもあり、膝以外よく診てもらえてないので大丈夫なのかと強く思ってしまっているようでした。
内出血は時間が経過すれば消失するので様子をみることも必要
初めて行く病院で、初めて診察してもらう医師に対して不安に思う気持ちは誰にでも少しはあると思います。けれど、医師は何人もの患者を診察しています。
初診の患者だとしてもきちんと、患者からの情報を問診で聞き出し、患部の状態を視診します。そしてきちんと総合的に判断し診断を下すのです。
心配になってしまう気持ちもあるかもしれませんが、まずは、医師が診断したことを信用して、治療を開始するべきです。
しかし、医師も1回の診察では全ての状態を把握出来るわけではありません。患者の行動や原因になるような生活をしているところまでは分りません。
診察の中でいかに患者が情報を詳しく話せるかと言うことも重要になってきます。足に起こる内出血であったら、もしかすると知らない間にぶつけていることもあるかもしれませんし、
何か病気の影響かもしれません。内出血もそうですが、傷なら次第に薄くなって消えていきます。もし、治療を開始して、一定期間経っても治らなかったり、ヒドくなるようであれば再診や他院へ受診すると良いでしょう。